2・19 シュートボクシング後楽園 宍戸、ボーウィーにリベンジ達成!鈴木、復帰戦で快勝!

『SHOOT BOXING 2011年シリーズ開幕戦SHOOT BOXING2011 act.1』
日時:2011年2月19日
場所:後楽園ホール 17:30開始

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<メインイベント 第10試合 68kg契約 3分5R(無制限延長R)>
○宍戸大樹(シーザージム/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
(5R 判定3-0)(北尻=50-45、鈴木=50-47、津山=50-46)※1Rにストレートでダウン、2Rにシュートポイント1を奪取
●ボーウィー・ソー・ウドムソン(タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション/WMC世界ウェルター級王者、元ラジャダムナン・フライ級王者)
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両者は2009年9月のシュートボクシング後楽園大会で対戦。そのときはボーウィーが5RでKO勝ちをおさめている。
1R、宍戸はバックスピンキック、サイドキックなどテンポ良い攻撃でボーウィーの圧力を阻止。
ボーウィーはどっしり構えるもなかなか得意のインファイトに持ち込めずジャンピング右ハイキックを多用する。
ラウンド終了間際ボーウィーが不用意に前に出ると宍戸が左ジャブを当てるとボーウィーはダウン!
2R、ボーウィーは距離を詰めてボディフックに膝で攻める。
組み合いの展開から宍戸が前方への右の首投げでシュートポイント1を奪う。
その後も宍戸はサイドキック、ジャブ連打などでボーウィーを中に入れさせず。
ボーウィーの右ハイキックをガードすると左ハイキックを返す。
3R、宍戸はこのラウンドからは右ローを多用。
前蹴り、バックハンドブローとさらに多彩な攻めをみせる。
ボーウィーは距離を詰めて膝、それに対して宍戸は投げを狙うなど組み合う時間が増える。
4R、オーバーハンドで左右のフックを振り回して前に出るボーウィーに対し宍戸は左右のミドルやサイドキックで距離をとる。
なかなか突破口が見えないボーウィーだが、近距離から飛び膝を狙う。
宍戸は接近戦でも冷静にジャブと左アッパーを何度も当てる。
尚も前に出るボーウィーだが、フックもバックハンドブローも空を切ってしまう。宍戸がペースを握り続けたまま4Rまで終了。
最終ラウンド、ここまでポイントをリードしているにも関わらず宍戸はバックスピンキック、サイドキックで果敢に攻め無尽蔵のスタミナを発揮。
対するボーウィーも疲れが見えながらも渾身のフックで前に出て左ボディフック、膝蹴りへ攻撃をつなげる。
宍戸はさらに左右のバックスピンキックを見せるが、ボーウィーは前に出てガードの上からフックを打ち込むが最後まで宍戸を崩せず試合は終了。
豪腕で知られるボーウィーの圧力をテクニックで封じ、最後まで驚異的なスタミナを見せつけた宍戸が見事にリベンジマッチをものにした。

<セミファイナル 第9試合 スーパーウェルター級 3分3R(無制限延長R)>
○鈴木 悟(バンゲリングベイ・スピリット/UNIT-K/元プロボクシング日本ミドル級王者)
(1R 1分55秒 KO)※右ストレート
●弘中邦佳(マスタージャパン/ケージフォース・ライト級(70.3kg)王者)
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総合格闘技界からの刺客弘中を迎え撃つのは昨年シュートボクサーへとの変身を遂げ、これがケガからの復帰戦となる鈴木悟。
ガードを固めて前に出る鈴木に対して弘中はワンツーで前に出て組み付く。
鈴木は首投げを狙うが弘中はこれを阻止。
再度組み付いた弘中に鈴木が首投げを仕掛け、さらに弘中がバックにまわりバックドロップ。これが綺麗に決まりシュートポイント2が弘中に与えられる。
スタンド再開後、弘中がプレッシャーをかけ鈴木はロープを背にして後退。
ここぞとばかりにパンチを出す弘中に鈴木のカウンターの右ストレートが炸裂!
弘中は一度目のダウン。
カウント後さらにパンチの攻防が続き、精度の上回る鈴木のストレートが再び弘中の顎を貫き2度目のダウンが宣告される。
弘中はファイティングポーズを取るも足元がおぼつかず、それを観たレフェリーが試合をストップ。
元ボクシング日本王者の貫禄を見せつけ復帰戦を快勝した鈴木には会場から暖かい拍手が送られた。

