7・25「RISE cooperation REBELS.28」立嶋篤史のカード決定+高橋幸光のスペシャルインタビュー

 7月25日、後楽園ホールで行う「ジェイアクア presents RISE cooperation REBELS.28」で以下のカードが決定した。

<オープニングファイト フェザー級 3分3回戦 REBELS-MUAYTHAIルール>
立嶋篤史(ASSHI-PROJECT/元全日本フェザー級王者)
vs.
R-BLOOD マサキ DANGER GYM(DANGER GYM/Japan Kickboxing Innovation)

“カリスマ”立嶋篤史が熱望していた久々の後楽園ホール帰還を果たす。

 対戦相手は、今年5月18日、Japan Kickboxing Innovationの山梨興行で現地の人気者、塚原圭から右ストレートでダウンを奪取し勝利したR-BLOOD マサキ DANGER GYM(DANGER GYM(アール・ブラッド・マサキ・デンジャージム)だ。

 立嶋が後楽園ホールに登場するのは、2011年4月17日、内田雅之戦以来約3年振り。

 この試合は、17:00より開始されるオープニングファイトのラストに行われる。

<オープニングファイト 61kg契約 3分3回戦 REBELSルール>
並木義弘(team OJ)
vs.
白井達也(大誠塾)

白井はREBELS初参戦。

カリスマの帰郷とや新人戦などちりばめられる内容の濃いオープニングファイトにご注目だ。

■ ジェイアクア presents RISE cooperation REBELS.28
日時:7月25日 6:45開場 17:00オープニングファイト開始 18:00本戦開始予定
会場:東京・後楽園ホール

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7・25「RISE cooperation REBELS.28」イベントタイトル決定!対戦カードも続々決定

 また、6月15日、新宿FACEで行います「ジェイアクア presents REBELS.27」で決定しておりました以下のカードが吉田の負傷により緊急中止となった事も発表された。

<57kg契約 3分3回戦 REBELSルール>
津田鉄平(新宿レフティージム/RISEバンタム級8位、WPMF日本スーパーバンタム級7位、2013年度WPMF日本スーパーバンタム級新人王)
vs.
吉田健吾(日進会館)

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6・15 REBELS.27 全カード決定 メインはマサル×高橋幸光

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高橋幸光インタビュー

取材日:2014年5月下旬
聞き手:株式会社Def Fellow

――“天才”の呼び声高い高橋選手ですが、REBELSサイドで思いついて付けた“悪魔王子”のキャッチコピーがお気に入りとのこと。

イイですねー! しかし、なんで悪魔なんですか?(笑)

――驚くような大技で相手を倒したかと思うと、その後、ずっと笑いながら翻弄したりサディスティックかつどこかナルシスティックな様子がナジーム・ハメド(※1)と同様に見えまして、そこでハメドと同じニックネームを使ってみました。

ハメド!? ハメド大好き! ありがとうございます!

――どこか真似されていたりしますか?

参考にする部分はあるけどマネってほどのことはないですね~。

――ハメドも試合中によく笑いますが、高橋選手、あれだけ試合中に満面の笑みだと「可愛い」「爽やか」を通り越して蠱惑的な悪魔のようです。

オレってそんなに笑ってますか? よく言われるけど自分じゃわかんないんですよー。

――無意識にあれだけ笑っているならますます怖いです。

いやいや、試合大好きだから楽しくなっちゃってるだけですって!(笑)

――ユタポン会長やマネージャー、ジムメイトの皆さんの反応を見るとそうでもない様子が……。

どーゆー意味なんですかねー?(笑)

――そんな高橋選手を知る意味でも幼少期から今までを振り返っていただきましょう。横浜生まれの横浜育ち?

横浜市磯子区ってとこで関内から遠くはないけど特に遊ぶところもない山の方で、そんなに人が多くなくて。今も仲がいいフィリピンハーフの友達と秘密基地とか作って外で駆けずり回ってました。

――ご両親やご兄弟は?

工務店を営んでいる自営業の父と母、姉が4人です。オレは末っ子。

――5人兄弟で4人のお姉さんですか?

