「チャンピオン・カーニバル2025」優勝者決定トーナメント準決勝
5月18日(日)大田区大会を目前に、全日本プロレス事務所で「チャンピオン・カーニバル2025」優勝者決定トーナメント準決勝の記者会見が行われ、各ブロックを勝ち抜いた鈴木秀樹、宮原健斗、本田竜輝、斉藤レイの4選手が出席。
4選手のうち唯一の優勝のある宮原は準決勝で対決する本田を「10分以内で仕留める」と宣言すると「5月18日大田区総合体育館、当日はファンの皆が俺の背中を推してくれると思います。5月18日、最後に立っているのは、俺だ」春の祭典連覇を掲げた。史上最年少優勝記録更新を狙う本田は「まずは準決勝に勝たないとなんの意味もないと思うんで、後先考えず、まずは準決勝の宮原健斗を俺がぶっ倒したい」と準決勝突破を宣言。2人はフォトセッション後ににらみ合うと静かに会見場を後にした。
Aブロックを1位で通過した鈴木秀樹は「決勝戦で宮原健斗ともう一度戦って、そこで優勝します」とあくまでも宮原との決勝戦を見据えつつも、レイに対して「斉藤ブラザーズの斉藤レイじゃなくて、斉藤レイ個人の本質を準決勝の場で引き出したうえで」の勝利を宣言。一方、開幕3連敗の苦しい状況からトーナメントへ勝ち進んだレイは「俺は1ミリたりとも諦めなかった。こうして、優勝決定トーナメントに進むこともできると必ず信じていた。もうこうなったら、俺には優勝しか見えねえ」と不屈の精神で優勝宣言。「こいつは俺に持ってないものをたくさん持ってる。まず間違いなく相手の土俵で戦ったら大苦戦を強いられるだろう。俺は相手の土俵に立つつもりは一ミリもねぇ。自分の土俵で戦ったうえで、しっかりと叩きつぶしてやるぜ」と難敵・鈴木秀樹との準決勝への展望を語った。
2人はフォトセッションが終わりにらみ合うと、突如秀樹がレイのサングラスを投げ捨て胸倉を掴み一触即発の場面も。練習生が慌てて仲裁に入り事なきを得たが、準決勝を前に会見場には緊張感が充満していた。
「チャンピオン・カーニバル2025」【優勝決定戦】5.18大田区大会にどうぞご期待ください!
■ 会見の模様
宮原健斗「全日本プロレス、宮原健斗です。いよいよ『チャンピオン・カーニバル2025』優勝決定戦が迫ってきました。最後に残った4人はこの男たち。ただ、他の3人と俺が違うことが1つある。それは、2連覇がかかっているということ。なぜ2連覇を果たさなきゃいけない、果たしたいのか。それは、この「チャンピオン・カーニバル」日本全国で試合をしている中、たくさんのファンから2覇してください、優勝してください、そんな言葉をもらいました。そして、なにより俺自身が2連覇を果たしたい。5月18日大田区総合体育館、当日はファンの皆が俺の背中を推してくれると思います。5月18日、最後に立っているのは、俺だ」
本田竜輝「本田竜輝です。4度目の出場でやっと、やっと、ブロックを勝ち抜くことができました。まずは準決勝の宮原健斗しか俺は見えてないですが、その先に俺が優勝した暁には、歴代最年少優勝という勲章を手にすることができます。だから、準決勝の宮原健斗にまず勝って、俺が決勝に駒を進めて必ず「チャンピオン・カーニバル2025」優勝したいとおもいます」
鈴木秀樹「最初から言っていることと変わらないので皆さんには申し訳ないですが、決勝戦で宮原健斗ともう一度戦って、そこで優勝します」
斉藤レイ「斉藤ブラザーズ、弟の斉藤レイだ。今回のチャンピオン・カーニバル、これだけ意気込んでいたにも関わらず、俺は開幕戦から3連敗だった。だから前にも言った通り、俺は1ミリ、1ミリたりとも諦めなかった。こうして、優勝決定トーナメントに進むこともできると必ず信じていた。もうこうなったら、俺には優勝しか見えねえ。誰が相手でも必ずぶっ倒して、最後にあのドでけぇトロフィーを手にして、うまいビールを飲んでやるぜ、フォー!」
■ 質疑応答
―宮原選手は開幕前、斉藤ブラザーズへのリベンジを掲げていて、さらに公式戦で負けている鈴木選手も優勝者決定トーナメントに上がってきているが、どの選手との決勝戦を見据えてる?
