[週刊ファイト5月15日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼RIZIN最恐王者シェイドラエフ誕生！朝倉未来-秋元強真-中村大介復活10周年神興行
photo:タダシ☆タナカ RIZIN公式 by ケーシー&編集部
・クレベル・コイケ陥落！フェザー級 ラジャブアリ・シェイドゥラエフ新王者
・引退⇒復帰・朝倉未来TKO 平本蓮の怪我⇒練習出来てない鈴木千裕
・左の秋元強真「死んでも勝つ」右・高木凌 打撃戦ならぬ至高MMA展開
・両者ベストバウト！萩原京平打ち勝ち男気ボーナスも 対JTT西谷大成
・上田幹雄KO破壊シビサイ頌真：怪我テーピングの右でなく左やられた
・Hvy級Tジョゼ・アウグスト3-0スダリオ剛「相手カウンター狙いだった」
・マレク・サモチュク 体重超過●ダニエル・ジェームス客の集中力切れる
・大晦日にT優勝者vs.ベラトール・ヘビー級王者ライアン・ベイダー参戦
・当て逃げ土下座パフォーマンス皇治？30kg差K-1王者シナ・カリミアン
・会見1本負けの神龍 本番では伊藤裕樹に完封 どうなるフライ級GP？
・数年ぶりU勝利！前半戦MVP中村大介 桜庭大世「見返すことが目標」
・太田忍の自爆 一皮むけた山本アーセン 征矢貴リベンジ他全試合網羅
・東京ドームGW後半戦 チケット代880,000円からA席14300円まで
■ RIZIN男祭り
日時：2025年5月4日（日）
会場：東京・東京ドーム 観衆42,706人（主催者発表）
RIZIN男祭り東京ドーム大会は４万人の観客を集めて開催。前半こそ重い空気になりかけたが後半大盛り上がりでまたも神興行に。この勢いは止まらない。
クレベル・コイケ陥落！フェザー級 ラジャブアリ・シェイドゥラエフ新王者
＜第16試合 フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール：5分3R（66.0kg）＞
●クレベル・コイケ（ブラジル/ボンサイ柔術）
1R1分2秒 右フック⇒KO
○ラジャブアリ・シェイドゥラエフ（キルギス共和国/Ihlas）
戦前はまだ粗さのあるシェイドラエフにはつけ入る隙があるのでクレベルが極めると予想していた。しかし蓋を開けてみるとシェイドラエフは粗さが取れ、冷静に闘う完全体に近い状態になっていた。まさかクレベルが完敗するとは思わなかったが、あの倒れ方ではレフェリーが止めるのもやむなしか。
最強にして最恐のRIZINフェザー級王者が東京ドームで誕生してしまった。果たして誰がシェイドラエフを止めるのか？ 誰も止められないまま修羅の国UFCへ乗り込んでしまうのか？ 今後はシェイドラエフを中心にRIZINは進んでいく。
（筆者ケーシー）今回はRIZIN初の試みである映画館でのパブリック・ビューイングで大会を観たが、画面の大きさ、観やすさは会場よりはるかに良かった。音響も良かったがこれは会場には及ばなかった。格闘技観戦でこんなにゆったりできてのも初めてだしPPV+3,000円なら安いと感じた。特になかなか地方在住で遠征できないファンにはオススメである。
今年はこの時期にこんなビッグイベントをぶっ放したRIZINだが、夏から秋、大晦日に向けてますます加速していくであろう。
引退⇒復帰・朝倉未来TKO 平本蓮の怪我⇒練習出来てない鈴木千裕
＜第15試合 RIZIN MMAルール：5分3R（66.0kg）＞
○朝倉未来（JAPAN TOP TEAM）
3R 2分56秒 左眉出血によるドクターストップTKO
●鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）
遂に朝倉未来が引退から復活、あの入場曲に乗って左右にステップしながらの入場、リングインですでに悲鳴に近い大歓声がリングを覆い尽くした。いつものピストルを撃つ仕草もそのままだ。表情も落ち着いていた。
試合が始まった。あの鈴木千裕に対して自分から打撃を振るう朝倉、鈴木も返すが朝倉は避ける。あの金原のタックルを切った鈴木をタックルでテイクダウンしたのは驚いた。しかもリングのコーナーを利用して動けなくしてコツコツ削っていた。本当になりふり構わず勝ちにいってる姿は好感が持てた。
そして流血した鈴木にドクターチェックが入り試合はストップ。朝倉のTKO勝ちが決まった。その瞬間、東京ドームが割れるかのような歓声ご巻き起こる。ドームの主役の復活劇は素晴らしかった。試合後のマイクも朝倉らしくて良かった。
会見に出てきた朝倉もまた唇を切っており、数針縫ったとのことだったが、鈴木の完敗には違いない。当て馬、かませ犬としてメインに抜擢されたアゼルバイジャン大会で、現地主役ヴガール・ケラモフをKOして魅せ、ファンの人気も得た千裕だが、まだ発展途上の25歳である。平本蓮の怪我により代打で東京ドームに出陣させた山口元気クロスポイント代表は、「練習出来てないのに送り出した俺の責任。やはり止めるべきだった」と、反省の弁をSNSに出していた。