はい、全員結婚していて、長女とは9コ離れています。甥っ子・姪っ子が9名もいるので集まった時の賑やかさがスゴイです。お正月はお年玉で破産しますよ(笑)。

――そんな女系家族の中だと一緒に女の子っぽくはなりませんか?

父が柔道家で物心ついた時から姉も一緒に柔道させられてたんでそうでもないです。

――柔道一家?

今でも先生やったりしてますよ。母も姉も皆強いんで子供の頃は恐かったですねー(笑)。

――では、十代は柔道一筋?

土日もない柔道ばっかの毎日で、それが中学に入ることには飽きちゃって、他のことしたくてバレーボールしてました。母のママさんバレーに少し加えてもらったら楽しかったのがきっかけですけど、高校もバレー推薦で入ったしキャプテンもしてたし、けっこうガンバってました。その代わり勉強は全然しないし、宿題なんか一度も出したことないで授業中はずっと寝てる感じですから、そのままバカ一直線です(笑)。

――しかし、これだけハンサムだと昔からモテモテだったのでは?

小中はチビで色白で細くって器械体操が得意でお猿さんみたいなもんだからイジラれキャラでしたから全然。あだ名は「ベイビー」でした。高校は男子校だったし、がっつり体育会だったので硬派なものですよ。

――それがどこかでブレイクしてしまう?

ウフフ、それはナイショですよー(笑)。

――キックボクシングを始めるのは?

その前にテコンドーやってました。

――高卒から?

高校在学中です。

――スポーツ推薦で入ったバレーと同時に?

だから、硬派な青春ですよー。文化祭とか楽しそうな行事も病欠ってことにしてテコンドー合宿してたし。

――テコンドーを始めるきっかけは?

小学生の頃、テレビで見たアンディ・フグの「カカト落とし」(※2)ですね。ああいう足技カックいいなあーっていうのがずっとあって道場見つけて。

――テコンドーも色々ありますがどちらの?

オリンピックとかでやってる方、WTF系(※3)です。

――すると五輪選手を目指しておられた?

始めた理由がアクロバチックで速くてカッコいいからで、ダンスを踊るのと同じような感覚だったから試合は興味なかったです。それでも高二でやってみたらドンドンはまっていって、高三の時、東関東大会で優勝して高校チャンプになりました。

――それはかなりのことでは?

なんか韓国に行って世界選手権があってオリンピックがどうたらこうたらでありましたけど、飛行機乗るのが嫌で日本を離れたくなかったんで断りました(笑)。

――もしかしたら五輪選手になっていたかもしれないと思うともったいない気がします。

それでも興味なかったですからね。それよりK-1 MAXの魔裟斗みたいにプロのファイターになりたいって、高卒からそれを目指しました。

――進学も就職もしないで?

親と「20歳までに結果が出せなかったら辞める」と約束して決めました。仕事はスポーツジムのインストラクターになって今も続いています。

――そして、はまっこムエタイジムに?

いや、まずは「K-1なら正道会館でしょ(※4)」って正道会館本牧支部に入門しました。

――あくまでK-1狙いだったと。

なんですけど、そこにはK-1的なものはなにもなくて純粋なフルコンタクト空手を1年やってました。型は苦手だったんですけど、試合は1度出て関東大会で3位になりました。

――それが今度はキック志望に?

なので、色んなジムを見学したり体験入門したりしました。JMC横浜ジム(※5)とかレジェンド横浜(※6)とか。

――それでも最終的にはまっこを選んだ理由は?

JMCやブライトはクラストレーニングでOLさんがガンバってる感じでエクササイズ中心だったんですよね。

――はまっこは違った?

いきなり雰囲気がヤバかったですね。試合前の藤牧孝仁さんがサウナスーツ着て床が汗でビチャビチャになってて、ドラゴンのタトゥーがチョー怖い感じでヨースケ(水落洋祐)さんがドンっといて、テンション高過ぎの会長がガンガン追い込みのミットを持ってて「なんなんだココは?」って(笑)。

――すぐに入門を?

