週刊マット界舞台裏’10年5月13日号

 『週刊プロレス』実売数20万部時代の編集長であるターザン山本氏はすでに終わった人間なのか、それともまだまだ底力と才能を発揮するだけのバイタリティーを持っているのか?
 30年来の友人である井上譲二氏の問い掛けにターザンは「俺はまだ死んじゃいない。近々、どデカイことをやってみせるよ」と自信満々に語ったという。そんなとき、ターザンが究極の暴露本を6月に発売するという情報が飛び込んできた!
 ところが、ネット族からヘタな芸能人よりも注目されるターザン山本氏の発言の真意を井上氏が探ったところに、ターザンの“どデカイ”ことは1つじゃないという情報も……。
 ターザンの本とはちょっと違うが、井上譲二氏も今週の「マット界舞台裏」で『週刊ファイト』時代の秘話をカミングアウトしている!
 30数年に及ぶプロレス記者生活の中で、100人近い内外のレスラー、プロレス関係者と接してきた井上記者。『週刊ファイト』の記事でもめることはあっても大半が好人物だったが、ほんの数人だけ人間性の良くない“嫌なヤツ”がいたという。
 その筆頭がオールドファンならご存じのK氏。「後にも先にも、あれほど嫌なヤツとは出会ったことがない!」と吐き捨てた井上氏は、K氏がいかに嫌なヤツかをここぞとばかりにブチまけた!
 甘いマスクと他のレスラーにはマネの出来ないクラシックスタイルのプロレスで武藤敬司、小島聡に次ぐ人気を博した西村修。
 その西村も今夏の参議院議員選挙で当選すれば事実上の現役引退かと思いきや、レスラー国会議員としてリングに上がるもよう。先日行われた『西村修を励ます会』にも、全日本プロレスの武藤敬司社長をはじめ、プロレス関係者も多数出席したようだ。
 “議員レスラー”として全日プロに復帰すれば話題性もあると思われるが、それどころか、全日プロ再建のカギを握る男として武藤は多大な期待をかけているという。果たして、その理由は・・・?
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、1年前のIWGPヘビー級王座の移動劇について振り返っている。今年のゴールデンウィークも中邑真輔から真壁刀義にIWGP王座が移動し、博多大会を大いに盛り上げたが、1年前は「報道陣も誰1人予測しなかった」という中西学のIWGPヘビー初戴冠というビッグ・サプライズが起こった。
 中西のIWGP初戴冠はファンの感動を呼び、結果的には王座陥落となった棚橋弘至とのリターンマッチは2009年のプロレス大賞年間ベストバウトの最終候補にまで残った。このビッグ・サプライズに関する舞台裏をいち早く取材した井上記者の記事は必見!
 これを読めば、今年の真壁のIWGPヘビー初戴冠もより味わい深いものになるはずだ。
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、ローカル・インディの実態を知る資料としても貴重なJWA東海プロレスのルポから。ここ数大会やりたい放題のはぐれNWD軍。今日は謎の助っ人を連れてくるというがいったい誰なのか? 関西地区では知る人ぞ知る太っちょロック様ことZackが…。しかしこのメインのタッグ戦は、長瀬博之いわく「長ん瀬き落としっつうんだよ!」で、チャンピオンの野崎王我から完全フォール。波乱の大会となったのだ。
 一方、GW中のガッツワールドは横浜赤レンガ大会を敢行。初代GWC認定シングル王座決定トーナメント決勝戦で戴冠を果たしたのはガッツ石島であった。ただし、横浜銀蝿の翔さんから、佐藤レフェリーの10周年まで、ここまで詳細に全容をルポしたレポートは他のいかなる媒体でも見つけることは出来ないだろう。ガッツワールドを熱心に追いかけているファンにとって必携の永久保存版であるだけでなく、インディ関係者には問題提起箇所を含めて必読の仕上がりとなっている。

植松寿絵vs.アップルみゆき
星野勘九郎&竹田誠志vs.末吉利啓&MIN∀MI
ガッツ石島vs.吉野達彦
写真:音楽写真師BIG板井
結果速報by征木大智
 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼「近々、どデカイことをやってみせる」と語ったターザン山本の真意は…
▼井上譲二記者がこれまで出会った中で、最も“嫌なヤツ”とは
▼参議院選に出馬した西村が、全日プロ再建のカギを握る!?
<アーカイブス2009>
▼中西のIWGP初戴冠というビッグサプライズの舞台裏
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼4・25 JWA東海プロレス第180回大会NWD対抗戦で王者・野崎が不覚!
▼5・2ガッツワールド「Happy Endばかりがプロレスじゃないのさ!!」
▼タブー続出企画<海外情報局vol.36>
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「どデカイことをやる!」とブチ上げたターザン山本氏の真意に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年5月13日号

商品コード inouejojiz174

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