[週刊ファイト10月30日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼AEW格闘夢エベレスト登頂DアレンMOX「参った」 どうなるオカダ竹下
(c) AEW タダシ☆タナカ/hayahan
・AEW WrestleDream 2025大会結果
・ジョン・モクスリー、ダービー・アレンをoverするWrestleDreamとは?
・水槽での溺死クライマックス場内暗転!正義スティング加勢、蠍固めへ
・アントニオ猪木の魂とルー・テーズへの敬意が交差した夜
・アレン悲願の勝利とペイジ防衛 激戦尽くのメインカード
・“再生と継承” 因縁を超え新たな戦いへ動き出すAEW
週刊ファイトの海外詳報はファイトクラブ
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AEW WrestleDream 2025大会結果

■ AEW WrestleDream 2025
日時:10月18日(土)
会場:米国・セントルイス シェイフェッツ・アリーナ
<第13試合 メインイベント ”I Quit”マッチ>
○ダービー・アレン
25分25秒 ”I Quit”参りました宣告
●ジョン・モクスリー w/マリーナ・シェイファー
<第12試合 AEW世界王座戦 60分1本勝負>
[王者] ○“ハングマン”アダム・ペイジ
19分00秒 デッドアイ
[挑戦者] ●サモア・ジョー
※ペイジが王座防衛に成功。
<第11試合 AEW世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]○ブロディド(ブロディ・キング バンディード)
27分25秒 ゴンゾボム
[挑戦者組] ●ドン・キャリス・ファミリー(オカダ・カズチカ 竹下幸之介) w/ドン・キャリス
※ブロディドが王座防衛に成功。
<第10試合 TBS&ROH女子TV統一戦 ウィナー・テイク・オールマッチ>
[王者] ○メルセデス・モネ(AEW TBS王者)
16分10秒 モネメイカー
[挑戦者] ●白川未奈(ROH暫定女子TV王者)
※メルセデス・モネが2冠王に。
<第9試合 AEW女子世界選手権試合 60分1本勝負>
[王者] ○クリス・スタットランダー
16分35秒 ビッグバン・セオリー
[挑戦者] ●“タイムレス”トニー・ストーム
※スタットランダーが初防衛に成功。
<第8試合 AEW TNT王座戦 60分1本勝負>
[王者] ○カイル・フレッチャー w/ドン・キャリス
24分45秒 グラビティ・クラッシュ
[挑戦者] ●マーク・ブリスコ
<第7試合 トルネードトリオマッチ #1コンテンダー決定戦(AEW世界トリオ王座挑戦権争奪)>
○ハート・シンジケート(ボビー・ラシュリー シェルトン・ベンジャミン MVP)
13分30秒 ドライブバイ・ニー
●ザ・デマンド(リコシェ ビショップ・カーン トア・リオナ)
<第6試合 50万ドル争奪タッグマッチ>
○ジュラシック・エクスプレス(ジャック・ペリー&ルチャザウルス)
21分35秒 キルスイッチ
●ヤングバックス(マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン)
※勝者組に賞金50万ドル授与。
<第5試合 シングルマッチ 全員セコンド禁止>
○ジェイミー・ヘイター
15分35秒 リップコード・ラリアット
●テクラ
<第4試合 タッグマッチ>
○FTR(キャッシュ・ウィーラー ダックス・ハーウッド w/ストークリー(・ハザウェイ))
13分00秒 シャッターマシン
●マイク・ベイリー ケビン・ナイト(ジェットスピード)
<第3試合 女子タッグマッチ>
○ハーレー・キャメロン ウィロー・ナイチンゲール
12分00秒 スピアー
●メーガン・ベイン ペネロペ・フォード(トップゴッズ)
<第2試合 タッグマッチ>
○エディ・キングストン フック
3分00秒 裏拳
●コール・カーター グリフ・ギャリソン(ザ・フラットハウス w/ジャックド・ジェイムソン)
<第1試合 8人タッグマッチ(テイルゲート・ブロール・ゼロアワー)>
○デスライダース(クラウディオ・カスタニョーリ ダニエル・ガルシア PAC ウィーラー・ユウタ)
15分30秒 ヨーロピアンクラッチ
●ロデリック・ストロング カイル・オライリー オレンジ・キャシディ 石井智宏(ザ・コングロメレーション)
ジョン・モクスリー、ダービー・アレンをoverするWrestleDreamとは?
<第13試合 メインイベント ”I Quit”マッチ>
○ダービー・アレン
25分25秒 ”I Quit”参りました宣告
●ジョン・モクスリー w/マリーナ・シェイファー
本来AEWのPPV大会は、WWEのように各試合のこれまでの因縁をダラダラと煽りVにして流したりはしないのだは、この最終決着戦に関しては、これまでのダービー・アレンとジョン・モクスリーの棺桶マッチや、階段から突き落とされるハイライト映像が流される。但し、あらためてダービーのエベレスト登頂成功も挿入されているのがミソか。
最初に出てきたのはマリーナ・シェイファーを伴ったMOXから。そしてタイツに「死」をプリントしたモクスリーの残酷ショーが始まる。竹串をマリーナが渡したので、てっきり日本流の頭に串刺しかと思いきや、1本だけ取り出し、指と爪の間に差し込んで爪剥ぎやったのがエグい。

さらにMOXのベルトによるムチしばきは壮絶で、パイプ椅子へ頭からダービーを落とせば、ガチにパイプ椅子が破壊されているのだから怖い。受けの美学のプロレスとはいえ、こんなのをやられたら本当に死んでしまう。実況席は、なんども「フィニッシュした」と試合終了を示唆するのだが・・・。それでも実況席に放り投げられ、2台並べたテーブルに落とされと、残酷ショーが続くのだ。
水槽での溺死クライマックス場内暗転!正義スティング加勢、蠍固めへ

実況のトニー・シェバー二が”Gone Too Far”(やり過ぎ)を叫ぶように、リングには水槽が持ち込まれ、水が注がれていく。こ、これは・・・。残酷ショーのクライマックスは水攻めによる溺死クライマックスである。

窒息死の寸前、場内が暗転した。久しぶりのスティング見参である。正義の味方、月光仮面よりも強い、白髪ひげを蓄えバットを手にしたスティング様。後光がさして見えたファンも少なくはないであろう。
スティングはバットをダービーに託し、マリーナ・シェイファーを担いでゲートから消えていくと、あとはアレンのものだ。バットで叩き、コフィンドロップを決め、最後は師匠直伝のスコーピオン・デスロックである。
ついにMOXの口から”I QUIT”と降参が発せられたのだ。こうしてダービー・アレンのWrestleDreamが成就。かくして2025年の同名大会は、Happy Endで4時間の長丁場を終えたのだった。