(C)Abu Dhabi Warriors
10月3日(現地時間)にアラブ首長国連邦・アブダビで『Abu Dhabi Warriors 3』が開催された。
2012年に第一回大会が開催され、その後、音沙汰がなかったが、2015年になって突如、復活。第二回大会が2015年3月26日に開催され、今大会が第三回大会とんる。今回も豊富なアブダビのマネーで世界各国からファイターを集結させた万国博覧会の様な豪華な大会となった。
メインは、UFCや日本のPRIDEでも活躍したソクジュと、UFCのヘビー級戦線トップで活躍したポール・ブエンテロという重量級の一騎打ちとなった。両者ともUFCリリース後は、勝ったり負けたりという感じなので、ここで大物同士の対決に勝利してUFCやベラトールというメジャー団体復帰をアピールしたいところだ。試合は打撃でプレッシャーをかけて前に出るブエンテロに対し、ソクジュは組みついてロープに押し込むという展開が続くが、ブエンテロはソクジュからダウンを奪いパウンドで試合を優位に進める。そして3R、遂にブエンテロの打撃が火を吹き、強烈なアッパー連打でソクジュからダウンを奪いパウンド。レフェリーがブレイクするも、再びブエンテロのラッシュでソクジュは逃げるようにロープを超えてエプロンに転倒。なかなか立ち上がらないソクジュを見て、俺の勝ちだろ?とブエンテロは両手を挙げて観客にアピール。観客からは大声援を受けるが、無理にソクジュを断たせて試合続行。しかし、すぐにブエンテロの左ストレートでソクジュはマットに沈み、流石にレフェリーもストップ。ブエンテロが劇的なKO勝利となった。
更に、日本のDEEPや戦極にも参戦しており故ハイアン・グレイシーの親友だったファブリシオ・モンテイロが英国のメジャー団体BAMMAトップ選手マックス・ヌネスとが対戦。頭ひとつ大きいヌネスが長い手足で打撃を繰り出し、モンテイロがタックルにきたところ、カウンターで左膝蹴りを叩き込み、ヌネスが衝撃的なKO勝利となった。試合後、モンテイロは引退を宣言、ヌネスはアレクサンダー・グスタフソンがUFC王者になると練習仲間にエールを送った。
またアンダーカードでは、日本のファンが注目する片平なぎさとルイス・ロングが対戦。試合はロングがすぐに片平のバックをとってチョークを極めて見事な秒殺一本勝ちとなった。
■ Abu Dhabi Warriors 3
日時:2016年10月3日(現地時間)
場所:アラブ首長国連邦・アブダビ
<ヘビー級/5分3R>
○ポール・ブエンテロ
3R 3分12秒 TKO
●ティエリー・ソクジュ
<ライト級/5分3R>
○アレキサンダー・サルナフスキー
判定
●ジェシー・ロンソン
<ミドル級/5分3R>
○カール・アモゾー
1R 4分43秒 腕十字
●アブドゥルマジド・マゴメドフ
<ライト級/5分3R>
○ウェイロン・ロー
判定-
●ヴァソ・ボコチェビッチ
<ヘビー級/5分3R>
○マックス・ヌネス
1R 0分43秒 TKO
●ファブリシオ・モンテイロ
<ウェルター級/5分3R>
○ルイス・ロング
1R 0分46秒 リアネイキドチョーク
●片平なぎさ
<ミドル級/5分3R>
○ホン・ソンチャン(韓国)
1R 4分30秒 TKO
●マキシム・セボン(フランス)
<バンタム級/5分3R>
○マルチン・アクタル
1R 4分55秒 腕十字
●リー・ムハ
<ミドル級/5分3R>
○イオン・パスカ
1R 1分42秒 TKO
●ヨシプ・ペリカ
<フェザー級/5分3R>
○アルティヨム・ゴロディネツ
2R 腕十字
●アハメド・ダマキ
10月2日(現地時間)にオクラホマ州タルサで『Legacy FC 46: Peterson vs. Rivera』が開催された。
AXSTVで全米に生放送されている為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、RFAと共にこのLegacy FCで王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多い。また逆にメジャー団体をリリースされた選手が、再起を賭けて、このLegacy FCやRFAで実績を積み再び契約を勝ち取るという再起の場にもなっている。
しかし、今大会のメインはこれからメジャーを目指す選手同士の対戦。レガシーFCで実績を積んできたステーブン・ピーターソンが北米ローカル大会で実績を積み、4勝0敗でレガシーFC初参戦となったアーウィン・リベラを迎え撃った。試合はピーターソンが判定勝ちで、レガシーFCの壁が厚い事を見せつけたようだ。
■ Legacy FC 46: Peterson vs. Rivera
日時:2015年10月2日(現地時間)
場所:アメリカ・テキサス州アレン
<バンタム級>
○ステーブン・ピーターソン
判定 3-0
●アーウィン・リベラ
<ミドル級>
○ハファエル・ロバト・ジュニア
1R 1分24秒 リアネイキドチョーク
●ケヴィン・ホーランド
<130ポンド契約>
○ジェイソン・サンプソン
1R 0分54秒 TKO
●アーチー・ロウ
<フェザー級>
○リカルド・ルーカス・ラモス
1R 2分39秒 腕十字
●コーディ・ウォーカー
電子書籍版は金曜9日発売『週刊ファイト10月15日号』に収録されました。
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