宮原健斗「5月6日の斉藤ジュンを倒した時点で、俺の中では斉藤ブラザーズに対する、負けたことへの執念は晴らしたつもりなんで、斉藤ブラザーズへのこだわりはもうないです。鈴木秀樹か斉藤レイでしょ?どっちかが来るわけでしょ?5月18日どっちが来て欲しいとか、どっちを倒したいとかもうないですよ。フラットな気持ちで、5月18日はリングに立つつもりです」
―リーグ戦を通して準決勝の相手の戦いぶりを見てきたと思いますが、それを踏まえて対戦相手の印象やどんな戦いを準決勝でしたいか?
宮原健斗「優勝するためには2試合しなきゃいけないわけで、準決勝は本田竜輝。瞬発力、突進力はありますよね。その突進力、猛烈に来るのを全て受け止め、10分以内で仕留めます」
本田竜輝「準決勝は宮原健斗ということで、もう彼のペースの試合の運びだったり、そういうのはずっと前から見てますからある程度は把握してるつもりです。だからこそ、俺ができる爆発力で絶対に勝ちたいと思います。あと、準決勝なんですけども、(決勝戦に勝ち進めば)2試合あると思うんですけど、まずは準決勝に勝たないとなんの意味もないと思うんで、後先考えず、まずは準決勝の宮原健斗を俺がぶっ倒したいと思います」
鈴木秀樹「斉藤ブラザーズの斉藤レイじゃなくて、斉藤レイ個人の本質を準決勝の場で引き出してその上で勝って、決勝に行きます」
斉藤レイ「鈴木秀樹、こいつは俺に持ってないものをたくさん持ってる。まず間違いなく相手の土俵で戦ったら大苦戦を強いられるだろう。俺は相手の土俵に立つつもりは一ミリもねぇ。自分の土俵で戦ったうえで、しっかりと叩きつぶしてやるぜ」
世界ジュニアヘビー級選手権試合
5.18大田区大会での世界ジュニアヘビー級選手権試合に向けた記者会見が行われ、王者・MUSASHIと挑戦者・吉岡世起が登壇した。
3月29日の大田区大会で開催を予定していた2人の防衛戦は、MUSASHIが「急性胃腸炎」のため大会を緊急欠場したため延期となり、他のジュニア選手からは王者としての姿勢を疑問視する声が噴出していた。MUSASHIは今の体調を問われると「万全です!」と大声でアピールし、「今度こそ、必ずむーちゃんせーちゃんの戦いを実現させるんだと今は強く思っています。当日は世界ジュニアチャンピオンとしての強さ、せーちゃんに対する想い、そして自分が前回欠場してしまった際に色んな意見が出ましたが、その意見に対する思いすべてを解放して大田区のリングで戦いたいと思います」とタイトルマッチへ向けての強い思いを語った。
「ものすごい気合いが入ってますね。これはもう運命だと思ってます。100パーセントのむーちゃんと試合をして、勝ってベルトを巻きたいと思います」と意気込む吉岡には懸念が。「(3月の欠場の際)他のジュニアの選手がみんなこぞって(MUSASHIを)批判してて、仮にも選手会副会長としての人望を不安視してるんですけど」と切り出すと「一回起きたことは二回あるかもしれないんで、僕がむーちゃんに必要なものを用意してきました」とMUSASHIに”変なおじさん”柄の腹巻と正露丸をプレゼント。
困惑するMUSASHIに「これがあればもう準備万端だから。次は(タイトルマッチが)流れることはないと思います」と万全な状態でのタイトルマッチ実現を約束してみせた。
■ 会見の模様
吉岡世起「むーちゃんせーちゃんの初シングルマッチ、それが大田区での世界ジュニア戦という。俺の思い入れのある世界ジュニアのタイトルマッチということで、ものすごい気合いが入ってますね。これはもう運命だと思ってます。100パーセントのむーちゃんと試合をして、勝ってベルトを巻きたいと思います」
MUSASHI「本来、このタイトルマッチは3月の大田区で行われるはずだったんですが、自分の体調不良で延期にしてしまいました。それでも今回改めて防衛戦、タイトルマッチをさせて頂けることに感謝しております。そしてせーちゃんとは昨年からむーちゃんせーちゃんとしてタッグを結成してますが、タッグを組みながらも、せーちゃんと戦いたい。シングルで戦いたいとずっと思っていたのでそれがやっと実現、さらに言えば世界ジュニアのベルトをかけてのタイトルマッチで、シングルで当たれるっていうのはすごく嬉しく思いますし今度こそ、必ずむーちゃんせーちゃんの戦いを実現させるんだと今は強く思っています。当日は世界ジュニアチャンピオンとしての強さ、せーちゃんに対する想い、そして自分が前回欠場してしまった際に色んな意見が出ましたが、その意見に対する思いすべてを解放して大田区のリングで戦いたいと思います。以上です」
■ 質疑応答
―MUSASHI選手、今の体調はいかがですか?
