ドラゴン・リーが前哨戦でラ・マスカラに勝利!『CMLL 金曜日定期戦』

(C)CMLL

 8月12日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
 遂にCMLL年間最大興行、ルチャリブレ生誕83周年記念興行アニベルサリオの全カードが発表され、そして北米第三のプロレス団体ROHとの提携も発表され盛り上がっている。
 今大会のメインではその「アニベルサリオ83」のメインでマスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)を行なうラ・マスカラとドラゴン・リーがタッグで激突した。当然、マスカラは、リーにターゲットを絞りリング下で攻撃を繰り返す。その間にリング上で、ウルティモ・ゲレーロとエウフォリアがミスティコを仕留めて、まずはルードが1本先取した。続く2本目もマスカラがリーを捕えていたが、逆に今度はテクニコが逆襲し、ミスティコとボラドールJr.が取り返した。そして3本目、遂にリーが逆襲。最後はマスカラに必殺のパタラス・エネル・ペチョを決めて直接フォール勝ち。なんとリーが前哨戦でマスカラから勝利したのだった。

 セミファイナルでは、レジェンドであるアトランティスがストゥーカJr.、バリエンテを従えてルード軍と対決。1本目はルードがとったものの、続けて2本、テクニコが取り、アトランティス組が見事に勝利した。

 また、「アニベルサリオ83」でカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)で最終決着をつける事が決まっているカリブの海賊王子レイ・ブカネロとスペル・クレイジーが前哨戦でシングルで激突した。クレイジーはUWAを皮切りに、ECW、WWE、AAAから全日本プロレス、プロレスリング・ノア(ノアの試合は事前に勝敗を決めていてシナリオがあるとプロレスの仕組みを海外のインタビューで語ってしまったので、現在は呼ばれなくなっている)など世界中の団体を渡り歩いたが、現在は、メキシコのリーガ・エリテに継続参戦しており、エリテ代表としてCMLLに乗り込んできた。これを迎え撃ったのがブカネロであり、大抗争に発展。遂には最終決着戦、カベジェラ戦で雌雄を決する事になったのだった。この前哨戦も荒れた試合となり、ブカネロのローブローをかわして、逆にクレイジーがローブロー。これで反則負けとなってしまったが、股間を抱えてうずくまるブカネロを蹴りあるクレイジー。この抗争の最終決着はどうなるのだろうか?

■ CMLL 金曜日定期戦
日時:2016年8月12日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、ボラドールJr.、ドラゴン・リー
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、ラ・マスカラ、エウフォリア

<6人タッグマッチ>
○アトランティス、ストゥーカJr.、バリエンテ
 2-1
●ニエブラ、バルバロ・カベルナリオ、グラン・ゲレーロ

<シングルマッチ>
○レイ・ブカネロ
 反則
●スペル・クレイジー

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