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[週刊ファイト6月12日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼GLEAT 後楽園G-CLASS 2025優勝・中嶋勝彦メイン石田凱士防衛
(C)GLEAT 編集部編
・GLEAT 後楽園激闘の記録!会場爆発
・意地がぶつかったG-REX選手権試合!石田凱士vs.エル・リンダマン
・鬼塚一聖と山村武寛が掴んだG-INFINITYの栄光!
・中嶋勝彦、G-CLASS 2025優勝でGLEATの頂点へ迫る
▼GLEAT CIMA神戸8年振り帰還で会場超満員大いに盛り上がる‼
▼GLEAT年内大阪ラスト‼ LIDET UWF中嶋勝彦V2 鈴木鼓太郎-飯塚優
▼GLEAT大阪MEGA 中嶋勝彦&田村ハヤト防衛 飯伏幸太リコシェ参戦
GLEAT 後楽園激闘の記録!会場爆発
■ GLEAT Ver.17
日時:2025年6月1日(日)
会場:後楽園ホール
<オープニングマッチ G PROWRESTLING 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
CIMA ○デイブ・ザ・クラウン ベルセゴル
6分39秒 体固め
渡辺壮馬 ジュンジェ ●JDリー
<第2試合 G PROWRESTLING タッグマッチ 20分1本勝負>
○井土徹也 鈴木鼓太郎
5分18秒 キルゾーン⇒体固め
伊藤貴則 ●八須拳太郎
<第3試合 G PROWRESTLING スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負>
○T-Hawk MICHIKO
9分29秒 プレタフォルテ⇒体固め
バリヤン・アッキ ●駿河メイ
<第4試合 G PROWRESTLING タッグマッチ 20分1本勝負>
リオ・ラッシュ ○アクション・アンドレッティ
7分58秒 CRU DRIVER⇒片エビ固め
渡辺壮馬 ●KAZMA SAKAMOTO
<第5試合 G PROWRESTLING 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
○クワイエット・ストーム 大門寺崇 MAZADA
8分13秒 53cm腕ラリアット⇒片エビ固め
河上“ファイヤー”隆一 クリス・ヴァイス ●佐藤☆恵一
<第6試合 G PROWRESTLING シングルマッチ 60分1本勝負>
○中嶋勝彦
15分39秒 ノーザンライトボム⇒体固め
●愛鷹亮
※中嶋勝彦がG-CLASS 2025優勝
<セミファイナル G PROWRESTLING タッグマッチ 30分1本勝負>
[挑戦者組] 山村武寛 ○鬼塚一聖
18分23秒 魂のシューティングスタープレス⇒片エビ固め
[王者組] SBK ●TAKUMA
※山村武寛 & 鬼塚一聖組が第9代G-INFINITY王者に
<メインイベント G PROWRESTLING シングルマッチ 60分1本勝負>
[王者] ○石田凱士
20分24秒 ハーフタイガースープレックスホールド⇒体固め
[挑戦者] ●エル・リンダマン
※石田凱士が3度目の防衛に成功
意地がぶつかったG-REX選手権試合!石田凱士vs.エル・リンダマン
2025年6月1日、GLEATが後楽園ホールにて開催した『GLEAT Ver.17』のメインイベントは、現G-REX王者・石田凱士と初代王者・エル・リンダマンによる三度目のG-REX選手権試合となった。過去の直接対決では一勝一敗と互角の戦績を残していた両者だが、この日は因縁に終止符を打つべく、それぞれが己の全てを懸けてリングに上がった。
かつて札幌で行われたG-CLASSトーナメント1回戦ではリンダマンが石田に勝利を収め、その後の神戸大会のタッグ戦でも石田を下すなど、挑戦者としての正当性を結果で示してきたリンダマンは、この日、実に2年5ヶ月ぶりのG-REX王座奪還を狙っていた。一方、王者として3度目の防衛戦に臨む石田は、自らの存在価値と成長を証明すべく、そしてリンダマンを真に超えるため、譲れぬ覚悟を胸に戦いへと挑んだ。
試合開始直後、石田が放った鋭いフロントハイキックで流れを掴みにかかると、リンダマンは後頭部への低空ドロップキックで迎撃し、早くも一進一退の攻防が展開された。ここから石田は得意の足攻めに切り替え、ニークラッシャーやローキック、さらにはサッカーボールキックを連発しながらリンダマンの左脚を徹底的に狙い始める。この間、リングサイドにはG-CLASSトーナメント覇者・中嶋勝彦がリンダマンのセコンドとして現れ、戦況を静かに見守っていた。
石田は逆片エビ固めやレッグロックを駆使して痛めつけるも、リンダマンはロープに逃れて耐え抜き、ここから反撃に転じる。足を引きずりながらもドラゴンスクリューやバックドロップ、低空DDTといった連続技で流れを変え、試合の主導権を奪いにかかる。さらに石田の串刺し攻撃を回避して腹部を蹴り上げたリンダマンは、エルボー合戦で観客を沸かせ、ヘッドバットやフロントハイキックで畳みかけた。
しかし石田も簡単には崩れない。延髄斬りやジャーマン・スープレックスで対抗し、雪崩式ブレーンバスターでコーナー上のリンダマンを叩き落とす。ここから再び足攻めに移行した石田は、クラッチ式ジャーマン、顔面蹴り、アンクルホールドと怒涛の畳みかけでリンダマンを追い詰めたが、挑戦者も驚異的な粘りを見せる。ジャーマン・スープレックスの連続で逆襲し、さらにタイガースープレックスの体勢にも入るが、石田はそれを凌いで再びアンクルホールドで締め上げた。