[週刊ファイト08月13日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼初戴冠新多数サマースラム終章セス-ローマン決着 Kオーエンズ復帰
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・サミ勝利ならず親友ライバル宿敵オーエンズ復帰勝利WWE王座盗りへ
・トリックW敗北Bコービン8年ぶりUS王座獲得 苦労人新たなスタート
・漁夫の利チェルシー最高王座獲得 自分のやり方で掴み取るラダー戦
・奇妙な試合:ヒューマン・マネー返さず人外ダンハウゼン 10万ドル行方
・初めてシングル王座チャド・ゲイブル13年越し完成独自スタイル開花
・セス・ロリンズxローマン・レインズ12年の争い終焉 世紀の完全決着戦
≪千秋楽サマースラム背景検証≫
・ローマン・レインズとセス・ロリンズ~12年続く兄弟喧嘩の物語振り返り
・セス・ローマン2人の因縁振り返り絶対王者に立ちはだかる過去の兄弟
※記事別永久保存凝縮PDF各500円販売中
■ WWE Summer Slam
日時:8月2日(日本時間8月3日)
会場:米ミネソタ州ミネアポリス USバンクスタジアム
サミ勝利ならず親友ライバル宿敵オーエンズ復帰勝利WWE王座盗りへ
<第1試合 WWE統一王座挑戦者決定戦 >
○ケビン・オーエンズ
8分33秒 スタナー
●サミ・ゼイン
グンサー
フィン・ベイラー
インディー時代から親友であり、ライバルであり、宿敵でもあるケビン・オーエンズが、サミ・ゼインの前に立ちはだかった。
昨日の試合でグンサーに敗れ、辞表を提出。一時は団体を去ろうとしていたニック・アルディスがGMとして復帰した。HHHから与えられた権限の中には、グンサーの処遇についても含まれていたが、この試合を追加する形で答えを出した。
さらに、首の怪我で欠場していたケビン・オーエンズも登場。噂はあったものの、最高の舞台で電撃復帰を果たした。
選手生命に関わる大怪我で、引退説まで浮上していただけに、会場のファンは大盛り上がり。サマースラム最大のサプライズとなった。
結果的に4WAY戦となったこの試合で、最も面食らっていたのはサミ・ゼインだった。もともと、この試合自体に不満を持っていたにもかかわらず、さらに2人が追加されたことで勝率は低下。不満は最高潮に達し、苛立ちを抱えたままゴングが鳴った。
試合開始早々、感動的な場面が訪れる。サミ・ゼインとケビン・オーエンズが向かい合い、復帰を歓迎するようにハグを交わした。少し涙を浮かべているようにも見えた。
しかし、すぐさま切り替え、打撃の応酬へ。この瞬間、親友から宿敵へと変わった。

約1年ぶりの試合にもかかわらず、キレのある動きで他者を圧倒。健在ぶりを世界に示した。一方、サミ・ゼインは負傷しているオーエンズの首を容赦なく攻撃。レフェリーが止めに入るほど激しい攻めを見せた。それだけ今回の試合に懸ける思いが強いことが伝わってきた。
試合は突然終わりを告げる。
サミ・ゼインが”ブルーサンダー・ボム”をケビン・オーエンズに仕掛けるが、かわされ、カウンターの”スタナー”を受けて敗北。サミ・ゼインにとっては悪夢の結果となり、WWE王座からさらに遠ざかることになった。
復帰早々、大きなチャンスを得たケビン・オーエンズ。2017年以来となる最高王座獲得への道が開かれた。しかし同時に、サミ・ゼインの王座への道を絶つ結果にもなった。
今後の2人の関係から目が離せない。
【試合経緯】
7月24日のSDで勝利したフィン・ベイラーが、王座奪還を狙うサミ・ゼインとWWE統一王座挑戦権を懸けて対戦する予定だった。
▼SmackDown結末を焦らす“宙吊り”の一夜サマースラムへ熱高まる
▼ニック・アルディス改-SmackDownベルトでぶん殴った男は正義か悪か
▼WWEサマースラム直前RAW:決着への覚悟が交錯した最後の一夜に
トリックW敗北Bコービン8年ぶりUS王座獲得 苦労人新たなスタート
<第2試合 US王座戦>
[挑戦者]○バロン・コービン
9分13秒 エンド・オブ・デイズ
[王者]●トリック・ウィリアムス