<第8試合 64kg契約 3分3R(無制限延長R)>
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位)
(3R 判定3-0)(北尻=28-27、津山=28-26、平=29-25)
●大澤茂樹(SRC本部道場)
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昨年S-CUPでは石田光洋にKO勝ちを収めた上り調子の鈴木。今回の総合格闘技界からの刺客はSRC育成選手の大澤茂樹。
腰を落とし足を大きく開く総合の構えをする大澤に対し鈴木は強烈な左ローを打ち込みながらプレッシャーをかける。
大澤は細かいステップからロー、フック、ボディストレート。さらにタックルを試みるも高さが足りずポイントとはならず。
再開後、鈴木が飛び込んで左ストレートを打つとこれがクリーンヒットとなり大澤がダウン!
再開後、タックルで投げを狙う大澤を鈴木は仕留めきれずこのラウンドは終了。
2R、大澤がタックルから大きく持ち上げ鈴木をリングに投げつけるもわずかにシュートポイントの規定には届かず。
鈴木のローキックに対して大澤が苦悶の表情を浮かべるのが目立ち始める。
鈴木のハイキックの打ち終わりに大澤の左フックが顔面を捉え一瞬鈴木の腰が落ちる場面もあるが、鈴木は突き放してロー。大澤はスタンドに付き合わず徹底した投げを狙ったファイトにチェンジするものの、タックルからではなかなか高さが十分な投げには至らない。投げに対して消極的な防御をしたことにより鈴木にはイ エローカードが提示される。
さらにはもつれて倒れこんだ直後に鈴木が大澤へ攻撃をしたため2枚目のイエローで減点1が宣告される。
終了間際にそれまでのタックルとは異なる首投げでシュートポイント1を大澤が獲得。
3Rになると鈴木はそれまで以上に徹底してローキックを放つ。大澤は鈴木の前蹴りをキャッチし軸足を刈ってこかすなどするも流れを変えることはできず。
大澤が投げを狙うことをやめ、インファイトに持ち込むとこれに鈴木が応えて打ち合いに。
ダウンを奪いローでダメージを与えた鈴木が本職の強さを見せつけ判定勝ちを収めた。

<第7試合 53kg契約 3分3R(無制限延長R)>
○高橋 藍(シーザージム/Girls S-cup 2010準優勝)
(2R 2分55秒 TKO)※レフェリーストップ
●サーサ・ソーアリー(タイ/WPMF世界女子フライ級王者)

<第6試合 フェザー級 3分3R(無制限延長R)>
●伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級1位)
(2R 50秒 KO)※左ハイキック
○津田達也(立志会館/SB日本スーパーバンタム級6位)

<第5試合 スーパーフェザー級 3分3R(無制限延長R)>
○歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級2位)
(3R 1分58秒 KO)※右フック
●菅原悠次(シーザー力道場/SB日本スーパーフェザー級5位)

<第4試合 フェザー級 3分3R(無制限延長R)>
○高島龍弘(シーザー力道場/SB日本フェザー級4位)
(3R 判定2-0)(和田=29-29、大村=29-28、津山=30-29)
●元貴(立志会館/SB日本フェザー級5位)

<第3試合 63㎏契約 3分3R(最大延長2R)>
●松花征也(グラップリングシュートボクサーズ)
(2R 2分9秒 ドクターストップ)※3ダウン
○本村康博(AACC)

<第2試合 スーパーライト級 3分3R(最大延長2R)>
○亮AKB(PUREBRED川口PEDIPS)
(延長1R 1分25秒 TKO)※有効打によるカット 本戦3R判定 1-1(小倉=29-29、津山=30-29、平=29-30)
●チャップリン木山(フリー)

<第1試合 スーパーウェルター級 2分3R(延長1R)>
○坂本優起(シーザージム)
(3R 1分18秒 KO)
●坂東太郎(W・W-1マッハ道場坂東支部)

<オープニングファイト スーパーウェルター級 2分3R(延長1R)>
○JANBO YO-SUKE(シーザージム新小岩)
(2R 左膝 KO)※1RにJANBOにレッドカードあり
●林 慶樹(湘南ジム)

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