桜花由美らが「これがWAVEだ!」の大合唱 成宮真希3試合~WAVE大阪ラプソティ

■ 大阪ラプソティ vol.29
日時:3・5(土)開場17:30・開始18:00
会場:大阪・アゼリア大正 観衆171人

 入場式前、出場全選手がリングを取り囲み、3月3日に急逝したハヤブサさんの追悼式が執り行われ、黙祷を捧げた。

 一度、引き揚げてから改めて入場式が行われ、長浜浩江が挨拶に指名された。
 「皆さん、こんばんは。本日はご来場、ありがとうございます。本日、自分は、今やってる小波女のリーグ戦のAブロックの最終戦ということで、真利杏とシングルなんですけど、これを勝ったら自分は決勝に行けるので、Aブロック全勝で決勝に行って、全勝優勝で小波女になりたいと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いします。全6試合、熱いご声援よろしくお願いします」

1、○長浜浩江<3勝=6点>(5分58秒、カサドーラ)真利杏●<1勝2敗=2点>
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 長浜浩江がリングウインしたところにドロップキックの奇襲を仕掛けた真利杏。そのまま試合開始のゴングが鳴らされた。一気に勝負をかけた真利杏は、ドロップキック3連発。長浜浩江はボディースラムをこらえたものの、真利杏のチョップにダウン。ボディースラム、コーナーを背にしたところでにチョップを浴びる。
 勢いに乗って攻め立てる真利杏だが、長浜は串刺しドロプキックからドロップキック3連発で反撃。エルボーを打ち込んでいくと、真利杏もエルボーを返していく。激しいエルボーの打ち合いからカウンターのダブルチョップを決めた真利杏は、ボディースラム3連発からミサイルキック2連発。
 カウンターのランニング・フォアアームを決めた長浜は、真利杏の脇に頭を差し込んでの反り投げ2連発。逆転を狙った真利杏の首固めはカウント2。長浜が対角線を突っ込んでくるところにカウンターのタックルを決めた真利杏は、長浜の攻撃をかわすとバックに回り、ロープに押し込んでいく。真利杏が狙った後方回転エビ固めをロープをつかんで阻止した。
 長浜の首固めはカウント2。すかさずロープに走った長浜は、正面から飛びついての丸め込み(カサドーラ)を決めてカウント3を奪った。
 長浜は入場式で宣言した通り、全勝でリーグ戦を通過。決勝戦に駒を進めた。

2、○山縣優、Ayaka(10分22秒、クロスフェースロック)フェアリー日本橋●、救世忍者・乱丸
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 先発はフェアリー日本橋とAyaka。いつものように自己紹介するフェアリー。Ayakaも「私はコテコテの関西人、Ayakaやで」と自己紹介。これに付き合おうとしない山縣だが、フェアリーの「できないんでしょ?」の声に反発。リング中央に進み出て、「私は第4代Redinaチャンピオン、山縣優」と自己紹介して拍手を浴びる。
 改めて、「今日はプロレスせえへんで」とAyaka。フェアリーとロックアップからチョップを打ち合うが、全く力がこもっていない。
 山縣vs乱丸の展開になると、カウンターのエルボーバットを決めた山縣。乱丸がネックスプリングで跳ね起きると、山縣にも同じことを要求。「できないんやろ?」と挑発すると、山縣はマットに大の字になってネックスプリングを披露しようとしたが、そこで乱丸が押さえ込み。山縣はカウント2で跳ね除けた。
 Ayakaが「ここは大阪やで。空気読めや」とチェックを入れる。フェアリー&乱丸に挑発されるたびにお笑いムーブにチャレンジする山縣だが、フェアリーの魔法、乱丸の忍法に付き合わない。Ayakaが手本を見せて、「今日はこれぐらいで勘弁したろ」。
 山縣がフェアリー、乱丸にチョップを打ち込んでいくと、Ayakaが「何、プロレスやってんねん」と怒り出す。
 場外乱闘に。ところが「この場外乱闘は安全です」とのアナウンスが入る。リングに戻ってリング中央で鉢合わせ。しかし山縣だけ倒れず。対角線に乱丸、フェアリーを飛ばすと、「プロレスやるぞ!」とアピールしてから、串刺しバックハンドエルボーを決める。カバーにいくが、石黒レフェリーはAyakaに気を取られてカウントを数えず。
 フェアリーとAyakaが押さえた山縣の顔面に水を噴射した乱丸。さらに2発目をコーナー最上段から見舞おうとしたが、下からAyakaが攻撃を加えると、客席に向かって水を噴射。
 Ayakaは山縣に「持っとけ」と指示を出して、フェアリーにコーナー最上段からフライング・ボディーアタックを決める。そして山縣がクロスフェースを決めると、フェアリーは光速タップ。