最近、2年ぶりにWWEへ復帰したバロン・コービン。他団体での経験や、在籍中から続けていた柔術にもさらに磨きをかけ、パワーアップして帰ってきた。その実力を見せつける戦いを披露した。
試合開始早々、怒りに任せて突っ込んでくるトリック・ウィリアムスをパワーで跳ね返す展開に。巨漢レスラーでありながらスピードも兼ね備えた2人が、迫力ある試合を展開し、会場は大いに盛り上がった。
バロン・コービンが攻めるタイミングをうかがい、場外にいる隙を突いて、トリック・ウィリアムスの付き人であるリル・ヨッティが竹刀で攻撃してリングへ戻す場面もあった。ここから流れが変わっていく。
試合終盤、トリック・ウィリアムスが不利な状況になると、リル・ヨッティがバロン・コービンの気を引きつける。それをきっかけにトリックが攻撃を仕掛けるが、リルに誤爆。そのままテーブル葬にしてしまう。
付き人を巻き込んでしまったことに動揺したトリック・ウィリアムスに対し、バロン・コービンはUS王座ベルトで一撃。さらに”エンド・オブ・デイズ”を決めて勝負あり。
バロン・コービンは8年ぶりとなるUS王座戴冠を果たした。
敗れたトリック・ウィリアムスは、せっかくのカスタムベルトを失う結果となってしまった。
【試合経緯】
突然WWEに復帰したバロン・コービンの度重なる不意打ちに激怒したトリック・ウィリアムスが、サマースラムでの対戦を要求し、試合が決定。
実は両者はNXT時代にも対戦経験があり、その際もトリック・ウィリアムスは敗れている。
漁夫の利チェルシー最高王座獲得 自分のやり方で掴み取るラダー戦
<第3試合 暫定WWE女子王座決定ラダーマッチ >
○チェルシー・グリーン
13分08秒 ベルト獲得
●ジェイド・カーギル
ティファニー・ストラットン
シャーロット・フレアー
ラッシュ・レジェンド

ついに人気者のチェルシー・グリーンが最高王座を獲得した。必ずしもトップ戦線でチャンスに恵まれてきた選手ではなかったが、その人気と戦略で王座を掴み取った。
この試合を取り巻く人間関係は複雑だった。シャーロット・フレアーとジェイド・カーギルの対立。ティファニー・ストラットンとチェルシー・グリーンの、ジェイド軍団に対抗するための怪しすぎる共闘。そして、ラッシュ・レジェンドだけが特に因縁のない立場。金曜のSmackDownでジュリアを2分で下し最後の枠を埋めたのだが・・・。それぞれの思いはバラバラだったが、目指すものはただ一つ、王座だった。
▼ジュリア2分ラッシュ・レジェンドお仕事役にファンは怒ってるのだが・・・
試合開始と同時に、シャーロット・フレアーとジェイド・カーギルが激しい殴り合いを展開。一方で、ティファニー・ストラットンとチェルシー・グリーンは息の合ったコンビネーションを披露する。「本当は、タッグを組んでいたのでは?」と思わせるほど完成度の高い連携を見せた。
しかし試合終盤、ティファニー・ストラットンが単独でラダーを登り、このまま王座獲得かと思われたその時、チェルシー・グリーンが駆け寄る。最初は応援している素振りを見せていたが……。
突然、ラダーを倒した。
この行動には因縁がある。2024年の女子『マネー・イン・ザ・バンク』ラダーマッチで、チェルシー・グリーンはあと一歩のところで優勝を逃した。その原因となったのが、ティファニー・ストラットンにラダーを倒されたことだった。その後、ティファニーが優勝を果たしている。
まさに、その復讐とも言える行動だった。
’24年07月18日号トロントMITBティファニーHeatwave新日DOUKI女子マット新日キック
チェルシー・グリーンはそのままラダーを登り、王座獲得かと思われたが、ジェイド軍団のB-ファブとミーチン(ミア・イム)が現れ攻撃。チェルシーはラダーに宙吊りとなり、動けなくなってしまう。
そのままB-ファブとミーチンは場外にいたジェイド・カーギルを抱え上げ、ラダーへ向かわせる。王座獲得目前だったが、今度はシャーロット・フレアーが阻止。
さらにラッシュ・レジェンドとティファニー・ストラットンも起き上がり、ラダー上で乱闘を展開。4人による激しい攻防となった。
先にラッシュ・レジェンドとティファニー・ストラットンが脱落。続いてシャーロット・フレアーとジェイド・カーギルも落下し、リング上にはチェルシー・グリーンだけが残った。
しばらくして、意識を取り戻したチェルシー・グリーンは、そのままラダーを登り切り、ついに王座を獲得。
会場の盛り上がりは最高潮。今大会で最も大きな歓声が上がった瞬間だったと言っても過言ではない。
ドキュメンタリーで「自分は最高王者にはなれないだろう」と語っていたチェルシー・グリーン。しかし、その人気と戦略で最高王座を掴み取った。
今後は復帰したリア・リプリーとの王座戦が予定されている。この王座を守り抜くことができるのか。ますます目が離せない存在となった。
【試合経緯】
このラダーマッチは、WWE女子王座のリア・リプリーが怪我で欠場中。そのため、暫定王座を設定し、復帰後王座戦を行うことを約束された試合。
・シャーロットは、ジェイドにタッグパートナーのアレクサ・ブリスを怪我させられている。
・ティファニー、チェルシーは共闘してジェイド軍団と争っている。