MUSASHI「(大声で)万全です!」
―吉岡選手、今の言葉を聞いて安心しました?
吉岡「安心…ちょっと、心配されてるんだって思いました」
―タッグパートナー同士でタイトルマッチをするということで、結果次第ではその後二人の間に溝ができる可能性もある?
吉岡「試合をすることで溝ができるとは思ってないです。むしろマンガじゃないですけど拳で語り合った方がより分かり合えるんじゃないかなと思ってます」
MUSASHI「この戦いは、むーちゃんせーちゃんの絆をさらに深めるための戦いだと思います」
―吉岡選手、世界ジュニアに対する思いが強いとのことですが、ベルトを獲った場合、今後の展望は?
吉岡「世界ジュニアのベルトはちょうど12年前ですかね、僕が全日本に練習生として入団した時に運んでたベルトなのですごい思い入れがあって、それを取ることしか今は考えてないです。ほぼ2ヶ月ぶりくらいに上がる全日本のリングですけど、まずベルトを獲ってからですね。そこしか今見えてないです」
―吉岡選手、これまでいろいろな団体でジュニアのベルトを巻いてきたと思いますが、その中で世界ジュニアのベルトに特別な思いがある?
吉岡「そうですね、いろんなジュニアのベルトを巻きましたけども、世界ジュニアは僕が大学生時代に広島で(レスラーを)やっていて、それから東京に出てきて、初めて呼んでくれた団体が全日本プロレスで。ちゃんと練習生ってものを味わったのも全日本プロレス。たった2ヶ月だったんですけど、その時に運んでたベルトっていうのは思い入れが深いですね。あと、もう一つ気になっているのがですね、前回タイトルマッチが流れちゃったときに、僕は100パーセントのむーちゃんと戦いたかったんでありがたいと思ったんですけど、他のジュニアの選手がみんなこぞって批判してて、仮にも選手会副会長としての人望を不安視してるんですけど。今回、二度あることは三度あるじゃないですけど、一回起きたことは二回あるかもしれないんで、僕がむーちゃんに必要なものを用意してきました。(ポケットから何かを取り出すと)腹巻き買ってきたから。おなか冷えないようにちゃんと温めて。しかもちょっと色似てるでしょ」
MUSASHI「色が似てる?何に?」
吉岡「世界ジュニアのベルトと。赤と紫しかなかったから、紫の方が色似てるかなあと思って買ってきたから。ちゃんとおなか温めて、次こそ病気しないようにして、もしなっちゃったら、正露丸も買ってきたから。しかもこれ糖衣錠じゃない、ちょっと臭いやつ」
MUSASHI「くさいやつ?」
吉岡「臭いの好きそうだから」
MUSASHI「お父さんがよく飲んでる?」
吉岡「そうそうそう、これがあればもう準備万端だから。次は(タイトルマッチが)流れることはないと思います」
MUSASHI「ありがとう。くさ、くさいな…」
吉岡「なんか、好きそうじゃん。自然のものというか、臭いもの好きそうじゃん、くさやとか」
MUSASHI「まあ、でも、ありがとう。飲むよ、飲んでおなか冷やさないようにして。もし仮に(おなかが痛く)ならないけど、仮になったら。これ(腹巻)はなる前につけると」
吉岡「そう、毎日つけて」
MUSASHI「おなか痛くならないように」
吉岡「そう、ベルトとかしてないで。おなか冷やさないで」
MUSASHI「ベルトもするけどこれも付けて」
吉岡「違う、ベルトは金属だからおなか冷えちゃうから」
MUSASHI「これ(腹巻)巻いてベルトも巻く」
吉岡「違う違う、もう金属とかつけなくていいから」
MUSASHI「じゃあ、これ巻いて寝る、当日まで」
吉岡「そう、思いをはせて寝てください」
―吉岡選手、なぜ「変なおじさん」の腹巻なんでしょうか?