 試合後、マイクを手にしたフェアリーは「Ayakaちゃん、今日、楽しかったわよ。また試合しましょ。優、大人気ない。乱丸、あんた、しばらく見ない間に強くなったじゃない。この1年の間に、すごい成長したわね。でもね、OSAKA女子のコミカルに、覆面女子は2人いらない。そう、3月21日、OSAKA女子プロレスの6周年大会、私とシングルで決着をつけてあげる」と一騎打ちを決定した。
 続いて「じゃあ、ほかのカードも発表しちゃおうかしら」と、すでに決定している山縣優vs下野佐和子のRedina di WAVE選手権試合に加え、大畠美咲vs三崎グリ子、山下りなvs志田光、弁天娘。&ポリスウ~メン&長浜浩江組vsクロネコ&にゃんば~&めぃりぃ組を発表した。

3、○成宮真希(8分40秒、トキエスパルダ)夏すみれ●
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 ロックアップで試合はスタート。ロープに押し込んだ成宮真希はクリーンブレイク。2度目は手四つの力比べからリストロックに切り返した成宮だが、夏すみれも切り返す。サイドヘッドロックを決めた成宮だが、腰を落としたところ、後方から低空ドロップキックを打ち込んだ夏は、「最初の最後のシングル、楽しみましょう」とアピールしてから女子プロレス特有のムーブを繰り出すも、3回目は阻止されて、逆に成宮がお返し。さらに髪をつかんで投げ飛ばしていく。
 フライング・ネックブリーカードロップを決めた夏は、カウント2で返されるとダイヤル固めへ。しかし成宮はカウント2でクリア。夏はドロップキック、ブロンコバスターと攻め立てていく。そしてボディースラムを狙ったところ、踏ん張った成宮が逆にボディースラム。そしてカンパーナへ。技を解くと腰にヒップドロップを見舞ってから逆エビへ。がっちり腰を落とすも、夏はサードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込む。
 カウンターのボディーアタックを6連発で決めた夏だがカウント3は奪えず。そしてコーナー最上段からのフライング・ボディーアタックもカウント2止まり。夏が走り込んでくるところにカウンターでダブルチョップを決めた成宮。さらにスピアを決め、ブレーンバスター。カウント2で返されると、アルゼンチンバックブリーカー。それを後方に滑り下りながら丸め込んだ夏だが、カウント2で返した成宮は、夏がロープに走って帰ってきたところをアームホイップで投げた勢いで丸め込み、カウント3を奪った。

4、○希月あおい(6分17秒、クロスアームスープレックスホールド)成宮真希●
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 2人目に登場したのは希月あおい。リングインするなり、コスチュームを利用してのモンゴリアンチョップを打ち込んでいった希月。奇襲に防戦一方となった成宮だったが、エルボーの打ち合いに持ち込む。バックブリーカーからセントーンを決めた希月だが、成宮はドロップキックを返す。そして再びエルボーの打ち合い。カウンターのスリーパーを決めた成宮に対し、希月は背負ってから力任せに正面に投げ落とし、STFで絞め上げる。必死でロープブレイクに持ち込んだ成宮。希月はコーナー2段目からのセントーンからダブルリストアームサルトを狙うが、成宮は踏ん張って阻止。そして強引なブレーンバスターで希月をマットに叩きつけた。
 それでも希月は正面からのエルボー、コーナートップからのフライング・ラリアット、ダブルリストアームサルトとつなぎ、旋回式のフライング・ボディープレス。防戦一方となった成宮はカウント2で返していくのがやっと。背後に回って相手の両腕をクロスさせた希月はスープレックス。そのままブリッジで固められた成宮は、カウント3を聞いた。

