(C) Photo Courtesy of UFC
2014年9月5日にコネチカット州レッドヤードで『UFC Fight Night50 – Jacare vs. Mousasi』が開催された。
ホナウド・ジャカレイが6年前の2008年9月23日、さいたまスーパーアリーナ『DREAM.6』のミドル級トーナメント決勝戦にて、顔面の蹴り上げでKO勝ちを許してミドル級初代王者の称号を逃したゲガール・ムサシに、チョーク一本を極めリベンジを果たした。 スタンドで攻めたいムサシに対して、柔術家のソウザはテイクダウンして上を奪って仕掛けるソウザ。3Rには、グランドで上から攻め、立ち上がろうとしたムサシにギロチンチョークを極めたソウザが一本勝ち。見事にリベンジを果たし、現在は立場が逆転している事を証明した。
同じく日本のファンには馴染み深いアリスター・オーフレイムもセミファイナルに登場したが、無残にKO負けした。先にスタンドで攻撃したオーフレイムだが、頑丈なベン・ロズウェルは、まったく効いてないという感じで逆にカウンターでオーフレイムをふらつかせる。そして、最後は、オーフレイムの左フックにカウンターで合せたロズウェルの右パンチでアリスターはダウン。追撃のパウンドをレフェリーが止めて、ロズウェルが完勝した。ロズウェルはヘビー級らしく一発はあるが、勝ったり負けたりの中堅選手。それに完全にKOされたオーフレイムは再起できるのだろうか？思い起こせば、そのDREAM大会のセミもまたアリスター、この時の相手はミルコ・クロコップだったが、ノーコンテストに終わっている。
また、TUFヘビー級バウトでバカキャラでブレイク、元アメフトの人気者、マット・ミトリオンと、レガシーFCヘビー級王者になってUFCとの契約を勝ち取りUFCでも2連勝のデリック・ルイス。両者剛腕、一発でKOする破壊力をもつが、アメフトからTUFというエリートコースと、ローカルMMA大会で王座を奪って契約を勝ち取ったという対極の両者の対戦は、ミトリオンが豪快にKO。押し倒すようなパンチでKOして、ヘビー級の迫力満点の試合を見せつけた。
■ UFC Fight Night50 – Jacare vs. Mousasi
日時：2014年9月5日
場所：アメリカ・コネチカット州レッドヤードのフォックスウッズ・リゾート・カジノ
＜メインイベント ミドル級＞
○ホナウド・“ジャカレ”・ソウザ
3R 4分30秒 ギロチンチョーク
●ゲガール・ムサシ
＜セミファイナル ヘビー級＞
○ベン・ロズウェル
1R 2分19秒 KO
●アリスター・オーフレイム
＜ヘビー級＞
○マット・ミトリオン
1R 0分41秒 KO
●デリック・ルイス
＜ライト級＞
○ジョー・ローゾン
2R 2分14秒 TKO
●マイケル・キエーザ
電子書籍版はマット界舞台裏9月18日号潜入!北朝鮮REINA後楽園/蕨ショーン・オヘアK-1PRIDEケーフェイに掲載されました。
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