ゲガール・ムサシ見事一本勝ち！5・31『UFC Fight Night – Munoz vs. Mousasi』

　2014年5月31日にドイツ・ベルリンで『UFC Fight Night – Munoz vs. Mousasi』が開催された。

　2010年以来となるドイツ大会で、2014年からはUFNシリーズは、アメリカ大陸、欧州、アジアなど地域予選的な意味合いを強く出すという方針で、ナンバーシリーズやFOX大会と差別化を図っている。その世界戦略のひとつとして、再びドイツでも大会開催となったようだ。

　ただし、地域予選的な色合いが強くとも、メインイベントやセミファイナルには、ランカー同士の豪華なカードが組まれ、今大会でもメインにはマーク・ムニョス対ゲガール・ムサシ、セミファイナルにはフランシス・カルモン対C.B.ダラウェイとトップクラス同士の対戦が組まれた。

　注目のメインで行なわれたマーク・ムニョス対ゲガール・ムサシは、まさに剛対柔、ハードパンチャーのレスリングベース対キックベースという対極的なミドル級コンデンター同士の一騎打ち。しかし、試合は一方的な展開になった。なんとしてもテイクダウンしたいムニョスは、持ち上げて強引に倒そうとするが、ムサシは冷静に対応し、逆にムニョスのタックルを切って潰す。こうなるとムニョスに打つ手がなく、最後はマウントポジションを制したムサシが、嫌がって亀の体勢になったムニョスにチョークを極めて一本勝ち。MMAのベーシックな展開で勝利した。

　セミファイナルでのフランシス・カルモン対C.B.ダラウェイは、試合序盤、カルモンが長い足から繰り出されるキックで優勢だったが、1R終盤にダラウェイが左パンチでダウンを奪うと形勢逆転。その後、試合をリードしたダラウェイが判定勝ちした。

　また、アンダーカードでは、日本の戦極で活躍したマキシモ・ブランコが登場し、見事、判定勝ちしている。

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■　UFC Fight Night – Munoz vs. Mousasi
日時：2014年5月31日
場所：ドイツ・ベルリン

＜メインイベント　ミドル級＞
○ゲガール・ムサシ
　1R 3分57秒チョークスリーパー
●マーク・ムニョス

＜セミファイナル　ミドル級＞
○CB・ダラウェイ
　判定　3-0
●フランシス・カーモン　　

＜ミドル級＞
○ショーン・ストリックランド
　判定　2-1
●ルーク・バーナット　

＜フェザー級＞
○ニクラス・バックストロム
　1R 4分15秒チョークスリーパー
●トム・ニイニマキ

プレミアムカード
＜ライト級＞
○ニック・ハイン
　判定　3-0
●ドリュー・ドバー

＜ミドル級＞
○マグナス・セデンブラッド
　2R 4分59秒ギロチンチョーク
●クリストフ・ヨッコ　

＜バンタム級＞
○ユーリ・アルカンタラ
　1R 0分25秒 TKO
●ヴァウアン・リー

＜ウェルター級＞
○ペーター・ソボタ
　判定　3-0
●パウエル・パウラック

＜フェザー級＞
○マキシモ・ブランコ
　判定　3-0
●アンディ・オグル

＜ヘビー級＞
○ルスラン・マゴメドフ
　判定　3-0
●ヴィクトル・ペスタ

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