BRAVE Combat Federation(BRAVE CF)は、ジュネーブで開催された記念すべきイベント「BRAVE CF 94」において、MMA界における2つの大記録を打ち立て、再び歴史を塗り替えた。
イベントの冒頭、BRAVE CF会長モハメッド・シャヒド氏がステージに登場し、次のように力強く語った。
「本日は単なる格闘技イベントを観戦しているのではありません。BRAVE CFはついに世界36カ国で大会を開催し、MMA史上最多の国を巡った国際団体としての世界記録を樹立しました。」
この記録は、バーレーン王国を起点とし、ハリーファ殿下のビジョンのもと築かれたBRAVE CFが、MMAを真の“グローバル・スポーツ”へと昇華させるという使命を体現するものである。
スイス大会は、ヨーロッパにおける17カ国目の開催地となり、BRAVE CFはこれまで進出の機会が限られていた地域にもMMAの舞台を提供し続けている。また、欧州ファイターとファンに向けて、真に彼らを代表する場を創出するという意義も果たしている。
これまでにブラジルでの初開催を皮切りに、インド、南アフリカ、モロッコ、カザフスタン、セルビア、フランス、そして今回のスイスなど、国際的な足跡を刻み続けてきたBRAVE CF。その活動は、単なるイベント開催ではなく、「包括・機会・文化交流」を軸にMMAの地平を広げる挑戦の連続である。
2025年後半には、記念すべき第100回大会も予定されており、BRAVE CFは今後も“MMAの歴史を作る団体”として歩みを止めることはない。
モロッコのムエタイ界の伝説、ユセフ・ブーガネム(4勝0敗)が、スイス・ジュネーブのアリーナ・ド・ジュネーブで開催された「BRAVE CF 94」にて、ギリシャのディミトリス・モイロツォスを相手に圧巻のパフォーマンスを披露し、MMA世界での存在感をさらに確固たるものとした。
“ターミネーター”あるいは“モロッコの怪物”の愛称で親しまれるブーガネムは、その卓越した打撃技術と精密な距離感、そしてリングでの支配力を余すところなく発揮。第2ラウンド終了時、モイロツォス陣営がこれ以上の続行は不可能と判断し、試合を棄権。試合はブーガネムの完勝で幕を閉じた。
ムエタイ界の名手でありながらMMA転向後も注目を集め続けるブーガネムの活躍は、ファンや関係者の間で大きな期待を集めていた。この試合では、彼の代名詞とも言える打撃の破壊力だけでなく、MMAという競技特有の駆け引きや適応力も垣間見ることができた。
BRAVE CFにとってもスイス大会は欧州17カ国目であり、「未開拓地域へのMMA普及」という使命のもと、欧州のファイターとファンに新たな舞台を提供する一歩となった。
BRAVE CFのモハメド・シャヒド会長は試合後、「ユセフは真の戦士であり、打撃の芸術家だ。彼の存在はBRAVE CF全体を高め、ディビジョンに新たな魅力をもたらしている。今後も彼の壮絶なパフォーマンスに期待してほしい」と絶賛。
まさに世界に向けた強烈な“存在証明”となった今回の勝利。精密な技術と揺るがぬ闘志を武器に、“モロッコの怪物”ブーガネムは、この階級で世界最高峰の強豪たちと肩を並べる準備を着実に進めている。
BRAVE Combat Federationは、世界中のファンが待ち望んでいたウェルター級タイトルマッチの開催を正式に発表した。フランスが誇るノックアウトアーティスト、アレックス “ダ・キラ・キング” ロホレが、現王者ルイス “カド” カドに挑戦し、BRAVE CFスーパーベルター級王座をかけた一戦が実現する。
この挑戦は、ロホレがスイス・ジュネーブで行われた「BRAVE CF 94」において、ポーランドのマンスール・アブドゥルザコフを第3ラウンド残り20秒でTKOに沈めた鮮烈な勝利によって手にしたもの。圧巻のフィニッシュでレフェリーが試合を止め、ディビジョン内に強烈な存在感を放つ結果となった。
欧州MMAシーンのベテランであるロホレは、激しい攻撃スタイルと卓越した打撃技術、そして圧倒的な存在感で知られるファイター。BRAVE CFのケージに登場するたびに注目を集めるその姿は、今や団体を代表するスターの一人といえる。そんな彼が、ついに世界王座へと手を伸ばす。
