(C)M-1
2014年6月7日にロシアで『M-1 Challenge 49: Battle in the Mountains 3』が開催された。
ロシアの老舗MMA大会として精力的に大会を開催続けるM-1だが、今大会のメインは、元M-1ヘビー級王者であるケニー・ガーナ―の再起戦だ。アメリカン・トップ・チーム所属のアメリカ人（黒人）でありながら、ロシアのM-1を主戦場として活躍しており、M-1ヘビー級を支えてきたガーナー。しかし、最近は3連敗、ロシアの若い選手達に敗れている。39歳という年齢もあって、今回負ければ引退の文字が見えてくる。
その上、対戦相手は、ジェフ・モンソン、ソクジュを下してADFC（アブダビ・ファイティング・チャンピオンシップ）優勝の実績をもつシャミール・アブドゥラヒモフという強豪が相手となった。ガーナーは1R、すぐにテイクダウン、これはアブドゥラヒモフにすぐに立たれたものの、その後、打撃でプレッシャーをかけてガーナーが優位に試合を進めた。しかし、3R開始早々にアブドゥラヒモフがテイクダウンして、グランドでパウンド。なんとか一度はグランドから逃れてスタンドに戻したガーナーだが、再び倒されてパウンド連打を浴びる。試合は、判定でアブドゥラヒモフが勝利。これでガーナーは4連敗となってしまった。
また、セミファイナルにはハビブ・ヌルマゴメドフのコーチが、次にUFCと契約するであろうロシア戦士として名前を挙げるイスラム・マクハチエフ（Islam Makhachev）が登場。ユーリ・イヴレフを腕十字で仕留め、これでMMA戦績を10戦全勝（無敗）となったマクハチエフ。ハビブ・ヌルマゴメドフもM-1で実績を積んで、UFCと契約して活躍しているので、それに続いていきたいものだ。
■ M-1 Challenge 49: Battle in the Mountains 3
日時：2014年6月7日
場所：ロシア
＜ヘビー級＞
○シャミール・アブドゥラヒモフ
判定
●ケニー・ガーナ―
＜ライト級＞
○イスラム・マクハチエフ
1R 腕十字
●ユーリ・イヴレフ
＜フェザー級＞
○ツラル・レギモフ
1R 腕十字
●リー・モリソン
＜ライト級＞
○マゴメド・イドリソフ
1R TKO
●ユーリ・マイア
＜ライト級＞
○バシリ・ガギエフ
1R TKO
●セルゲイ・アンドリュ
電子書籍版はマット界舞台裏6月19日号次IWGP谷川貞治Glory長瀬館長マカオ泰拳CAC武藤船木BJマリガンに掲載されました。
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