10・2WBCムエタイ・ジャパン第2回大会 The Path to the World Champion出場選手コメント

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ジョムトーン・チューワッタナ
「さすがムエタイ!という試合をする」
「大和選手のことは、実はよく知りません。昨年のK-1・63kg級の日本チャンピオンだということは、友達の日本人から聞きました。過酷なトーナメントを勝ち抜いて優勝したということは強い選手に違いないと思うので、油断せずに闘うつもりです。日本で試合を行うのはこれで3回目ですが、どこの国であろうがよい試合をしないといけないと常々思っているので、今回も皆さんにいい試合をお見せしたいと思っています。試合に関しては、まずは、勝つこと。チャンスがあれば、KOしたいです。前回来日した時はボクシングの試合でしたが、今回はムエタイルールなので、とてもやりやすいですね。自分本来の闘いをお見せできると思います。今回は特にWBCムエタイの大会ということですので、皆さんに「さすがムエタイ!」と思ってもらえるような試合をしたいと思っています。ヒジ、ヒザ、蹴り、パンチの全てを使って、これこそがムエタイだと感じていただけるような闘いをして勝ちたいと思いますので、応援してください」
大和哲也「世界タイトルを狙うために勝つ」
「ジョムトーン選手の試合映像はけっこう見てますね。同じ試合を何回も見たり、ゲーオ戦とかアトム山田戦とか、いろいろ見ています。背が高くて手足が長くて、まっすぐ来る左ストレートと左ミドルと、それから前蹴りもヒザ蹴りもうまいと思うんで、やりにくいだろうなとは思いますね。ヒジもうまいし。サウスポーが苦手とよく言われるんですけど、自分では特に意識もしてないですし、対策はすごくやってるんで大丈夫です。タイ人との試合はけっこうやってきていて噛み合うようになったと思っているので、口でいろいろ言うよりは試合でお見せしたいと思います。その意味で、8月に続いてタイ人との連戦はちょうどよかったですね。相手もルンピニーのチャンピオンだったので、それに勝てていい流れができたと思ってます。去年の大会はセコンドで行っただけだったので、そこにメインで出られるのはうれしいですし、緑のベルトは欲しいと思っているので、WBCタイトルは狙っていきたいと思ってます。なので、この試合はしっかりいい試合をして勝って、次につなげたいと思います」
【WBCムエタイ日本バンタム級王座決定戦】
闘魔「獲物を狩るように倒す!」
「幸二郎選手は一応3試合くらいビデオを観ましたが、あまりこれと言って印象はないです。相手がどうのって言うより、興行の中で一番盛り上がる試合をして、名前を覚えてもらいたいですね。特に今回はほとんどの試合がタイトル戦なので、その中でも一番良かったと言われる試合をして、会場を盛り上げたいです。ベルトのことはあまり意識していません。タイトル戦だとか、ベルトだとかというよりも、とにかく良い試合で勝って会場を盛り上げたいというのが一番です。獲物を狩るように倒して盛り上げたいです。メインよりも盛り上がる試合をしたい。会長からは実力の差を見せ付けるようにと言われているので、そういう試合をして、勝って軽量級を盛り上げたいです」
幸二郎「このチャンスはいただきます」
「映像であらし戦とか3試合ぐらい見ましたが、手足が長い選手だなと思いました。警戒するのはやっぱりヒジ打ちですね。僕も苦手なので。向こうは遠い距離と近い距離の前蹴りがあるので、間合いが命になってくるかなと。うまく自分の間合いで闘おうと意識しています。今回、ありがたい話が舞い込んできてチャンスだなと思いますね。このところ、勝ててない状態なんですが、連敗中の選手にこういう話が来ることは普通ないと思うので、チャンスをものにしたいと思ってます。タイトルマッチは初めてですが、気負ったりはないので、いつもどおりに闘いたいです。向こうも倒しに来るでしょうから、KO決着になると思うんで、僕も倒しに行きたいです。倒さないと勝てないと思うし、僕もKOはけっこう多いので、当たれば倒れるというイメージをもう1回自分の中で作って、試合に臨みます。このチャンスはいただきます!」
※バンタム級、スーパーバンタム級王座について
今大会ではWBCムエタイ日本バンタム級、スーパーバンタム級の2階級で王座決定戦が行われますが、昨年のWBCムエタイ日本大会で王座を獲得した梅野源治選手(スーパーバンタム級)、藤原あらし選手(バンタム級)の両王者は9月30日をもちまして王座返上となります。
【メインイベント WBCムエタイ女子インターナショナル・ライトフライ級王座決定戦】
デニス・メラー「アグレッシブで感動的な試合をお見せします」
