TOP画像:マーク・ケアー公式
[週刊ファイト6月19日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼海外情報局.824 UFCマーク・ケアー殿堂ONE二大会タイファイト欧州MMA
他媒体にないタブーなき聖域:知覚の扉を開け!2025年6月6日~2025年6月12日
・マーク・ケアー、UFC殿堂入り(2025年クラス)決定
・メラブ・ドバリシビリ一本勝ちで王座防衛!UFC316
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マーク・ケアー、UFC殿堂入り(2025年クラス)決定
UFC®は、UFC®14およびUFC®15のヘビー級トーナメント優勝者であるマーク・ケアーが、2025年のUFC殿堂入り「パイオニア部門」の一員として選出されたことを発表した。
2025年のUFC殿堂入り式典は、UFCインターナショナル・ファイトウィークの一環として、6月26日(木)にT-Mobileアリーナにて開催予定で、UFC FIGHT PASS®にて独占ライブ配信される。
UFC社長兼CEOのデイナ・ホワイトは次のようにコメントした。
「マーク・ケアーは高いレベルのレスリング技術を持ち、PRIDEでも活躍した初期のMMAパイオニアの一人だ。」
ケアーは「パイオニア時代」部門で殿堂入りする21人目の選手となる。この部門は、2000年11月17日(統一ルール制定前)以前にプロデビューした選手が対象で、35歳以上または引退後1年以上経過していることが条件となっている。
ケアーは12年間のMMAキャリアで通算27戦(15勝11敗1無効試合)、うちUFCとPRIDEで10勝4敗1無効試合の戦績を残している。勝利した相手には、元KOTCスーパーヘビー級王者ダン・ボビッシュ、K-1 WORLD GP王者ブランコ・シカティック、元修斗ヘビー級王者エンセン井上などが名を連ねている。
1997年1月19日、ケアーは「World Vale Tudo Championship 3」のヘビー級トーナメントに出場し、3試合すべてを1ラウンドで勝利してプロデビュー戦で優勝。同年7月27日には「UFC®14: SHOWDOWN」にてUFC初登場し、モティ・ホレンスタインとダン・ボビッシュにTKOおよびサブミッションで勝利し、わずか4分でヘビー級トーナメントを制覇した。
さらに同年10月17日、「UFC®15: COLLISION COURSE」でもグレッグ・ストットとドゥエイン・ケイソンを計70秒で下し、2大会連続トーナメント優勝を果たした。これはホイス・グレイシー、マーク・コールマン、ダン・スバーン、ドン・フライと並ぶ、UFC複数トーナメント制覇の偉業である。
その後ケアーはUFCを離れ、PRIDEに参戦。デビューから3年間で8戦中6勝を挙げ、破壊力あるファイトスタイルから「ザ・スマッシング・マシーン」の異名を得る。
その後9年間にわたり、複数の団体でトップ選手たちと戦い続け、2009年に現役を引退。
またケアーは、キャリアを追ったドキュメンタリー映画『The Smashing Machine』の主人公としても知られる。同作は批評家から高く評価され、2024年には同名の劇映画が、ドウェイン・ジョンソン主演、A24製作で10月3日に公開予定である。
オハイオ州トレド出身のケアーは、アイオワ州ベッテンドルフ高校でレスリングを始め、将来UFC殿堂入りを果たすパット・ミレティッチとチームメイトだった。オハイオ州に戻り、Waite高校で州王者(1986年・ディビジョンI)となる。
大学ではシラキュース大学に進学し、EIWA(イースタン大学レスリング連盟)で1989年、1991年、1992年にカンファレンスタイトルを獲得。最終年にはオールアメリカンに選出され、NCAAディビジョンI王者にも輝いた。
その後フリースタイルレスラーとしても活躍し、1992年・1994年のUWWワールドカップで銀・金メダルを獲得。1995年にはパンアメリカン大会でも銀メダルを手にし、1993年・1994年にはUSAレスリングの世界代表選考会で優勝している。