まずは体験です! そこでいきなりヨースケさんとマススパーさせられて。それでもテコンドーと空手の下地があるから密かに自信はあったんですよ。けど、ローキック1、2発でダウンさせられました。入会希望者なのに(笑)。「ヤバい!」「強ぇ!」「コイツら全員倒してやろう」って思って正規入会しました。

――それまでに魂叶獅(※7)選手や藤牧選手、水落選手など好選手を輩出してきた名門ムエタイジムですが、希望されていたK-1ではなくムエタイが中心のジムです。

K-1でも実は魔裟斗選手はあまり好きではなくてブアカーオ・ポー・プラムックやガオグライ・ゲーンノラシン(※8)、安廣一哉(※9)選手、尾崎圭司(※10)選手とか足技中心の選手に憧れていたのでムエタイ望むところです。それにうちのジムは、選手の個性を潰さずに伸ばしてくれるので、テコンドー出身の自分でも大丈夫だし、パンチの強いヨースケさんもバリバリのファイターだし、藤牧さんみたいにテクニシャンもいます。最近はオレが後ろ回し蹴りで倒したりしてるんで子供たちもドンドン回ってます(笑)。

――試合をするに至ってまずはアマチュアから?

アマは4戦しかしてないんですよ。入門4カ月の2008年6月にアマデビュー勝利、次に自主興行(※11)でワンデイトーナメント優勝まで3試合だから2大会しか出てないです。

――4戦とはいえアマ無敗でプロデビューを迎えます。

入門10ヶ月目ながら自信満々のデビュー戦でしたけど判定負けでした。

――それは意外です。

パンチも首相撲もやったことないし、スタミナないし、思い返せば当たり前でした。「体幹がしっかりしてる」「目が良い」などと褒められたら「得意な部分だけやってれば何とかなる」と勘違いしちゃいました。これはいい勉強になったなって。

――その後、トントン拍子に勝ち続け日本ランカークラスに数戦でなられていたように思います。キャリアの初期で目を引くのは、REBELSの人気王者“居合パンチャー”町田光との対戦(判定負け)です。

ヘンな人でしたね~(笑)。

――どう変ですか?

動きがあんまりにも変わってて……ちょっと間合いを開けたら脈絡なく腕を振り回し始めたりして(笑)。けど、強かったですよー。

――今ではすっかり仲が良いとか?

そうなんですよ~。オレ、試合したらだいたい友達になっちゃいますね。

――すると、過去3回対戦して今回のトーナメントの反対ブロックにエントリーしている小川翔選手とも?

携帯で連絡取り合ったりしてます。今回の試合の話が来た時、すぐに電話したら「(初のベルト獲りの)邪魔しないでくださいよー」って言われたもんで「勘弁してよ~」って感じでした(笑)。

――小川選手とは初対決こそドローでしたが、その後、2連勝して3戦目にMA日本王座を獲得しています。

けど、好きなタイプじゃないですよ。教科書通りの綺麗な動きでコツコツ積んでくる努力型で、とにかくしつこい! 初対戦は序盤にダウンを取っても少しずつ積んでこられて、こっちのスタミナが切れたところで印象悪くてドローになっちゃいました。

――4度目の対戦も大いに考えられます。

嫌だなあ……できれば試合したことのない黒田アキヒロさんがいいけど……ま、来たら来たでしっかり倒します!(笑)

――話がそれましたがこれまでのキャリアの振り返りで、一昨年(2012年)あたりはKrushのリーグ戦にエントリーするなど「このままヒジなしルールに専念するのか?」と思われました。

ルールはなんでも大丈夫ですよ。戦い方だってあんま変わらないです。ただ、体重はベストでやりたいです。

――今回のライト級(61.23kg)は?