吉岡「逆に何言ってるんですか?腹巻と言えば変なおじさんでしょ、ねえ?」
アジアタッグ選手権試合
5.18大田区大会で行われるアジアタッグ選手権試合に向け、王者チームのライジングHAYATO&安齊勇馬、挑戦者チームのマイク・D・ベッキオ&エーグル・ブランが記者会見に出席。
5.11札幌大会で行われた6人タッグマッチでエーグル・ブランがライジングHAYATOから直接ピンフォール。アジアタッグ王者を撃破したエーグルは、HAYATOにベルトを巻くジェスチャーを見せ挑戦をアピールしており、今回、マイク・D・ベッキオとのタッグでアジアタッグ挑戦が決定した。
これまでヨーロッパ各国で試合をし結果を残してきた2人は、アジアタッグ王座奪取に向け「安齊勇馬選手、ライジングHAYATO選手そして最も栄誉のあるこのアジアタッグ、今回の戦いをとても楽しみにしてます」(エーグル)「もしタイトルを取ることができれば日本だけじゃなく世界中で防衛戦をしたい」(ベッキオ)と王座獲得の暁には国外での防衛戦も意識した発言。
ベルトの国外流出の可能性もあるだけに負けられない王者組は「アジアタッグは俺達、そして日本のベルトだよ。アジアタッグはあげないよ」(HAYATO)「日本には俺とHAYATOさんがいるんだぞという所を、今回見せつけたいと思います」(安齊)と防衛を誓った。
■ 会見の模様
エーグル「安齊勇馬選手、ライジングHAYATO選手そして最も栄誉のあるこのアジアタッグ、今回の戦いをとても楽しみにしてます」
ベッキオ「あなたたちがやってきたことは評価しているけど、俺たちもただヨーロッパで試合していたわけじゃない。俺たちはフランスも、ドイツも、UKでも結果を残してきた。次は日本だ。全ての国、全ての大陸、そして世界を狙っていく。このベルトは俺達にとってただのベルトじゃない。俺たちの未来そのものだ。いつの時も、いつも時代も、全ては全日本プロレスから始まる」
HAYATO「アジアタッグチャンピオンになって、初めての外国人タッグチームが相手だね。北海道でエーグル・ブランに負けて、夜にホテルで考えてたんだけど、俺たちとエーグル、ベッキオは国も言葉も肌の色も違う。けど、プロレスでつながっている。なんかいいなと思って。プロレスじゃなくても何かでみんながつながれば、世界平和、そんなのが実現できるんじゃないかなって思ってたんだけど、負けて悔しいから倒すよ。しばらく、争いのない平和な世界は無理そうだよ。あと、アジアタッグは俺達、そして日本のベルトだよ。アジアタッグはあげないよ」
安齊「全日本プロレスの安齊勇馬です。『チャンピオン・カーニバル2025』僕は優勝決定トーナメントに残れず、僕の今年の春は終わったなと思ったところに、こんなすごい2人からのアジアタッグ挑戦表明。先程言っていた通り、海外でも結果を残して本当にタッグとしてもシングルプレイヤーとしてもすばらしい選手と大田区という舞台で戦えるのが素直に嬉しいですしわくわくしてます。先程もフランス、ベルギーとかいろんな国を制覇してきたと言っていましたが、その国々にアジアタッグのベルトはなかったし、僕とHAYATOさんのタッグチームはいなかったし。日本には俺とHAYATOさんがいるんだぞという所を、今回見せつけたいと思います。そして今日誕生日を迎えて、26歳になった安齊勇馬はめちゃくちゃ強いってことを覚えておいてください。以上です」
■ 質疑応答
―挑戦者チームにお聞きします。アジアタッグのベルトを獲ったら、どんな国でどんな相手と防衛戦をしたい?