5、○志田光(9分7秒、片エビ固め)成宮真希●
 3人目の志田が入場してきたものの、成宮は自軍コーナーで大の字になったまま。立ち上がったろうとするも、ふらふらの状態。成宮がようやく片ヒザを着いたところへ、いきなりスリーカウントを決めた志田。さらに後方からスリーカウントを叩き込むも、成宮はカウント2で返した。
 エルボーを打ち込み、ロープに両腕を絡めると観客にアピール。そしてブレーンバスターで叩きつける。カウント2で返すのがやっとの成宮にヒップアタック8連発。引きずり起こしてエルボーを叩き込んでいく志田。成宮も何とかエルボーを返していく。しかし、反撃は長く続かない。
 成宮を対角線に飛ばして、串刺し式でのジャンピング・ニーアタックを決めた志田。成宮がエプロンに転がり出たところ、雪崩式ブレーンバスターで引っこ抜こうとしたが、成宮はエプロンからセカンドロープに足をかけた志田をアルゼンチンバックブリーカーにとらえる。そのままバランスを崩してリング下に転落。そして場外乱闘へ。
 エプロンを利用してのニーリフトを決めた志田は、先にリングに戻ると、エプロンに立った成宮を引っこ抜いての雪崩式ブレーンバスター。さらにスリーカウントを決められながらもカウント2で返し、スピアで反撃を試みる成宮。3発目を受け止められた成宮だが、さらにスピアを決めると、強引にアルゼンチンバックブリーカー。そこからマットに叩きつけたがカウント2。志田はカウンターの延髄斬りを決め、グラウンドに引き込んで腕殺し。両腕をロックして羽根折り式のダブルアームバー。ロープに逃げられるとスリーカウント3連発。最後はファルコンアローを決めて、成宮をマットに沈めた。
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 試合後、マイクを手にした志田は、「大阪、最後なんだろ? 何か言えよ」と成宮にマイクを渡す。
 成宮は「引退を決めて、本当にそれから大阪大会がなくて、もう大阪に来れないんだって思った時に、本当にそれが心残りでした。だから、本当に自分、少ししか大阪に来れてないかもしれないけど本当に大阪での試合がすごく楽しかったし、大阪の皆さんに応援してもらえてることが本当に心強かったです。だから今日、こういう機会を大阪で、しかも闘いたかった人たちとシングルをさせてもらって、WAVEさん、GAMIさんに心から感謝してます。そして今日、応援して下さった大阪の皆さん、本当に本当にありがとうございました」と述べた。
 最後は3人掛けを闘った4人で記念撮影してリングを下りた。

--最後の大阪での試合が終わりました。今の気持ちは?

成宮「闘いとしてどうだったっていうよりも、とにかく引退決まって大阪来れないっていうのは心残りで、他団体頼みだったんですけど、正直、“どこか呼んでくれないかなあ?”っていうのがあったんで、まずは呼んでくれたっていうことと、どうしてもスケジュールが会わなくてREINAの方ではシングルできなかった志田さんや希月さん、でもどうしても闘いたかったなあっていうのをGAMIさんが気づいてくれて、こういう3番勝負を持ってきてくれた。二つも自分の願いを叶えてくれた日です。本当に引退が決まってからいろんな人に感謝しかないんですけど、今日も本当にGAMIさん、WAVEさん、そして応援して下さった大阪の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」

--3人掛けはかなり厳しかったですか?

成宮「そうですね、時間というよりも、いつもだったらそこで(試合を終えて)控室へっていうところで、(次の相手が)また来るの? また来るの? って感じで。いやあ、すごいですね。皆さん平気じゃないんでしょうけど、5人掛けとか、何人掛けとかやってらっしゃるから。いやあ、今の自分には3人掛け、しんどかったですね。しんどかったし、明日のダメージは相当でしょうけど、なんかもう、今は本当に闘えてよかったっていう喜びが大きいです」

--大阪の思い出ってありますか?

成宮「大阪はあまり来てないっていうふうに思ってたんで、大阪の皆さんに応援されてないのかなって思ってたんですけど、やっぱり来ると『ナルミー、ナルミー』って言ってくれたり、逆に大阪から(東京へ)来てくれたりとか。すごくなんだろう……あんまり来てないんだけど、すごく自分の中で身近なんですよね。これっていう思い出っていうよりも、応援してくれる人っていうと、ポンポンポンポンと浮かぶ顔の中に、半数以上、大阪の人が出てくるぐらい、すごく自分の中では密接な地域だったなあって思ってます」

--東京のファンとの違いって感じますか?

