メイン州初進出！ライアン・ベイダー完勝！8・16『UFC Fight Night 47』

　2014年8月16日にメイン州バンゴーで『UFC Fight Night 47』が開催された。今大会はアメリカ合衆国最東北部に位置するメイン州にUFCが初上陸という事で、記念すべき大会となった。

　メインには、ライアン・ベイダー対オヴィンス・サンプルーのライトヘビー級戦が行われた。あの『スター・ウォーズ』の名キャラクター、ダース・ベイダーの名前をニックネームにしている実力者ベイダーに対するはUFCで連勝中のオヴィンス・サンプルー。タイトル戦線で活躍してきたベイダーと、これからタイトル戦線に乗り込みたいサンプルー。連勝中といっても、これまでは前座クラスだった為、サンブルーにとっては実力の試される一戦となるだろう。試合は、ベイダーが終始、テイクダウンを成功させ、試合を有利に進める。サンプルーも試合序盤こそ競り合っていたものの、5Rという長丁場に慣れておらずスタミナ的な問題もあり劣勢が続き、判定でベイダーが勝利した。タイトル戦線で戦う事の厳しさをベイダーが身をもって教えたという感じでベイダーが見事に判定勝ちした。

　セミファイナルには、ライト級の実力者同士、グレイ・メイナード対ロス・ピアソンの一戦となった。エリートレスラーであるメイナード、TUF9優勝者であるピアソンと、他競技で実績でMMAに乗り込んできた者と、UFCに憧れてMMAデビューした者という対照的な対戦となった。1Rはテイクダウンも成功したメイナードが手堅くポイントを稼いだが、2Rのスタンド展開でピアソンが逆転。パンチラッシュでメイナードを金網際でダウンさせ、追撃のパウンドでレフェリーがストップ。ピアソンがTKO勝利で見事に勝利した。

　会場がもっとも盛り上がったのは、地元メイン州出身のティム・ボッシュ対ブラッド・タヴァレスだった。かつて日本の岡見を豪快KOで葬ったボッシュだが、1Rは劣勢に追い込まれる。しかし2Rの撃ち合いでぶん回した左フックでタヴァレスをぐらつかせると、続いてハイキックから、右フックが完全に決まってボッシュが豪快な逆転KO勝利となった。一発の破壊力はさすがという感じで会場も爆発していた。

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■　UFC Fight Night 47
日時：2014年8月16日
場所：アメリカ・メイン州バンゴー

＜ライトヘビー級＞
○ライアン・ベイダー
　判定　3-0
●オヴィンス・サンプルー　

＜ライト級＞
○ロス・ピアソン
　2R 1分35秒 TKO
●グレイ・メイナード

＜ミドル級＞
○ティム・ボッシュ
　2R 3分18秒 TKO
●ブラッド・タヴァレス　

＜ウェルター級＞
○アラン・ジョウバン
　1R 4分23秒 KO
●セス・バジンスキー

＜ヘビー級＞
○ショーン・ジョーダン
　3R 2分03秒 TKO
●ジャック・メイ　

＜フェザー級＞
○チアゴ・タヴァレス
　1R 4分27秒チョークスリーパー
●ロビー・ペラルタ

プレミアムカード
＜フライ級＞
○ジェシー・フォルミーガ
　判定　3-0
●ザック・マコウスキー

＜女子バンタム級＞
○サラ・マクマン
　判定　2-1
●ローレン・マーフィー　

＜ミドル級＞
○トム・ワトソン
　判定　3-0
●サム・アルヴィー

＜バンタム級＞
○フランキー・サエンズ
　判定　3-0
●ノーラン・テッィクマン

電子書籍拡大版はマット界舞台裏8月28日号IGF北朝鮮K-1MAXタイTNA延命Sスラム大日本3連戦潮崎諏訪魔Teensに収録されました。

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