ベッキオ「もちろん全日本プロレスに相談したうえで、もしタイトルを取ることができれば日本だけじゃなく世界中で防衛戦をしたいと思っている。いずれにせよ、俺たちがベルトを巻けば、アジアタッグのタイトルはより世界的なベルトになるだろう」
エーグル「僕たち国際的なレスラーで、国際的なスターなので、このベルトを獲ってそれを証明したいと思います」
―ここ最近、外国人アジアタッグ王者はいなかったが過去のチャンピオンで意識するチャンピオンチームはいますか?
ベッキオ「今はこの2人がチャンピオンなので、2人しか意識していない。まずは目の前の2人を倒して、その後世界的に羽ばたいていきたい」
エーグル「同じく、まずは目の前にいる王者を倒して、今後のことはベルトを巻いた後に考えていく」
―先日の後楽園大会でベッキオ選手は全日本プロレスファンの支持を得ていましたが、このタイトルマッチでもファンは自分たちに声援をくれると思う?
ベッキオ「それは前回以上に!」
―挑戦者チームの2人は全日本ファンからも支持を受けていると思いますが、そういった外国人チームと戦うことについてどう思う?
ライジングHAYATO「俺はあんまり声援ってものを気にしたことが無いから、そんなに問題ないかな」
安齊勇馬「声援を受けていても、支持を受けていても、最終的に勝つのは僕とHAYATOさんなので特に気にしないです」
―チャンピオンチームにとっては初の外国人チャレンジャーということで、この先突破することで何か今までと違ったことがもたらされそうな予感はある?
HAYATO「自分にとってもアジアタッグのタイトルについても、世界に通用すると確信が持てるから俺にとっても大事な一戦ではあるかな」
安齊勇馬「世界で活躍している2人に勝つことで、間接的に僕らも世界で通用するっていうことの証明になるとおもうので、それが見えるなと思っていて、ただ、気負うといいこともないと思うので、いつも通りまじめにやって僕とHAYATOさんが勝つだけですね」
阿部史典デビュー10周年記念試合・全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合
■ 会見の模様
大森北斗「今回6人タッグ、満を持して挑戦させて頂くことになりました。前回負けてから、北斗軍は一時6人タッグ戦線から撤退させて頂き、個の力を、チームワークを磨く旅に出たんです。今回チャンピオン・カーニバルを経て、個の力、最高に上がっております。正直、3月にやったときより何倍にもなっています。特にですね、このチャンピオン・カーニバル、我々は決勝には行けてないんですが、記録よりも記憶に残る、新庄剛志的な戦いをしてですね、チャンピオン・カーニバルを盛り上げました。そして実はあまり気づかれてはいないんですが、北斗軍とバカの時代の対戦成績、吉田隆司があの真霜拳號からガッチリ3カウントを取り、羆嵐が鈴木秀樹からガッチリ3カウントを取り、リーダーであるこの俺も青柳優馬からカウント3どころかカウント5くらいまで入ってたんじゃないかという、完璧なナルシストロールを決め、対バカの時代の勝率、6割越えと言っても過言じゃないんじゃないかっていう。数値は出してないんですけど。これ来たなっていう、いまなら確実に獲れるっていう、大田区総合体育館で。我々北斗軍が、6人タッグのベルトを取り戻し、盛り上げて行きたいと思います」
羆嵐「ハーーーーー!!!北斗軍の羆嵐です。『チャンピオン・カーニバル2025』力及ばず、決勝には行けなかったんですけど少しだけ、いや、結構落ち込んでたんですけど。まさかこの、全日本プロレスTV認定6人タッグのベルトに挑戦できるということが判明しまして、とても気合が入ってます。正直めちゃくちゃ気合入ってます。我々ワンチームの北斗軍の使命は、このベルトを光り輝くベルトにすることだと僕は思ってます。なので、この強いバカの時代の3人から、我々ワンチーム北斗軍がベルトを獲り返したいと思います」