成宮「どうなんだろ? 違うのかな……。たぶん、皆さん応援して下さるっていうのでは一緒なんでしょうけど、数が少ないからこそ、ものすごいガッと応援して下さるのかなあ……。あとはすごいいってくれんですよね。『ナルミーのここが好き、そこが好き』『ここがいいよ』って。私、褒められて伸びるタイプなんで。大阪の人はすごいたくさん褒めてくれて。甘えてますね(苦笑)。でもすごく感じます」

--では最後に、大阪のファンにメッセージを。

成宮「今日で本当に最後だったと思うんですけど、今まで応援して下さってありがとうございました。できれば3月25日も東京に来てくれたらうれしいなあって思うんですけど。でも、こうやって最後に皆さんにご挨拶できてよかったと思ってます。ありがとうございました」

6、桜花由美、春日萌花、小林香萌、山下りな(2-1)水波綾、大畠美咲、飯田美花、下野佐和子
●桜花由美(16分37秒、ヨーロピアンクラッチ)飯田美花○
○桜花由美(1分18秒、片エビ固め)飯田美花●
○桜花由美(13分30秒、体固め)下野佐和子●
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 1本目、先発は下野佐和子と小林香萌。ロックアップからショルダータックルの打ち合いへ。打ち勝ったのは下野。小林がコルバタを決めたところで春日萌花にタッチ。春日はボディーアタックで下野を押し潰し、キャメルクラッチへ。下野は串刺しラリアット、串刺し式のジャンピング・ニーアタックを決めると、右腕を高く突き上げて「オー!」。
 タッチを受けた大畠美咲は春日の髪をつかんで大きく投げ飛ばし、キャメルクラッチにとらえる。そこへ水波綾、飯田美花、下野の順に低空ドロップキック。タッチを受けた水波が音頭をとって、4人がかりでの挟殺攻撃を決める。
 エルボーの打ち合いから春日の左腕を攻め立てる水波。飯田もそれを引き継ぎ、ワキ固めへ。アームロックに移行しようとしたところで桜花由美がカットに飛びこんできた。下野は自軍コーナーに春日を追い込んでストンピングの雨を降らせ、ボディースラムから吊り天井。さらにコーナーに飛ばす。下野が突っ込んできたところを、回転エビに丸め込んだ春日。
 タッチを受けた山下りなが下野にショルダータックル。飛び込んできた相手を次々とタックルでダウンさせ、下野にラリアットをぶち込む。エルボーを打ち込んだ下野は、ロープを背にした山下にラリアットからヒップドロップ。水波が大畠を抱えてレッグドロップを落とす。さらに串刺し攻撃の連係から、山下にフライング・ボディーアタック。カウント2で返されると、ロープに走った。ここで小林がエプロンから大畠の腰に蹴りを入れて動きを止める。そのままロープを背にした大畠に、山下がラリアット。さらにバックドロップ。そして小林がセントーン、山下がエルボードロップ。さらに両腕を合わせてエルボードロップを決める。小林は大畠にドロップキック。そして桜花がビッグブーツでアシスト。
 大畠からタッチを受けた飯田はエルボースマッシュを打ち込んでいく。3発目を逆さ押さえ込みに切り返した小林だが、飯田は走り込んでのエルボースマッシュ。小林はカウンターの延髄斬りを決めて桜花と交代。桜花はフライング・ボディーアタック。飯田の河津落としを浴びながらも、ビッグブーツを決める。続いて狙ったブレーンバスターは不発に終わったものの、ビッグブーツを決める。
 飯田がミサイルキックからクロスフェースロック。それをアンクルホールドに切り返した飯田。さらに桜花のカカト落としをブロックしてアンクルホールドに持ち込んだ飯田だが、春日にカットされる。それでも飯田はロープを背に腰を落とした桜花にドロップキックを打ち込む。
 ブレーンバスターを決めた桜花は、ヒザ蹴りから顔面を蹴り上げていく。ここで山下がラリアットでアシスト。ネックハンギング・ツリーで差し上げた飯田を後方に投げ飛ばした桜花は、ビッグブーツ、ブレーンバスター。しかしカウント2。ここでネックハンギング・ボムを狙った桜花だったが、体を180°スピンして桜花の体に絡みついた飯田は、そのまま丸め込む。さらにそこからヨーロピアンクラッチで桜花の両足をがっちりホールドするとカウント3が数えられた。

