プロレスリング・ノアが、公式HPにてKENTAの退団を公表した。『マット界舞台裏』取材班が、変な先走りすることもなく、どこよりも正確に先行スクープしたのは1月28日の深夜だったが、この件に限らず、世界中のあらゆるマット界を扱う専門媒体を比較して、本誌こそが圧倒的に先行スクープ回数とその精度においてダントツのNO.1だと宣言して差し支えなかろう。定期購読者諸氏が証人になろうが、すべては活字に残してあり、電子書籍ならではの特徴として思い立ったらスグに注文して読んで確かめることが可能だ。しかし、本稿はなにも自慢を述べたい訳ではない。その先の読者が知りたいことである。

　一時のプロレスリング・ノアほどではないものの、叩けば叩くほどホコリが出るのが今の全日プロ。ツキもなく、『チャンピオン・カーニバル』開催中には曙と潮崎豪が相次いで戦線離脱。春の祭典はヤマ場を迎えた頃にグシャグシャになった。そんな状況下で行われた4・27大阪府立での『Ｃ・カーニバル』優勝戦。社運の懸かった興行にも関わらず“あの人”の姿はなかった。

「レスラーになった以上、1番（世界王者）になるに越したことはないが、俺は２番か３番でも全然かまわない。なぜなら、1番には肉体、精神の両面で大変な苦痛も伴うからだ」テッド・デビアスがそう言ったのは1974年のデビューから数年しか経っていない頃だが、その言葉通り、彼は94年の現役引退までNWAやWWFのみならず全日プロでも２番手のシングル王座（UN王座）しか取らなかった。結果的にそうなっただけかもしれないが、デビアスの欲のなさが影響したことも事実である。

　1年前のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2013』では、去年起こった全日本プロレスの危機を振り返っている。

　今週号の取材レポート巻頭は、4・27全日本プロレス大阪ボディメーカーコロシアムだ。感動の大森隆男初優勝をプレイバックしよう！貴重な大会終了後のみなみ「カウント2.99」鈴木鼓太郎イベントも取材している。

　4月27日はプロレスイベントが目白押しということで、どれを見ようか迷っていたら、直前になってパキスタンジャパン・フレンドシップ・フェアーの中でIGF提供試合を行うと情報が飛び込んできた。これはもう、迷わず見るしかない！
　当日、上野恩恵公園は、イベントで大盛況！その中でも、IGF提供のイベントは特に大盛り上がりで、猪木さんが登場した時が最高潮であった。蓋を開けるまで、どんな試合が行われるのか分らない、一寸先はハプニングの大会を詳細レポート。

　杜の都・仙台で行なわれた、4月27日、大日本プロレスも密着。蛍光灯、有刺鉄線というこれぞ過激なデスマッチの醍醐味を東北のファンに見せつけてた。地方取材に無類の強さを発揮する『マット界舞台裏』ならではの驚愕取材となっている。

　勿論、インディやキックに強いという売りが今週号もばっちりとなっている。紅闘志也記者が取材した4.26 HEAT-UP 王子大会がそれだ！藤波辰爾が参戦予定という事で急成長を遂げているこの団体、インディファンなら見逃せない。

　世界に広がるムエタイ。近年は世界中でムエタイのイベントが開催され、大きいものでは、娯楽の殿堂・ネバダ州ラスベガスで開催されている『ライオン・ファイト』が有名だが、かつては魔の都と言われた香港・九龍で行なわれた『I-1 World Muaythai Grand Prix』の試合レポートだ。2005年から行なわれている大会で、過去には紅闘志也記者も選手として参戦している。今回も本場・タイからの強豪と、世界中から集まってきたムエタイ戦士が激突！その結果は？

＜今週の見出し＞
▼KENTAノア退団、藤田和之去就～問われる判断力!
　by タダシ☆タナカ

▼全日プロ４・27大阪　あのカードで2500人動員も…
　ちゃちな紙で作られた招待券が出回る
　byミルホン特別取材班

▼スーパー外国人列伝　第35回　テッド・デビアス
　ミリオンダラーマンとは真逆の人間性
　by 井上譲二

▼MSW時代の貴重撮影公開～テッド・デビアス写真館

＜アーカイブス2013＞
▼全日プロにバーニング効果なし？　クビ第一号は…

＜イベント/会見取材+コラム/資料+連載/海外情報局＞

▼4・27全日本プロレス大阪ボディメーカーコロシアム
　Photo & Text by 編集部
・「ワイルドとは諦めないこと」チャンピオンカーニバル初優勝
・1日3試合大森隆男「プロレスやってて良かった」
・秋山準と激闘！大森苦節22年、11度目の出場における春
・大会終了後みなみ「カウント2.99」では鈴木鼓太郎イベント開催