対する王者ルイス・カドは、ブラジル出身のファイターで、ブラジリアン柔術をベースにしながらも爆発力のある打撃も併せ持つ万能型。王座防衛を続けてきた堅牢なチャンピオンであり、日々その人気と評価を高めている。だが今回の挑戦者ロホレは、まさに王座にとって最大の脅威となる存在だ。
BRAVE CFのモハメド・シャヒド会長は次のように語る。
「これはファンにふさわしいタイトルマッチだ。アレックス・ロホレはフィニッシュ能力の高いトップコンテンダーとして自らの価値を証明してきた。そしてルイス・カドは、真の王者として戦い続ける強い意志を持つ。両者が交わることで、BRAVE CFの名に恥じない世界タイトル戦が生まれるだろう。」
この一戦は、ウェルター級の今後を決定づけるだけでなく、欧州と南米、打撃とグラップリングという異なるスタイル、異なる背景を持つ二人の戦士による歴史的な激突となる。王者が防衛を果たすのか、それとも“ダ・キラ・キング”が新たな王として名を刻むのか――世界が注目する決戦が間近に迫っている。
2025年5月25日、世界が「アフリカ・デー」を祝う中、BRAVE Combat Federationもこの特別な日に敬意を表し、アフリカ大陸が持つ豊かな歴史、誇り高き文化、そして未来への希望を共に称える。
真のグローバルMMAプロモーションとして世界中に根を持つBRAVE CFにとって、アフリカは単なるマーケットではなく、「戦士の大地」である。アフリカに生きる人々の物語と精神は、まさに格闘技そのものの本質を体現している。
「アフリカ・デー」は、1963年に設立されたアフリカ統一機構(現・アフリカ連合)の創設を記念して、毎年5月25日に祝われている。独立と団結の象徴として、アフリカの息子たちと娘たちは今日も世界中の舞台でその名を刻み続けている。2025年、BRAVE Nationにとってこの記念日の意味は一層深まっており、数多くのアフリカ出身ファイターがトップディビジョンで輝きを放っている。
その象徴が、ジンバブエ出身の現BRAVE CFバンタム級世界王者ニコラス “ザ・セイント” フウェンデである。彼は2024年12月の「BRAVE CF 91」でアフリカ人対決となった元王者ンコシ・ンデベレを下し、歴史にその名を刻んだ。アフリカ大陸の成長と影響力を象徴する戦いであり、その価値は勝敗以上の意味を持つ。
スーパーウェルター級では、コンゴ民主共和国のエリーゼル “キングコング” クバンザが、その破壊的なノックアウト力で恐れられる存在となっている。アルジェリア出身のモハメド “ランビアンス” サイード・マーレムは、経験と闘志を武器にライトヘビー級での存在感を確立しつつある。
また、モロッコのユーセフ・ブガネムは、ムエタイ界のレジェンドとして知られ、その卓越した打撃スキルをMMAの舞台で披露。フェザー級では、同じくコンゴ民主共和国のプリンス “ブラックライオン” ロリアが急成長を遂げ、タイトル戦線への野心を明確にしている。そして、南アフリカのルタンド “ショーティ” ビコは、テクニカルな動きと不屈の精神でフライ級に旋風を巻き起こしている。
BRAVE CFのアフリカとの結びつきは選手だけにとどまらない。過去にはモロッコや南アフリカで大会を開催し、現地ファンに世界レベルのMMAを届けてきた。直近では2024年5月にモーリシャス・セントピエールで「BRAVE CF 82」を開催し、さらなる展開への足がかりを築いた。
今日、MMA界がアフリカ・デーを祝う中、BRAVE Combat Federationはアフリカの戦士たちとファンと共に歩み続け、その貢献と存在感を誇りに思う。アフリカの戦士たちは、過去も現在も、逆境に立ち向かい、団結し、誇りを胸に戦ってきた。その精神こそが、BRAVE CFが共に歩む物語の中心である。
アフリカ大陸と世界中のアフリカ系ファイター・ファンの皆さん、2025年アフリカ・デーおめでとうございます!