 2本目開始のゴングと同時に飯田組の4人がコーナーを飛び出して攻撃を仕掛ける。リング上で孤立した桜花にミサイルキックを決めた飯田だがカウント2。ヨーロピアンクラッチを狙った飯田を逆に押さえ込んだ桜花。互いにロープに走るも、カウンターのビッグブーツを決めた桜花がカウント3を奪った。わずか78秒の速攻。これで1-1のイーブン。

 今度は桜花組の4人が3本目開始と同時にコーナーを飛び出して攻撃を仕掛ける。桜花はカウンターのビッグブーツを飯田に決めたがカウント2。代わった春日は飯田の腕を取って相手の首に巻きつけながらのキャメルクラッチ。ここは大畠がカット。
 小林はみちのくドライバーを放って丸め込んでいくがカウント2。山下は飯田の胸板にチョップを打ち込んでいく。そして飯田をコーナーに飛ばすと、串刺し攻撃の連続。最後は桜花がビッグブーツを決め、春日のフライングボディーアタックを呼び込む。何とか猛攻をしのいだ飯田は、水波にタッチ。
 水波は桜花にスピアを決めると、小林にパワースラム。そしてアルゼンチンバックブリーカー。下野が桜花を肩に担ぐと、2人同時にバックフリップ。続くレッグドロップはカウント2。
 タッチを受けて狂ったようにエルボーを打ち込んだ春日は、水波の体に絡みついてギブアップを迫る。代わった山下は水波とラリアットの打ち合いを挑む。打ち勝ったのは山下。さらに山下は片ヒザを着いた状態の水波にトラースキックを打ち込み、ロープに走るが、リングに飛び込んできた下野が追いかける形でラリアット。ここで大畠が山下が狙ってきたバックドロップを押し潰す。2発目のバックドロップ狙いを丸め込もうとしたが、踏ん張った山下は、そこから強引に抱え上げてバックドロップ。そして桜花がビッグブーツからバックドロップを決めるも、水波が飛び込んできてラリアット。飯田が春日にミサイルキック。水波がアルゼンチンコースターを決めると、大畠がすかさずコーナー最上段から急降下ボディープレス。続いて大畠はジャーマンを決めたがカウント2。
 下野がバックフリップ。そしてカナディアンバックブリーカーからコーナーに引っ掛けると、背中にラリアットを叩き込み、再びカナディアンバックブリーカーの体勢に担ぎ上げ、そのままサイドに叩きつけていった。
 桜花を攻め立てる下野は一本背負い気味に投げ飛ばし、ヒップドロップ。さらに水波の串刺しラリアット、大畠のジャーマンと続いて下野がえびす落とし。しかしこれはカウント2。雷電ドロップを狙ってコーナーに上がった下野を山下が雪崩式ブレーンバスター。小林がミサイルキック、春日がダブルフットスタンプを決めるも、大畠のカットでカウント3は入らない。
 桜花がキルスイッチからカカト落としを決めるが、下野は自力でカバーを跳ね除ける。春日のミサイルキックを同士打ちさせた下野は、小林の延髄斬り、山下のラリアットも同士打ちさせる。ラリアットを狙って突進してきた下野をビッグブーツで迎撃した桜花。下野が狙ってきたなんでやねんを切り返して丸め込もうとしたが、うまく足が絡まずに強引に押し潰す形に。そのまま押さえ込むとカウント3が入った。

 試合後、マイクを手にした桜花。
 「まいど。WAVEでは久しぶりの大阪大会、いかがでしたか? 何かタッグでごたごたしてて、ベルト狙ってたりするけど、今日はおいといて。次、WAVEが大阪に来るのは4月29日。その時はCATCH THE WAVEが始まってます。何か、今年のCATCHは、とっても面白いことを社長が仕込んでるらしいですよ。なので、次回の大阪大会、楽しみにしていて下さい」と予告して、最後は「これがWAVEだ!」の大合唱で2016年初の大阪大会を締めた。

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