▼杜の都ライブホールにて～4・27大日本プロレス仙台Rensa熱気
　これぞ目前LIVE蛍光灯が砕け散り、有刺鉄線が鮮血を飛び散らす
　Photo & Text by 松橋隆樹
・BJWの未来塚本拓海宮本裕向ファイアーサンダー黒天使+伊東竜二
・関本タイガースマスク丸山敦ストロングBJ神髄x石川晋也河上隆一
・地元・宮城出身の忍がハッスルw/佐藤耕平x小幡優作&橋本和樹
・兄貴マサ「押売御免」平成極道コンビ立ち売り箱売り子会場徘徊
・高橋匡哉DeadlyDrive蛍光灯x元祖バカ外人マッドマン・ポンド
・バラモン兄弟水攻撃ボウリング道路標識x星野勘九郎&稲葉雅人
・ウエイト増した神谷ヒデヨシ、新人・植木嵩行に胸を貸す第1試合
・新曲シャバッシュ音頭披露もフランク篤カラテバラモン強制終了

▼4・27親善大使・猪木が今年も上野にやってきた！藤田和之も
パキスタンジャパン・フレンドシップフェスティバル～IGF提供試合
　Photo & Text by斉藤雅治Fb.ワールド・レスリング・アライアンス
渦中の藤田和之がメイン登場！将軍岡本を相手に大暴れも離脱示唆
澤田敦士、柔道着で一から出直しも青木真也に投げられる！
ワン・ビン暗闇虎をプロレス技連発で破る！デビュー三連勝
クラッシャー川口、膝蹴りで74秒殺劇！

▼4.26 HEAT-UP 王子大会
　Photo & Text by 紅闘志也
・小会場に観客100人超の盛況！
・6月新百合ケ丘大会にむけヒートアップ！
・エース田村は素顔のタイガースマスク・丸山に不覚をとる！
・さくらえみコントラダブルフォールで両者追放！？
・空手・たけむら光一 がプロレス・風戸大智 に一矢報いる！
・仲間の空手・中川達彦は翌日のキックでバックキックKO勝ち！
・王子明訓学校 近藤練習生の6月デビューが決定！

▼香港九龍ムエタイ4・28「I-1 World Muaythai Grand Prix 2014」
　Photo Thongchai Anita Text 紅闘志也
・香港九龍で開催「 I-1 World Muaythai Grand Prix」
・2005年から開催で歴史ある大会
・プロモーターはマスターKim Ip
・67㎏トーナメント優勝はタイのYodteera
・51㎏トーナメント優勝は香港のGary Tang
・イギリスのティム・トーマスは連敗

▼タブー満載企画【海外情報局.239】
WWEリック・フレアー登場ザ・シールド結託！TNAディクシー策略
・WWEジョン・シナ悪夢RAWワイアット・ファミリーkids洗脳合唱
・エリック・ヤング王座防衛4・27TNA『サクリファイス』PPV大会
・ジェフ・ジャレットGFWメヒコAAAとの提携公表どうなるTNA!?
・五味隆典復勝利ジョン・ジョーンズ王座防衛4・26『UFC172』
・新王者メルヴィン・マヌーフ4・27『GSF-Gringo Super Fight 10』
・ポール･デイリー豪快KO勝4・25『Final Fight Championship12』
・ルーシュ&ラ・ソンブラ第3勢力4・25CMLLアレナメヒコ定期戦
・ルチャリブレ北米進出4・27MaskedManiaルチャレジェンド夢

★一緒にカートに入れて合わせて読めばさらに楽しめる！
別冊105貴闘力デビュー 大仁田厚咆哮 初代タイガーRJPW 加藤悠特撮

別冊106Zero1W1抗争第1回アーカイブ広島ダブproWNC後楽園Reina

5月1日号開国全日三冠混沌Pメイビア橋本大地WKBA+魔界少女拳

4月24日号WWE株価 W-1解析 Fブラッシー Z1鈴木秀樹 CC仙台

4月17日号WM30ウォリアーIGF新日Legend新日キックATブッチャー

4月10日号WM前猪木白石夕陽引退Pan横浜DブルーザーBロビンソン

4月3日号新日不安PデヴィトAJスタイルズ全日騒動長与復活W-1真田

3月27日号大スポ50年APW再開武藤引退Dﾏｰﾄﾞｯｸ広島熱狂HeatUp

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