「エリカ選手は非常に戦績の良い、急成長中の選手だと認識しています。だから今回、特に彼女と闘いたかったのです。彼女の試合は見ていますが、自分のスタイルで闘いたいので、あまり細かい研究はしていません。ファンの皆様にとってエキサイティングな試合をしたいです。そのような闘いをするために日本に行きますし、ハードな闘いをするつもりです。エリカ選手も私もともにアグレッシブなハードパンチャーとして知られているので、アグレッシブで感動的な試合をお見せできると思います。もちろん5ラウンド闘うつもりですが、私たちはどちらもハードパンチャーなので、すぐに終わるかもしれないですね。日本の格闘技ファンの方々に、ムエタイの世界の技術をお見せできるように、私は情熱的で強いアスリートとなるべく、日々ハードなトレーニングをこなしてきました。試合結果はどうであれ、世界の中で非常にコンディションの整った女性ファイターとしての技術をお見せします!」
【WBCムエタイ日本スーパーライト級タイトルマッチ】
高橋誠治「挑戦者のつもりで向かっていく」
「菅原選手は体もガッチリしていて、オールラウンドに何でも上手な選手という印象ですね。あと、投げるのがうまいと思います。圧力があるので、押されないように気をつけたいです。映像を見た感じでは当たりそうな技のイメージがあるので、それを試しながら、やりながらしっくり来る技で攻めたいと思います。蹴りは出さないと怒られちゃうんで(笑)出しながら、当たる技で勝ちたいですね。今回、負けたらベルトを取られちゃうんで普通の試合とは違うんですけど、でもまあ、いつも通りですね。相手も強いですし、挑戦者のつもりでしっかり向かっていきたいと思います」
【WBCムエタイ日本ライト級次期挑戦者決定戦】
宮越慶二郎「第1試合から熱い試合をしてKO!」
「黒田選手は何試合か見させてもらいましたが、けっこう手を出してくるタイプで、どっちかと言ったらちょっとやりにくいかなという印象ですね。パンチと、たまにバックブローとかも出してくるので、気をつけたいです。ムエタイスタイルで、組んでも首相撲とかでも強いと思うんですが、そこをやられないように自分もパワーをつけてきたので、やり返したいですね。ローキックから、最終的にはいつものようにパンチで倒したいと思ってます。NJKFのチャンピオンとして看板を背負ってるのでプレッシャーもあるんですけど、勝ちたいですね。大会の最初なので、自分が熱い試合をしてKOして、その後のタイトルマッチも盛り上がればいいなあと思います。ライト級タイトルマッチはどっちが勝つか分からないですけど、どっちが来ても自分にとっては勝ったら出世できるので、どっちでもいいと思っています。1試合目からお客さんを盛り上げるような熱い試合をします!」
黒田アキヒロ「大会で一番の試合をする自信がある」
「宮越選手はトータル的にバランスのいい選手ですね。穴がないし、パンチはもともとあるのに加えて、ムエタイスタイルの蹴りが見違えるほど上手になってるので、そこを警戒しています。一発をもらわないようにして、やっぱりムエタイなので接近戦になったら首相撲を仕掛けるようにしていきたいと思っています。大会前、1週間ほどタイのルークプラバーツジムに合宿に行っていました。ムエタイだけに専念できて、自分の下手なところを分かってくれていて修正できたので、1週間ですけどすごく密度の濃い練習ができました。自分は1本のベルトじゃ周りに納得してもらえてないし、自分も納得してないので、2本目は必ず獲りたいですね。その相手がまずは宮越選手で、その先は決まったらまた自分の頭の中で考えていきたいです。この大会は自分でもワクワクするし、みんな自分が一番だと思って闘ってるんで、その中でどれだけ自分が輝けるかが自分の中での勝負ですね。この中で一番の試合をする自信があります!」
【WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ】
大槻直輝「この試合で勝つことが生存戦略上大事」
「加藤選手はスピードもあるし、攻撃力もある良い選手です。一年前の試合を経て、お互い反省点も修正点もあると思いますが、前回とは同じ展開にはならず、違う展開になると思います。この一年、色々な攻撃を練習して来ましたし、引き出しも増えたので楽しみにしていて下さい。WBCムエタイは初めて獲ったベルトだし、ずっと持っていたいです。この試合に勝つことがこの階級でトップでやっていく上での生存戦略上大事だと思っています。今回は2度目の防衛戦なので、防衛してぜひインターナショナルに挑戦したいです。この階級で、加藤選手より強い日本人選手はなかなかいないですが、やりたい選手はいるので、ぜひこの試合に勝って、そういう選手とも試合がしたいです。この試合に勝って、ワイルドに吠えます!」
加藤竜二「去年とは全てが変わった」
「去年とは全部変わりました。強さも変わっているので、とにかく楽しみにしていてください。相手の印象は、しつこいタイプで組んできてやりにくいタイプです。でも作戦も十分に立てましたし、自分自身闘い方も変わったので、面白い闘いになると思います。WBCムエタイは、一番欲しいベルトです。一階級下げて、できればライトフライでインターナショナルのベルトを獲って、世界を獲りたいです。海外の選手とも試合したいし、海外でも試合がしたいです! まずはこのベルトを獲って、他にもいっぱいベルトを獲りたいと思います。1年前は負けましたが、今年は乗っているし、自分の方が試合数もしているので、必ずベルトを獲りに行きます!」
【WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦】
新人「健太さんに刺激受けた。感動与える試合を」
「日下部選手は格闘技界では自分より有名な選手なので、その選手に勝って自分の名前を有名にできたらと思います。動きが速い選手で、パンチが強くて捕まえづらそうだなとは思いますけど、噛み合うんじゃないかなとは思ってます。自分の方が10cm以上身長が高いので、自分の距離で相手に入ってこさせないようにすれば勝機はあると思ってます。この試合は他の選手が出られなくなって自分に話が来たと聞いたんで、このチャンスをもらったことに感謝して、しっかり勝ってベルトをものにしたいですね。同じジムの健太さんがKrushでベルトを獲ったのを生で見て感動したので、自分もお客さんを感動させられるような試合をしたいですね。日下部選手に自分の試合をさせないで、自分のペースで闘うので、そこを見てほしいと思います」
日下部竜也「ヒジを使わなくても勝てるところ見せる」
「新人選手の試合は1回だけ生で見たことがあって、映像でも見ています。背が高いので手足が長いというのと、ヒジがあるのだけは怖いですね。自分はいつも通り闘うつもりです。変わったことをやるつもりはないので。作戦はありますけど、僕のスタイルはこうだと会長から言われているものがあるので、いつも通りに練習しています。ヒジありは初めてですが、ヒジを出すのも受けるのも練習はしたので大丈夫だと思います。ただ相手が大きいので、そう使うことはないと思いますけど、打てる時は打ちたいですね。4月にプロで初めて負けはしましたが、気持ちを入れ替えて練習したので、特に問題はありません。チビでもデカイ相手に勝てるっていうところとか、ヒジありでもヒジを使わずに勝てるというところも見せたいし、最後は会長と練習した技で倒しきりたいですね」
■ WBCムエタイ・ジャパン第2回大会 The Path to the World Champion
日時: 2011年10月02日(日) 11:00~
会場: 後楽園ホール
<メインイベント WBCムエタイ・スーパーファイト>
ジョムトーン・チューワッタナ(タイ/ラジャダムナン&WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
vs.
大和哲也(大和ジム/WMCインターコンチネンタル・ライト級王者、K-1 MAX ?63kg 2010日本王者)
<メインイベント WBCムエタイ女子インターナショナル・ライトフライ級王座決定戦>
デニス・メラー(イギリス/元WBCムエタイ女子インターナショナル・ミニフライ級王者)
vs.
神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者、Girls S-cup2011トーナメント優勝)
<セミファイナル WBCムエタイ日本ライト級タイトルマッチ>
羅紗陀(キングジム/王者・世界13位)
vs.
増田博正(スクランブル渋谷/挑戦者、世界14位、元全日本ライト級王者)
<WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ>
大槻直輝(OGUNI GYM/王者)
vs.
加藤竜二(橋本道場/挑戦者、MA日本&WPMF日本フライ級王者)
<WBCムエタイ日本スーパーライト級タイトルマッチ>
高橋誠治(東京町田金子ジム/王者)
vs.
菅原勇介(TARGET/挑戦者、J-NETWORKスーパーライト級王者)
<WBCムエタイ日本バンタム級王座決定戦>
闘魔(新宿レフティージム/WPMF日本&M-1スーパーフライ級王者)
vs.
幸二郎(OGUNI GYM/NJKFバンタム級2位)
<WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦>
新人(E.S.G/NJKFスーパーバンタム級1位)
vs.
日下部竜也(OISHI GYM/シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者)
<WBCムエタイ日本ライト級次期挑戦者決定戦>
宮越慶二郎(拳粋会/NJKFライト級王者)
vs.
黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者)
主催:WBCムエタイ実行委員会
席種・料金: 
     S席:8.000円/A 席:6,000円
   ※VIP席、SRS席、RS席、B席は完売しました。
協賛:アサヒカルピスビバレッジ(株)、(株)マーシャル・ワールド、アディダス・マーシャルアート他
お問い合わせ:ニュージャパンキックボクシング連盟 03-6912-7247
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