[ファイトクラブ]全日本プロレス後楽園CC宮原健斗、逆転勝利!鈴木秀樹が首位通過

[週刊ファイト5月8日期間 [ファイトクラブ]公開中

▼全日本プロレス後楽園CC宮原健斗、逆転勝利!鈴木秀樹が首位通過
 photo by テキサスロングホーン&全日本プロレス公式 編集部編
・宮原健斗、三冠王者斉藤ジュンを逆転撃破!混戦を制し優勝決定T進出!
・鈴木秀樹、変貌の果てにスミスJr.撃破 “バカの時代”封印と執念の首位通過劇
・斉藤レイ、3連敗からの怒涛3連勝!ラフ殺法の菊田円を撃破し逆転優勝へ
・吉田隆司が見せた一撃必殺の執念 リーグ最終戦で渾身の初白星
・圧倒的なパワーが北斗軍をねじ伏せた!綾部蓮が3勝目
・5・6全日本プロレス後楽園!激闘の記録


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▼宮原健斗vs.スミスJr、斉藤ジュンvs.鈴木秀樹ほか熱戦続出!全日後楽園CC

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宮原健斗、三冠王者斉藤ジュンを逆転撃破!混戦を制し優勝決定T進出!

 2025年5月6日、全日本プロレス後楽園ホール大会にて開催された「チャンピオン・カーニバル2025」Aブロック最終戦において、三冠ヘビー級王者である斉藤ジュンと全日本のエース宮原健斗が激突した。今シリーズは例年以上に激戦続きで、Aブロックではこの日を迎える時点で宮原、斉藤ジュン、鈴木秀樹、デイビーボーイ・スミスJr.の4人が勝ち点10で並ぶ大混戦状態となっており、当該試合は事実上のトーナメント進出決定戦として注目を集めた。

 先に行われたセミファイナルでは鈴木秀樹がスミスJr.をジャパニーズレッグロールクラッチで破り、直接対決での有利さからブロック首位通過を決定づけた。これにより、メインイベントの宮原対斉藤ジュン戦の勝者が2位通過となり、優勝決定トーナメント進出の最後の椅子を掴む形となった。

 試合開始直後から、斉藤ジュンの圧倒的なパワーと重量感ある攻撃が宮原を苦しめる展開が続いた。ジュンの放つ鋭いラリアットと骨太なパワームーブの連打は、リング上で圧倒的な存在感を示し、王者としての威厳を十二分に見せつけていた。一方の宮原は、それに対抗するため冷静さを失わず耐えに耐え、反撃の機を狙っていた。

 その中で徐々に調子を取り戻した宮原は、得意とする打撃の鋭さと機動力を発揮し始めると、ジュンの動きを読み切った上でブラックアウト(ヒザ蹴り)を炸裂させ、さらにシャットダウンスープレックスホールドで見事に3カウントを奪取。観客の声援が爆発する中、宮原は勝者としての意地と格を見せつけ、ブロック突破を決めた。

 試合後、マイクを握った宮原は「勝ち進んだぞ!今日はそれが一番大事なんだ」と声を張り、続けて「必ず優勝決定戦の舞台に勝ち上がる!そして必ず優勝を勝ち取るぞ!」と力強く宣言し、会場を興奮の渦に包み込んだ。一方、敗れた斉藤ジュンは3冠王者でありながらトーナメント進出を逃すという結果に、「俺は、こんなところで立ち止まるわけにいかないんだ…」と苦悶の表情を浮かべていた。

 今大会は、まさに一瞬の攻防が命運を分けるプロレスの醍醐味を体現するような一戦であり、宮原の勝利は単なる勝ち星以上の価値を持つものとなった。次なるステージでどんな戦いを見せてくれるのか、プロレスファンの期待はいやがうえにも高まっている。

鈴木秀樹、変貌の果てにスミスJr.撃破 “バカの時代”封印と執念の首位通過劇

 後楽園ホールにて開催された全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル2025」Aブロック公式最終戦で、鈴木秀樹とデイビーボーイ・スミスJr.の激突が実現した。この一戦は、トーナメント進出をかけた極めて重要な意味を持つだけでなく、両者の意地と格闘美学がぶつかる一騎打ちとしても注目を集めていた。試合は技巧派同士ならではの攻防戦が展開され、序盤から互いにグラウンドでのコントロールと投げ技を主軸に主導権を奪い合う流れとなったが、最終的には鈴木がジャパニーズレッグロールクラッチでスミスJr.を丸め込み、決定的な勝利を奪取。これにより鈴木はAブロックを首位で通過し、決勝トーナメント進出を決めた。

 この勝利の裏にあるのは、鈴木がこれまでに築き上げてきた“バカの時代”という陽気なキャラクターからの脱却という大きな心境の変化であった。彼自身が明かしたところによれば、「バカの時代」を続けていた時期は勝率が振るわなかったという自省があり、そこから約1年かけて今のスタイルに至ったと語っている。表情には余裕と冷静さを湛えつつも、言葉の端々からにじみ出る殺気が、現在の鈴木の内面を象徴していた。


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