吉田「シャラッパー、ドラゴンゲートの吉田隆司です。チャンピオン・カーニバル最終戦で真霜拳號選手から取って、すごいそれで手ごたえを感じて、この団体でそれなりのベルトを巻きたいと言ったんですけども、6人タッグにベルトちょうどいいじゃないですか。ドラゴンゲートにもトライアングルゲートっていう6人タッグのベルトがありまして、自分は数えきれない程取ってきたと思います。おそらく10回くらいは。なので、非常に得意分野ではあるし、このベルトはやっぱりチーム力がカギとなるベルトだと思います。チャンピオンチーム、すごい実力者が揃ってるとは思いますが、チーム力なんで。俺達北斗軍はワンチームなんで。その辺は間違いないんで。このベルトは俺達の腰に任せて頂きます。釈羅不(シャラップ)!」
青柳「次で4度目の防衛になるわけなんですが、対戦相手がワンチーム、チーム力を言ってきてますが、チーム力であればチャンピオンチームである我々に勝てるチームはどこにも存在しないと僕は自負しております。僕はちょうどことわざでもあるように、三人寄れば文殊の知恵というものですよ。3人集まった時のチーム力、そしてふり絞られる知恵、それを駆使したうえで、もう負けることはないと思ってます。必ず北斗軍を返り討ちにします。釈羅不!」
阿部「デビュー10周年記念試合・6人タッグ選手権の阿部史典です。チーム力で言いますとまさに、プロレスのチームワーク、それって連携だけじゃなくいろんなところに、かゆいところに手が届いたりとか、こんな発想があったのかと。3回防衛してきましたけれども、本当に試合をするたびに勉強になって、感動があって、達成感があるこのチームで、まだまだ日本全国津々浦々でこの6人タッグを防衛して回りたいと思ってますので、今回も必ず防衛したいと思います。よろしくお願いします」
光留「パンクラスMISSIONの佐藤光留です。正直な話、チャンピオンなのにチャンピオン・カーニバル呼ばれなかったっていうのでまあまあ拗ねてたんですけど、まあ北斗軍のメンバーが弱くて予選落ちしたんで、こうやって組まれて良かったなと思う反面、もう、ちょっと北斗軍飽きてきたなと。賞味期限切れを楽しんでたんですけど、それもちょっと飽きてきたなという感じで、第2、第3のヨシ・タツって感じなんですけど。ワンチームワンチームって北斗軍は言ってるんですけど、ワンチームっていう割には言ってることもバラバラだし、計算はしてきてないし、先のビジョンが見えないんですよね。僕はね、彼らと試合して分かったんですよ。本当の北斗軍の狙いは、このベルトだけじゃないんです。僕はね、気づいたんですよ。北斗軍が一番狙ってるもの。この記念試合、誰の記念試合か?阿部史典なんですよ。阿部史典、まあぐるっとまとめて格闘探偵団。皆さん、そろそろ気づいてないですか?ちょっとマスコミの持ち上げ方が異常じゃないですか?大した事してないんですよ。昔のバトラーツを水で薄めて焼き増しして、今風の味付けしてるだけなのに、ちょっと過剰に持ち上げられてると思いませんか?でも、この持ち上げられてる格闘探偵団、北斗軍が乗っ取り、これ間違いないと思うんです。なので今日は、ちゃんと準備してきました。ジャン!『おめでとう阿部史典10周年、格闘探偵団対vs北斗軍、乗っ取りをかけたイリミネーション興行』ですね。6月19日木曜日、昼の12時58分から東京ZOO大会です。皆さんご存じ東京ZOOですね」
北斗「どこですか?」
光留「東京ZOOだよ!30人超満員のあの会場だよ。今日、全面対抗戦ですんでカードも全部考えてきましたんで。これは佐藤光留興行としては行いません。格闘探偵団は毎回チケット売り切れますんで。最近阿部史典が税金の話ばっかりするんですよ」
阿部「したことないです」
光留「第1試合 大森北斗vs佐野直。第2試合 羆嵐vs藤原あらし。昔のキックボクサーです。皆さんご存じ、全日本キックに出てた藤原あらしです。レスラーとして見れないです」
阿部「いやだからレスラーじゃないです」
光留「第3試合 ジャック・ケネディvsオカネクレチカ。あのオカネクレチカです」
阿部「これ違います。巣鴨プロレス関係ないです」
光留「第4試合 サイラスvs和田良覚vsタカ・クノウ、レフェリー長井満也」
阿部「どっから突っ込んでいいかわかんないんですけど」
