『Strikeforce: Overeem vs. Werdum』 ”剛”アリスターx”柔”ファブリシオかみ合わず

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『Strikeforce: Overeem vs. Werdum』
日時:2011年6月18日
場所:アメリカ テキサス州ダラス
メインカード
<ヘビー級トーナメント 5分3R>
○アリスター・オーフレイム
(判定 3-0)
●ファブリシオ・ヴェウドゥム
ヒョードルを倒した男、ヴェウドゥムが、アリスターの前に立ちはだかる。確かに圧倒的な強さを誇っているアリスターだが、ここ近年、MMAでは対戦相手のレベルが低かったのも事実。このカードは試金石になりそうだ。
寝技に持ち込みたいヴェウドゥムは、タックル、引き込みを繰り返すが、アリスターは絶対に付き合わない。ラウンドが進むにつれ、わざとらしく倒れて引き込むヴェウドゥムだが、アリスターも寝技を避け続ける。意外にヴェウドゥムの打撃も良いのだが、どうしてもグランドに持ち込みたいのとスタミナ切れからか、すぐに寝転んでしまうので印象が悪い。猪木、アリ状態になる事も多く、また試合後半は、ヴェウドゥムがガードポジションになる場面も増えたが、極めるまでは至らず。試合終了直前にヴェウドゥムが膝十字を仕掛けるもタイムアップ、判定でアリスターが勝利。判定にはまったく問題ないものの、アリスターもあの爆発的な強さを見せる事が出来ずお互いの評価を落した一戦だった。
<ヘビー級トーナメント 5分3R>
○ジョシュ・バーネット
(2R 1分17秒 肩高め)
●ブレット・ロジャース
PRIDEで活躍したバーネットだが、性格的な問題もあって、近年はメジャー大会、強豪相手のカードが無かった。ロジャースも底が見えたファイターではあるが、今のジョシュがどれくらいの実力なのか計る意味ではいい感じのマッチメイクだろう。
当然、打撃勝負を避けたいバーネットはすぐに組みつき持ち上げてテイクダウン。マウントまで行くもその後、決め手なくラウンド終了する。2Rも同じ展開で、会場から大きなブーイングが起こるが、その刹那、バーネットが肩固めを極める。これが極まってロジャースはタップ、バーネットが一本勝ちした。
<ライト級 5分3R>
○ホルヘ・マスヴィダル
(判定 3-0)
●KJヌーン
元EliteXCライト級王者にしてストライクフォースの人気者、KJヌーンに対するは、あの北岡悟を殴り倒してTKO勝利した実績のあるホルヘ・マスヴィダルだ。
スタンドでヌーン優勢、マスヴィダルはテイクダウンで攻める展開だったが、1R終盤、ヌーンのタックルに合わせたマスヴィダルの左ハイキックがクリーンヒット。ヌーンは完全にダウンし、マスヴィダルが追撃のパウンド、ヌーンは何とかラウンド終了に助けられる。それで勢いがついたマスヴィダルが、その後もテイクダウンを何度も決めて優勢に試合を進め、判定勝ちした。
<ヘビー級 5分3R>
○ダニエル・コーミエ
(判定 3-0)
●ジェフ・モンソン
MMA全勝、レスリング五輪4位の実績がある次代のヘビー級トップを担うコーミエに対するは、超ベテランであるジェフ・モンソン。コーミエにとって初めての世界的に知名度のある選手、モンソンとの対決は、現在の実力のテストになる。
スタンド打撃で圧倒的、有利に試合を進めるコーミエ。寝技に持ち込みたいモンソンに付き合わず、打撃で嬲り殺しという状態。打たれ強さに定評のあるモンソンは耐え続けるも防戦一方。そのまま一方的な状態でコーミエが判定勝ちした。
<ヘビー級 5分3R>
○チャド・グリッグス
(1R 2分08秒 TKO)
●ヴァレンタイン・オーフレイム
弟の七光りという汚名を返上したいヴァレンタインには、ボビー・ラシュリーを下して一躍、脚光を浴びたチャド・グリッグスだ。
当然、スタンド打撃を避けるグリッグスが、組みついてテイクダウンを狙う。ヴァレンタインは逆に浴びせ倒そうとするが、グリッグスがそり投げ気味にテイクダウン。そのまま強烈なパウンドを叩きこむと、ヴァレンタインは嫌がり、敗北のポジション亀になってうずくまる。グリッグスの勢いは止まらず、ひたすら強烈なパンチを叩きこむと、ヴァレンタインは死に体でタップ。グリッグスが圧勝した。
プレリミナリーカード
<ライト級 5分3R>
-J.Z.カルバン
(2R 0分31秒 ノーコンテンスト)
-ジャスティン・ウィルコックス
<ライト級 5分3R>
○コナー・ヒューン
(判定 3-0)
●マグノ・アルメイダ
<ウェルター級 5分3R>
○ナーション・バレル
(判定 3-0)
●ジョー・レイ
<ウェルター級 5分3R>
○アイザック・ヴァリーフラッグ
(判定 2-1)
●ブライアン・メランソン
 詳細版は週刊マット界舞台裏'11年6月30日号 和田京平讃 猪木長州確執IGF破局に掲載されました。
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