さらにADCCサブミッション・ファイティング・チャンピオンシップにも出場し、ジョシュ・バーネット、リコ・ロドリゲスといった後のUFCヘビー級王者たちを破り、1999年、2000年、2001年大会で金メダルを獲得。2022年にはADCC殿堂入りも果たしている。
メラブ・ドバリシビリ一本勝ちで王座防衛!UFC316
(C)UFC
<UFCバンタム級タイトルマッチ>
UFCバンタム級王者メラブ・ドバリシビリと、前王者でランキング1位の挑戦者ショーン・オマリーが、注目の再戦を果たした。ドバリシビリは試合開始直後から圧倒的なアグレッシブさを見せ、自身の代名詞であるレスリングとスタミナで第1ラウンドを完全に支配。第2ラウンドは打撃戦となり、互いに見応えある展開を繰り広げたが、第3ラウンドでは再びグラウンドに持ち込み、ニンジャチョークでオマリーをタップアウトに追い込み勝利。#AndStill(防衛成功)となったドバリシビリは次のように語った。
「今、世界の頂点に立っている気分だ!オレは世界チャンピオンだ!何もないところからここまで来たんだ。若い世代に、自分の生き様を通じてインスピレーションを与えられることに感謝している。何を持っているかじゃなくて、どこを目指すかが大事なんだ。夢を信じて、それに向かって突き進めば、必ず道は開ける。オレがやってみせたんだから、キミにもできる!」
「オマリーがしっかり準備してきたのは分かっていた。オレだって負けたときは必ず変化をつけて成長してきたからね。でも、オレはもっと強くなっている。まだまだ出せてない技もあるし、少しずつ見せていくつもりだ。今はもう、オレの時代が再び来たんだ。ありがとう!」
<UFC女子バンタム級タイトルマッチ>
女子バンタム級王者ジュリアナ・ペーニャは、ランキング2位のケイラ・ハリソンにグラウンドに持ち込まれ、最終的にアームロック(キムラ)を極められタップアウト。ハリソンが新王者に輝いた(#AndNew)。勝利後、ハリソンはこう語った。
「私を好きな人も嫌いな人も、みんなに感謝している。あなたたちがこのスポーツの命そのものよ。これは、希望を失ったことのある人、あきらめそうになったことのある人、全てのシングルマザーたちのための勝利よ。辛くて罰を受けてるように感じることもあると思う。でも違う、それは“準備”なのよ。あなたは子どもたちの人生にとって必要な存在なの。ちゃんと見られてるわ」
「アマンダ(ヌネス)、上がってきて!あなたは史上最高の選手。私は今ベルトを持ってるけど、あなたには“伝説”がある。全部かけて、戦いましょう!」
その直後、アマンダ・ヌネスがオクタゴンに登場し、ハリソンと睨み合い。自身が長らく支配していたこの階級の王座奪還を宣言した。
<ミャンマー代表>
ミャンマー出身の新ランキング14位、ジョシュア・ヴァンは、ランキング12位のブルーノ・シウバを圧倒的なパフォーマンスで打ち破り、さらにランクを上げた。ヴァンはこの試合前、UFCで7試合目にして「シグニフィカント・ストライク750発到達」の最速タイ記録(ヨアナ・イェンジェイチェクと並ぶ)を持っており、この試合でもそのスピードと正確性を活かした見事なコンビネーションを披露。シウバはキックで対抗したが、ヴァンの攻勢は止まらず、最終ラウンドでTKO勝利を飾った。ヴァンの言葉:
「言っただろ?オレはどんどん強くなるって。今日はその成果だ。焦らず、しっかり相手を見て戦えば、ノックアウトは自然にやってくるんだ」
<中国代表>
中国のワン・ツォンは、ランキング14位のアリアーヌ・ダ・シウバに対して、ローキック主体の冷静な戦術で全3ラウンドを通して優勢を保ち、判定勝利でトップ15入りを果たした。試合後、ワンは語った。
「まだ100%満足はしていない。もっとできるはず。将来、もっとエキサイティングな試合を見せると信じてる。なぜかブラジル人選手とは縁があるみたいね。というわけで、次はジェシカ・アンドラージ、行きましょう!」