佐藤光留「どこでもいいですよ」
阿部「レフェリー?」
佐藤光留「違います。ファイターです。和田良覚はファイターです。総合戦績勝率50パーです。第5試合、吉田隆司vs今泉渚。知らない?今泉渚。最近はやりの中国のショートドラマあるだろ?あれで雲雀青君って呼ばれてる今泉渚だよ。知らないのかおまえら課金しろこの野郎!メインイベントです。愛澤No.1vsフワちゃんです。これ見てわかる通り、俺達格闘探偵団は北斗軍みてえなヨシ・タツの焼き増しには負けねえんだよ。大田区6人タッグ。メインイベントじゃねえと試合しねえからな。メインイベントはチャンカンの決勝だって言うんなら、そのあと客出し中にやって俺らがメインイベントだ。全員ぶち殺してやる!!」
■ 質疑応答
―阿部選手、改めて10周年記念試合ということで意気込みを
佐藤光留「どうだっていいんだよそんなこと!」
青柳「それ以外で」
阿部「デビュー10周年記念、でもそれよりもこれはタイトルマッチであり、対抗戦なので。たった10年なので。まだまだプロレスをたくさん続けている人たちはいるので、対抗戦必ず勝利します」
光留「そんなこと思ってねえよ!」
阿部「思ってます。必ず勝利します」
―北斗選手、陰謀論がささやかれてますがいかがでしょう?
北斗「今出た対戦相手で本当に知ってる名前が雲雀青君の今泉渚しかなかったって言うのは、返答しづらいところなんですけど。阿部史典10周年って言うことで、プロレス界阿部史典と言えば何かって言うことなんですけど、プロレス界一のヤリ○ンレスラー。女に対してっていう感じじゃなく、色んな所に媚びを売る姿勢。色んな団体にヘコヘコヘコヘコして。僕はこの団体が一番好きなんですよっていうのを100団体くらいに言ってるヤツなんですけど。ただ、ヤリ○ンレスラー、1人だと思うなよっていう。北斗軍の最強ヤリ○ンレスラー、羆嵐が迎え撃ちますよ。本当に、飲み会などで酔っ払ったら彼は言うんですよ。俺北斗軍に本気で行きたいんだよって。俺は北斗軍1本で行きたいと思ってる、所属にだってなりたいよって」
羆嵐「思ってますよ」
北斗「ただ、色んな人から聞いた話だと明日ハナゾノ王国っていうのがあるらしいんですけど、その代表の花園さんっていう人にも俺、この団体1本で行きたいんですよ。主戦場にしたいんですよって。その前はお寺プロレスで、そのお寺の人に俺このお寺に骨うずめたいですって」
光留「佐藤光留興行ではそんなこと言ってなかっただろ!どうなってんだ!」
羆嵐「俺そんなこと言ってないもん」
北斗「いや、ビビると思いますよこのヤリ○ン力。本当に、お互い10周年を迎えたヤリ○ンレスラーですよ。チャンピオン・カーニバルで倒した青柳優馬は俺に任せてもらって。佐藤光留は何してくるかわかんないですけど、ファンタジスタという点では吉田隆司が佐藤光留を迎え撃つでしょうし、10周年を迎えたヤリ○ンレスラー対決という意味では、阿部史典vs羆嵐。そういう見方もできると思うんで、引けを取ってないです。北斗軍は。何も負けてないです。安心して見ていてください」
―阿部選手、ヤリ○ンナンバーワン対決だという話が出ていますが?
阿部「ヤリ○ンナンバーワン対決?ヤリ○ンという言葉はよくないですね。全てのものを愛している。全てのものを一つ一つ全力で愛している。それだけです。ヤリ○ンではないです。そこに一つ一つ心があるだけです。愛してます。以上です」
光留「逆に質問したいんですけど。プロ格DXに聞きたいんだけど、この試合の見どころを教えてください。北斗軍vs格闘探偵団だけじゃないから。対マスコミも俺たちはやってるから。持ち上げられすぎなんだよ格闘探偵団が。おかしな話なんだよ。新木場いっぱいにしたくらいでカラーが2、3ページくらい載るでしょ。これはもう対マスコミだから。だから対マスコミとして見どころを教えてくれよ」
記者「今回勝負論の強い戦いをした上で、6人タッグならではの醍醐味を見せられるようなタイトルマッチというのが見どころになるのではないのかと」
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