一番良いです。今まで負けたのって全部ベストウェイトから重いか軽いかで、Krushでは63kg級で重いし、かといって60kg以下となると苦しくてやってられないし。何気にオレ、負けた試合は全部ベストウェイト以外なんですよ。

――2010年5月30日の町田戦(判定負け)が60kg契約、2011年12月9日の卜部功也戦(判定負け)と2012年8月12日の塚越仁志戦(判定負け)、山崎秀晃戦(判定負け)が63kg級のリーグ戦、2013年5月4日の大石駿介戦(判定負け)が63.6kg契約……確かに。そして、大石戦から負けなしの8連勝中です。

大石戦はゼッタイ負けてないけどな~。あれが勝ちなら11連勝だったのに(笑)。

――この好調の理由は?

適正体重でしか試合をしなくなったのと会長の指示がよく聞けるようになったこととかかな。

――常に微笑んでいるのは無意識だということですが試合中、または直前の緊張はありますか?

それが全然キンチョーしないんですよー。ユタポン会長のアドバイスを大切にしてますけど、ついでに相手のセコンドが何を言っているか聞きます。んで、その裏をかいたり、一旦は調子に乗らせておいて罠にはめたり(笑)。

――それは稀有な才能です。

けど反面、アドレナリンが出にくいっつうか、皆、試合中にローキック蹴られたり、蹴った足をカットされたりしても試合が終わるまで無我夢中で平気とか言いますけど、オレ、蹴られても蹴っても痛いし、どこに何を喰らっても痛くて嫌ですもん(笑)。

――すると互いに興奮が高まって足を止めての打ち合いをするなどといったことはない?

絶対しないです! 多分一生やんない。痛いし、怪我しそうだし、いいことないです(笑)。

――そう言われれば高橋選手が腰を据えて打ち合いに応じている様子をまだ見たことがありません。

打ち合いどころかコンビネーションだって、オレ、やったことないっすよ。ワンツーでさえ打たない。

――それは何故?

足を止めてワンツー左フックとかやってる間に喰らう確率が上がっちゃう。攻撃に大技が多くてそっちに目が行っちゃうのが普通かもしれないですけど、オレが重きをおいているのはむしろディフェンスですから。

――華麗で大胆なオフェンスだけでなく、今度はそこにも注目してみましょう。そこまでの防御力はテコンドーのフットワークなどが下地に?

それもあるかもしれませんけど、うちのジムとヨースケさんのお陰ですよ。ちっちゃなリング(公式リングが一辺6mに対して5m以下)であんなパンチが強い人とスパーでデスマッチ状態になるんですから、逃げ回らないと殺されちゃいます(笑)。ガードしても腕越しに効かされちゃうべらぼうのパンチ力ですからとにかく避けなきゃなんない。

――それは確かに大変です。今まで練習や試合でダウンたことは?

1回もないですよ。ヨースケさんのローが痛くて嫌倒れはしますけど、脳震とうとかは経験ないです。

――水落選手をはじめ古田恭人選手や矢島直弥選手などファイタータイプが多いはまっこの中で高橋選手のアンタッチャブルなスタイルはあまりにも異端です。個性を伸ばす指導方針だとはお聞きしましたが、試合中、会長は打ち合わないことについては何も言わないのですか?

会長からは「試合を楽しんで自由に戦えばいいよ」って言われています。けど、試合の時には「前に出ろ!」って顔を真っ赤っかにしたりしてますけど(笑)。

――会長やマネージャーは高橋選手が可愛くて仕方ない反面、「毎月試合を組まないと練習しなくなる」「それでなくても全然練習しない」と嘆いておられました。

ジムには週3回くらいちゃんと行ってますよ~(笑)。

――週3回? 普通6回だと思いますが……。

ジムに行かない日はフィジカルトレーニングの秘密特訓をしていたりするんですよ~。

――どんなトレーニングを?

んっ?……き、筋トレ(笑)。

――何か怪しいですね……けど、日中バイトが忙しいとか?

そうすねー、週3回はガッチリ働いています!

――週3回?……ジムが夜だけで週3回……フィジカルトレーニングをされているにしても他の時間は何をされているのでしょう?

いや~、ナイショで!(笑)

――フィジカルトレーニングのパートナーは綺麗なお姉さんとマンツーマンということでは……?

