(C)GLORY
9月9日（現地時間）にバージニア州ノーフォークで『Glory 33 New Jersey』が開催された。
K-1崩壊後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。
今大会では、神々の階級であるヘビー級王座戦が行われた。現ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンが、アンダーソン・シウバの挑戦を受けた。グローリーの絶対王者と化しているヴァーホーベンだが、年末には、あの悪魔王子バダ・ハリとの史上最大のスーパーファイトが控えているだけに絶対に負けられない一戦だ。試合はヴァーホーベンが横綱相撲で圧勝。ローキックで痛めつけながら、パンチ、キックで圧倒。2Rにはハイキックでダウンを奪い、なんとか立ち上がってきたシウバを更にローキックでダウンを奪って完勝。バダ・ハリ戦へ弾みをつけた。
またミドル級王座戦も組まれ、王者サイモン・マーカスが、ジェイソン・ウィルニスの挑戦を受けた。試合は序盤こそマーカスが手数を出し圧倒するも、1R終盤にウィルニスがマーカスをコーナーに追い詰めてノーガードのマーカスを滅多打ちでスタンディングダウンを奪う。そして2Rもウィルニスが圧倒、マーカスから3度のスタンディングダウンを奪いTKO勝ち。ウィルニスが新王者に輝いた。
更にフェザー級王座挑戦者決定トーナメントも開催され、マット・エンブリーが優勝を果たした。
■ Glory 33 New Jersey
日時：2016年9月9日（現地時間）
場所：アメリカ・州トレントン
＜ヘビー級王座タイトルマッチ＞
○リコ・ヴァーホーベン（オランダ／王者）
2R TKO
●アンデウソン・シウバ（ブラジル／挑戦者）
＜フェザー級コンテンダートーナメント決勝＞
○マット・エンブリー（カナダ）
2R KO
●ギガ・チカッゼ（米国）
＜ヘビー級＞
○グト・イノセンチ（ブラジル）
判定
●ヘスディ・ゲルゲス （エジプト／オランダ）
＜フェザー級コンテンダートーナメント準決勝＞
○マット・エンブリー（カナダ）
2R TKO
●イム・チビン（韓国）
＜フェザー級コンテンダートーナメント準決勝＞
○ギガ・チカッゼ（米国）
判定
●セルゲイ・アダムチュク（ウクライナ）
SuperFight Series
＜ミドル級王座タイトルマッチ＞
○ジェイソン・ウィルニス（オランダ／挑戦者）
2R KO
●サイモン・マーカス（カナダ／王者）
＜ヘビー級＞
○チ・ルイス・パリー（英国）
2R TKO
●アンソニー・マクドナルド（米国）
＜女子スーパーバンタム級トーナメント一回戦＞
○ジェシカ・グラッドストーン（カナダ）
判定
●ダニエラ・グラフ（ドイツ）
＜ウェルター級＞
○フランソワ・アンバン（カメルーン／米国）
判定
●ダニエル・モラレス（メキシコ／米国）
＜フェザー級＞
○ケビン・ヴァン・ノーストランド（米国）
2R TKO
●デイヴィッド・モーア（米国）
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