中川ともか引退最後の1カウント、水波綾山下りな15分引き分け～WAVE

　6月7日(日)午後6時より東京・新宿FACEで、OZアカデミーを運営するオザキックとWAVEを運営するZABUNの合同イベント「OZABUN」のスピンオフイベントがおこなわれた。アメリカでの引退試合を終え、現在は北海道に住んでいる中川ともかの「引退10カウントゴング」は、アメリカに行く前の国内大会ですでに９まで鳴らされていているので、最後の１カウントを鳴らすため、当夜の大会はおこなわれた。
　アメリカでの引退試合の様子が、スライド写真で次々に紹介され、司会の二上社長に「映像見てないから、良かったかどうかわからない」と言われながらも、現地にいた松本浩代と木村響子が「良かったです。感動的だった」と大絶賛。アジャ・コングとダイナマイト関西も、サプライズで現地に出向いていたので、大いに盛り上がったようだ。

　新宿には“ニセ中川ともか”と“ニセ松本浩代”がバトルロイヤルに登場。中川の最後のセレモニーに華を添えた。

　その中川に加えて渋谷シュウがトークライブをおこない、渋谷は引退後すぐに病院に出向き、左ヒザを手術したとのこと。この日はニーブレスをつけての来訪だった。
　渋谷は今後、酪農などの「第一次産業」につきたいそうで、でも、例えば餌と薬を間違えて牛を一匹死なせてしまうと五百万円の損失…という現実を突きつけられ、思案にくれているようだった。渋谷がオッチョコチョイだと知っている者は皆、やめておけ！とアドバイスしていることは、言うまでもない。

　試合では、６人タッグマッチで永島千佳世がフェアリー日本橋の“魔法のスティック”をこなごなに壊し完勝したあと、フェアリーにＷＷＦＦへ勧誘され、即座に加入をＯＫするという珍事!?もあった。

　波女の公式リーグ戦は２試合。飯田美花が大畠美咲に勝ち、水波綾と山下りなは15分を引き分けたが、特にこの日、目を引いたのは水波と山下の試合だった。山下は先輩を押しのけてリーグ戦にエントリーするだけの地力と気迫を見せたし、水波のパワーと集中力は圧巻だった。水波、かなりイイです！（写真・文／安西伸一）

■　OZABUN spin-off〜中川ともか、最後の1カウントを打ちに来たよ〜
日時：2015年6月7日（日）開始：18:00
会場：東京・新宿FACE

＜メインイベント：OZABUNスペシャルバトル～中川テイストバトルロイヤル＞
※参加選手は全員中川ともかの技でフォール・ギブアップを奪わなくてはならない特別ルール
※オーバー・ザ・トップロープルール採用
※下記各チームが3分毎に入場してくる変則ロイヤルランブル方式
＜参加選手＞
①ヤングチーム山下りな、小林香萌、長浜浩江、飯田美花、フェアリー日本橋
②中堅グループ大畠美咲、藤本つかさ、松本都、下野佐和子、紫雷美央
③ベテラングループ永島千佳世、倉垣翼、米山香織、桜花由美、山縣優、春日萌花
④昭和選手豊田真奈美
⑤特別参戦中広川ともか（旧姓・広田さくら）＆松波ひ綾（水波綾）
※松波ひ綾のみ松本浩代の技の使用が認められる

＜退場順＞①紫雷美央 ②長浜浩江 ③松本都 ④飯田美花 ⑤大畠美咲 ⑥倉垣翼
⑦桜花由美 ⑧山縣優 ⑨米山香織 ⑩下野佐和子 ⑪春日萌花 ⑫藤本つかさ
⑬山下りな ⑭豊田真奈美 ⑮永島千佳世 ⑯中広川ともか ⑰小林香萌
○松波ひ綾 vs ●フェアリー日本橋
23分28秒松本浩代とのダブルの破壊プレス ⇒ セクシー固め

＜セミファイナル：タッグマッチ20分1本勝負＞
加藤園子＆○AKINO vs 志田光＆●下野佐和子
13分17秒フランケンシュタイナー ⇒ エビ固め

＜第四試合：Wonderful World Fairyt Family in Shinjuku：6人タッグマッチ30分1本勝負＞
山縣優＆桜花由美＆●フェアリー日本橋 vs ○永島千佳世＆藤本つかさ＆春日萌花
12分29秒裏投げ ⇒ 片エビ固め

＜第三試合：CATCH THE WAVE 2015公式戦：シングルマッチ15分1本勝負＞
●大畠美咲<2勝3敗> vs ○飯田美花<４勝２敗>
9分27秒直伝・雁之助クラッチ

＜第二試合：CATCH THE WAVE 2015公式戦：シングルマッチ15分1本勝負＞
△水波綾<4勝1敗1分け> vs △山下りな<1勝3敗1分>
15分00秒両者時間切れ引き分け

＜スペシャルシングルマッチ＞
※MK4の選手が乱入した場合は紫雷の持つ無差別級へ永久に挑戦できなくなる特別ルール。正危軍の乱入については通常ルールに基づくこととなる。また紫雷が負けた場合は当日昼の発言に基づき、OZアカデミー認定無差別級のベルトを返上することとなる。
○小林香萌 vs ●紫雷美央
1分29秒 120％スクールボーイ
※中川ともかの唸れ！豪腕から

＜第一試合：タッグマッチ20分1本勝負＞
○アジャ・コング＆ダイナマイト関西 vs 尾崎魔弓＆●紫雷美央with西尾美香＆ポリス
※紫雷美央の持つOZアカデミー認定無差別級のベルトが返上となる
※7月19日OZ新宿大会での、尾崎・紫雷組によるOZアカデミー認定タッグ選手権への挑戦が決定。花月の復帰が間に合わない場合は、小林1人で防衛戦を行うこととなる
6分30秒垂直落下式ブレーンバスター ⇒ 片エビ固め