いやいやいやいやいやいやいや~(笑)。

――プライベートが謎すぎる高橋選手ですが練習が嫌いなわけではない?

練習も試合も集中力は切れちゃうんですよー。会長にミットで追い込まれてる時、「今日はキツいから明日はフィジカルでジムワークはお休みだな!」って思うと集中していい練習ができるんです(笑)。

――マイペースにもほどがあります。

会長にもジムの仲間たちにもオレに関しては「それでいいや」ってなっちゃっている気がします(笑)。

――冗談話ではありますが、会長とマネージャーが「今度の試合、マサル選手のような筋金入りの苦労人と5回戦だったら、フルラウンド闘って、序盤リードしても終盤逆転されて負けてみるといい。そうしたらもっと強くなれる」と語られていました。

えーっ!? そうなんですかー? けど、負けねーし!(笑)

――国内屈指のベテランファイター、マサル選手についてはどう思われますか?

1度見たことありますけど「フツーのファイターだなー」って感じ。やりにくいこともないでしょう。

――スタミナに難があるとよく指摘されますが、マサル戦は5回戦です。

ウフフ、実は3回戦より5回戦の方が得意なんですよ~(笑)。

――3回戦で序盤にダウンを奪いながら終盤にヘロヘロになっているパターンが複数見受けられますが、それはどういうことでしょう?

3回戦しかないとずっとラッシュしっぱなしみたいにガチャガチャした展開になりがちだから、そんなのに付き合うと雑になって集中力が途切れちゃうんですよ。集中力がなくなるとスタミナが切れちゃう。またはスタミナがなくなると集中力が切れちゃうって悪循環が起こる。けど、5回戦だとじっくり考えながら丁寧に試合が組みたてられるからそっちの方がペース配分しやすいんですよ。

――なえるほど、しかし歴戦の勇士、マサル選手はどんなに高橋選手が華麗に翻弄しようとしても「肉を切らせて骨を断つ」覚悟で泥試合に引きずり込もうとすることでしょう。

ダイジョブです! 首相撲も昔は苦手でしたけど、今年、タイに行ってしっかり練習してきましたから。ウボンラチャターニーのヌンウボン(※12)さんのところに行ってきたんですけど、スゴイ指導や練習が肌にあって、田舎のタイだと練習しかすることないから1日中やってましたし。

――確かに前回の試合(5月6日)、長身で首相撲の得意な雷電HIROAKI選手の組み技を完封して逆にマットに叩きつけていました。

ね♪

――それでもマサル選手は血みどろの打ち合いを仕掛けてくるに違いありません。

しませんって!(笑) KOは狙いますよ。できれば大技でガッチリ倒します!

――これまでの飛び後ろ回し蹴りや二段蹴り、飛びヒザ蹴り、二回転ハイキック、バックスピンキックなどの他に何か秘密兵器がありますか?

ウフフフフフ~、マリオパンチ!

――マリオパンチ? どんな技でしょう?

バレちゃイヤだから詳しく説明はできないですけど「チョイ~ン♪」って感じです。

――さっぱり分かりません。

見れば分かりますよ!(笑)

――華麗なKOは期待したいところですが、マサル選手の熱い想いを受け止めて激戦になってほしくもあります。

イヤですよ~。一方的にKOするんじゃなかったら、あとは流します!(笑)

――流す?

お客さんが喜ぶからって無理に打ち合って選手生命をすり減らして身体を壊すよりも、キレイな顔のまま翌日気分よく遊べるかどうかの方が大切ですから(笑)。

――悪魔ですね。

ですかね(笑)。

※1 ナジーム・ハメド イエメン出身のイギリス人ボクサー。”Prince”Naseem Hamed。元WBC、IBF、WBO世界フェザー級王者。そのあまりにも強力なパンチと天才的かつ独創的なアクロバットボクシングは、見る者すべてを驚かせる。未見の方はYouTubeで「Hamed」と検索しKO集をご覧になることをお薦めします。不世出の存在!