BRAVE Combat Federationは、2025年5月30日にスペイン・テネリフェ島のパベリョン・サンティアゴ・マルティンで開催される「BRAVE CF 95」にて、待望のスペイン再上陸を果たす。今回も現地パートナーFight2Oneとの共催で、スペインおよび世界各地から集まるトップファイターたちによる熱戦が展開される。
コーメインイベントでは、米国のホセ・トーレス(13勝3敗1分)とカザフスタンのディアス・イェレンガイポフがフライ級で激突する。
トーレスはIMMAF世界王者に2度輝き、BRAVE CFではバンタム級王者としても君臨した実績を持つ。Titan FCでのタイトル獲得、UFCやRIZINでの経験など、国際舞台での豊富なキャリアを誇るファイターである。最近ではRIZIN 49にて高橋誠を破り、再び頂点を目指す姿勢を見せた。
今回はフライ級へと階級を戻し、BRAVE CF初代フライ級世界王座の獲得を目指す重要な一戦となる。
対するイェレンガイポフは、タフネスとテクニカルなファイトスタイルで知られる難敵。トーレスのオールラウンドなスキルに、戦略的なアプローチで挑む。
「Year of the BRAVE」キャンペーンの一環として開催される今大会は、BRAVE CFのグローバル展開の勢いを象徴するとともに、トーレスのキャリアにおける新章の幕開けとなる可能性を秘めた一戦でもある。2人のエリートフライ級ファイターがテネリフェで火花を散らす夜、世界中のファンはハイレベルな攻防を目撃することになるだろう。
BRAVE Combat Federationのフライ級戦線は、いま最高潮を迎えている。ただ活況を呈しているというだけでは足りない。才能、緊張感、夢のような対戦カードが入り乱れ、まさに“爆発寸前”と呼ぶにふさわしい状況である。世界のMMAシーンが日々進化する中で、BRAVE CFが誇る125ポンド級の層の厚さとダイナミズムは他の追随を許さない。
そして、今後数週間はこの階級の勢力図を一変させる可能性を秘めている。
まず注目は、5月30日の「BRAVE CF 95」。元バンタム級王者ホセ“ショーティ”トーレスが5年ぶりにフライ級へ復帰し、カザフスタンの危険な新星ディアス・イェレンガイポフと激突する。トーレスが勝てばBRAVE CFにおけるレガシーがさらに強固なものとなるが、すでにファンの間では“夢の対決”への期待が膨らんでいる。それは、無敗の#1ランカーにしてKHK MMAの盟友、ムハンマド・モカエフとのフライ級世界王座決定戦である。
モカエフは、BRAVE CFフライ級の象徴とも言える存在であり、トーレスとの対戦は“世代を超えた頂上決戦”として世界中の注目を集めること間違いなし。モカエフは「BRAVE CF 95」でラマザン・ギティノフのセコンドとして現地入りする予定だが、その裏でトーレスの動向を密かにチェックするのではという声も多い。一方で、イェレンガイポフがアップセットを起こせば、一気にタイトル戦線に名乗りを上げることになるだろう。
だが、このドラマはまだ序章に過ぎない。
翌週の「BRAVE CF 96」(スロベニア)では、ジョージアの柔術家ビジナ・ガヴァシェリシビリと、強打を誇るブラジルのマルシアーノ・フェレイラが激突。静かに実力を積み上げてきたガヴァシェリシビリに対し、フィニッシュ能力に長けたフェレイラの一撃がどこまで通用するか、非常に興味深い一戦だ。
さらに7月には、これまた注目の因縁対決が待ち構える。ジェラルド・バーンズとアルペレン・カラブルートは、過去にモカエフと舌戦を繰り広げた経緯があり、この一戦も単なるランキング争いを超えた“火種”を孕んでいる。試合内容次第では、王座戦線に大きな波紋を呼ぶこともあり得る。
こうした動きがわずか数か月の間に集中している今、BRAVE CFのフライ級が「世界で最も注目すべき階級」と言っても過言ではない。元王者から新星、宿命のライバル関係から夢のカードまで、あらゆる角度から熱を帯びており、そのすべてが“次”の王者に向けて収束し始めている。
世界が見つめる中、BRAVE CFのフライ級王座は、いま最も“重み”のあるベルトとして、誰の腰に巻かれるかが注目されている。
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