シュートボクシング、2009年第一弾興行「武志道-bushido-其の壱」が後楽園ホールで開催された。佐藤ルミナ、マモル、MIKUという総合格闘技のビックネーム、とりわけ、佐藤ルミナの参戦の影響からか、前売り券はソールドアウト。急遽、当日券の立ち見席を入れるも、立見席も鈴なりになる大盛況で、文字通り超満員だった。
今年初の大会が超満員の中、挨拶するシーザー会長
その注目のルミナはオーストラリアのキック選手、マイク・キャンベルと対戦。セコンドに緒形健一、小野寺力をつけて、試合序盤からローキック、パンチ連打、膝蹴りなどで試合を有利に進めていく。2Rにはルミナが更に攻勢、修斗仕込みのテイクダウン、そして首相撲からの左右の膝蹴りをキャンベルに叩き込み、キャンベル側のセコンドがタオル投入でルミナがTKO勝利を飾った。会場はルミナの立ち技初勝利に大歓声だった。
やはりルミナへの声援が凄かった。
ルミナの立ち技初挑戦、初勝利で会場も爆発。
またメインではシュートボクシングのエース、宍戸が中国散打の強豪ウェイ・シュウレイ。ウェイはキックとは違う中国散打の動きで1Rは圧倒。顔面を払うサイドキックや高速ハイキックなど、カンフー映画の様な迫力満点の攻撃で宍戸を追い詰める。宍戸絶体絶命と思われたが、2R以降は持ち直し、ウェイのスタミナ切れもあり、ペースを掴んでいく。3R、遂に宍戸のカウンターの膝蹴りで逆転のKO勝利を決めてくれた。
エース、宍戸は難敵、ウェイに逆転勝ち。
また、セミファイナルではオーストラリアの豪腕、グレッグ・フォーリーが金井を相手に身体ごと突っ込んでいく豪快な右フックを叩き込み、いきなりダウンを奪う。これで勝負あり、なんとか立ち上がった金井を膝蹴り連打でTKO。わずか37秒で勝利し、恐ろしい選手の台頭を予感させた。
豪腕フォーリーはフックが冴えて秒殺勝利。梅野vs山口も盛り上がった。
また同じく総合からの挑戦者、マモルは試合を終始有利に進め判定勝ち、MIKUは1R、KO勝ちとそれぞれ見事な勝利を飾った。
MIKUはKO勝利。マモルはいつものアフロで登場、判定勝ちした。
主な試合結果
第12試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○宍戸大樹(シーザージム)
(3R 1分53秒 KO)※膝蹴り
●ウェイ・シュウレイ [魏 守雷](中国/中国武術協会)
第11試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○グレッグ・フォーリー(オーストラリア/ジャブアウト)
(1R 0分37秒 TKO)※膝蹴り
●金井健治(ライトニングジム)
第10試合 56kg契約 3分3R(無制限延長R)
○マモル(シューティングジム横浜)
(判定 3-0)
●えなりのりゆき(シーザージム)
第9試合 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
○歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン)
(延長判定 3-0)
●石川剛司(シーザージム)
第8試合 65kg契約 3分3R(無制限延長R)
○佐藤ルミナ(roots)
(2R 2分14秒 TKO)※膝蹴り→タオル投入
●マイク・キャンベル(オーストラリア/ジャブアウト)
第7試合 71kg契約 3分3R(無制限延長R)
○梅野孝明(シーザージム)
(判定 3-0)
●山口太雅(寝屋川ジム)
第6試合 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
○鈴木博昭(ストライキングジムAres)
(判定 3-0)
●島田洸也(シーザー力道場)
第5試合 女子51kg契約 3分3R(無制限延長R)
○MIKU(クラブ・バーバリアン)
(1R 1’01” KO)※膝蹴り
●富田美里(シーザージム)
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