※2 アンディ・フグの「カカト落とし」 90年後半、K-1全盛期に“ミスターK-1”と言っていい大活躍でお茶の間の人気者にまでなったアンディ・フグの代名詞的必殺技。テコンドーの定番技「ネリチャギ」によく似ているが、フグの技はオリジナルに手が加えられた空手技とのこと。フグは急性白血病で2000年8月24日に急逝。多くのファンを悲しませた。

※3 WTF系 World Taekwondo Federation(世界テコンドー連盟)は、国際オリンピック委員会 (IOC)に加盟し五輪競技としてテコンドーを運営する組織。テコンドーも日本の空手同様、この他にもITFなどの統括組織が存在するがWTFが群を抜いての最大派閥となっている。

※4  K-1なら正道会館でしょ K-1を創設した石井和義は、それ以前にフルコンタクト空手道の流派「正道会館」を設立運営しており、K-1の屋台骨を支えた佐竹雅昭や武蔵などを育て所属させていた。

※5  JMC横浜ジム 神奈川駅にほど近い寺岡義洋会長のジム。大輝、武田一也といったチャンピオンも輩出している。

※6 レジェンド横浜 多くのジムをフランチャイズとして運営するJ-NETWORKの横浜ジム。関内駅に近くフィットネス中心ながら木村健太郎などチャンピオンも所属する。

※7 魂叶獅 初代J-NETWORKフライ級王者、魂叶獅(タカシ)は、はまっこムエタイジムが生み出したチャンピオン第1号。

※8 ガオグライ・ゲーンノラシン WBCムエタイ世界ライトヘビー級王者となったタイ人選手。身長180cmながら70kg台の体重でK-1のヘビー級で活躍。相手の危険なパンチや蹴りを荒川静香のイナバウアーのような大きなスウェーでギリギリに避けるスリリングなディフェンステクニックが「マトリックス避け」として人気を博した。そうやって防御しながらマイティ・モーをジャンピングハイキックで1RKOした場面は文化遺産級。

※9 安廣一哉 やすひろかずや。正道会館の空手王者からK-1に転向。70kg級のK-1 MAXでも決して高くはない身長ながら華麗な足技の数々でファンを魅了した。

※10 尾崎圭司 チームドラゴン所属の重鎮選手。テコンドー出身で自身の道場も複数持つ。あらゆる回転技を使いこなし“トルネードドラゴン”の異名を持つ。

※11 自主興行 はまっこムエタイジムは、毎年8月に横浜赤レンガ倉庫1号館で大盛況の興行主催していた。最近はお休み中。

※12 ヌンウボン タイの名王者、ヌンウボン・シットルートチャイは、80年代末からメジャーランカーとして活躍しながら40歳近くまで戦い続けたムエタイの鉄人。東北部のウボンラチャターニー(通称:ウボン)から出ることなく王者となったイサーン(東北部)の誇り。参照(KO勝利したサムゴー戦):https://www.youtube.com/watch?v=akagkAoanTc#t=341

リングネーム:高橋 幸光 Yukimitsu Takahashi
所属:はまっこムエタイジム
生年月日:1988年12月14日
出身地:神奈川県横浜市
身長:174cm
戦型:サウスポー
得意技:バックスピンキック、二段蹴りなど
戦績:33戦22勝(7KO)7敗4分
ステータス:MA日本ライト級王者

最近の試合:
2014年05月06日 雷電HIROAKI(スクランブル渋谷) ○判定勝ち
2014年04月13日 木村 允(土浦ジム) ◎5RKO勝ち
2014年02月01日 KATO-A.K.G(A-BLAZE × KICK GYM) ○判定勝ち
2013年12月14日 安田慶二郎(AXIS-J) ○判定勝ち
2013年11月04日 小川 翔(OISHI GYM) ○判定勝ち
2013年10月14日 加藤 剛士(ウィラサクレック・フェアテックスジム) ○判定勝ち
2013年08月18日 小川 翔(OISHI GYM) ○判定勝ち
2013年06月09日 渡辺理想(極真会館東京城北支部) ◎1RKO勝ち

【2014年5月6日現在】

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