[週刊ファイト4月3日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼メインセミが爆発!DEEP TOKYO IMPACT ニューピアホール
写真提供:DEEP公式 ケーシー&編集部編
・ケーシー画伯が紡ぐDEEP東京2025年最初の大会
・DEEP快進撃の狼煙! 新鋭たちが躍動、メイン級KO劇の前哨戦!
・若き才能が覚醒!鈴木が一本勝ち、山田と狩野は圧巻の実力で存在感を示す
・杉山が激闘を制し、力也が衝撃の14秒KO!階級を揺るがすバンタム&フライ級戦線
・倉本大悟、逆転のTKO劇でメインを制す! DEEP快進撃の勢い止まらず
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ケーシー画伯が紡ぐDEEP東京2025年最初の大会
格闘技という舞台は、決して一瞬のKOや一本だけで語り尽くせるものではない。そこに至るまでの準備、背景、成長、そして選手たちが懸ける想いが交差し、ようやく一つの試合として結実する。そして、そのドラマのすべてを、鮮やかに、繊細に、そして情熱的に描き出す筆者がいる──そう、ケーシー画伯である。
2024年3月23日、ニューピアホールで開催された「DEEP TOKYO IMPACT」。若手選手が多数登場し、それぞれが自らの存在をリング上で証明せんとぶつかり合ったこの大会は、まさに“新章の幕開け”というにふさわしい熱量に満ちていた。中でもコメイン、そしてメインで巻き起こったあの衝撃の瞬間……それを現場で目撃したケーシー画伯が、試合ごとの空気感や観客の反応、選手たちの立ち居振る舞いまで丹念に記し、格闘技の醍醐味をあらためて我々に伝えてくれる。
このコラムが特別なのは、試合の勝ち負けに終始することなく、「なぜその選手がそこに立っているのか」という背景や、「その一瞬にかけた思い」が丁寧にすくい取られている点にある。たとえば、初の関東参戦となった選手の緊張感、プロデビュー戦に臨む若者たちの初々しさ、敗れながらも光を見せた者、そして激戦を経て進化を遂げた者たち……そのすべてが、ケーシー画伯の視点で温かく、時にユーモアを交えて描かれている。
また、熱心な格闘技ファンにとっても嬉しいのが、選手の所属ジム、セコンドに誰がついていたか、どのような応援があったかといった細やかなディテールである。それらは試合そのものに深みを与えるだけでなく、選手たちがどのような環境で育まれてきたのかを知る手がかりにもなる。試合前の空気、観客のざわめき、会場の熱気……文字を追うごとに、その場の情景が目に浮かぶのだ。
特に、今回は若手主体の大会であるがゆえに、未来を担う可能性がそこかしこに溢れている。ケーシー画伯は、そうした“まだ知られていない逸材”たちの一瞬一瞬を丁寧に拾い上げ、彼らが歩み始めた第一歩にスポットライトを当てる。読み進めるうちに、まだ名の知れぬ若武者たちを応援したくなってしまう──それがこのコラムの魅力である。
そして忘れてはならないのが、後半に待ち受ける“衝撃”。もちろん詳細は語れないが、観た者の記憶に焼き付く瞬間があったことだけは強調しておきたい。その熱狂と驚き、歓声と沈黙を、ぜひケーシー画伯の筆致で追体験していただきたい。
DEEPが育てる格闘技の今、そして未来。その現場の息吹を感じたいすべての人に、このコラムはそっと寄り添い、熱く語りかけてくる。まだ読んでいないなら、今がその“始まり”の時である。
いよいよ、次項からは、お待ちかねケーシー画伯のレポートである。お楽しみください。
DEEP快進撃の狼煙! 新鋭たちが躍動、メイン級KO劇の前哨戦!
3月23日にニューピアホールで行われた、DEEP TOKYO IMPACT はコメイン、メインで衝撃的なKO!DEEPの快進撃が始まった。
<第1試合:DEEPライト級 5分2R>
○野尻大輔(パラエストラ八王子)
判定 3-0
●真野亜三瑠(NEX SPORTS)
真野は名古屋の公武堂ファイトでデビューし、パワー溢れるファイトが人気が出始めてる選手でドラゴンボールで入場。
野尻は塩田さんが教えているパラエストラ八王子所属。試合は組みの闘いが続き野尻が優位に立つ。
結局最後まで野尻が上の体勢をキープし判定勝ち。
真野は初の関東の試合を勝利で飾れなかった。
<第2試合:DEEPフェザー級 5分2R>
○藤井連(FIGHTER’S FLOW)
2R 0分19秒 TKO
●石塚一(神龍ワールドジム)
上田さんが教える藤井と神龍が教える石塚。石塚は寝技狙いでねちっこく攻めていく。藤井がなんとか凌ぐ展開が続いた。
しかし1R終了直前に藤井が膝蹴りから右ストレートを当て石塚はフラッシュダウン。なんとかタックルしてラウンド終了。
2Rも石塚はダメージがあるのか、タックルのスピードが遅い。藤井はパンチからの首相撲で固めて膝蹴りを連打。
レフェリーは試合を止めた。
<第3試合:DEEPフェザー級 5分2R>
○権藤大剛(クロスポイント・パラエストラ吉祥寺)
判定 3-0
●佐々木耀(K-clann)
権藤、佐々木ともにデビュー戦の闘い。
佐々木が寝技で優位に立ち、バックからリアネイキッドチョークを狙うが阻止され、今度はアームバーへ移行。これを権藤は凌いで逆にV1アームロックを狙う。これも極まらずスタンドに。
打撃から権藤が投げるが、佐々木も体勢を入れ替わり攻守が目まぐるしく変わっていき観客は大盛り上がり。
2R、権藤がバックを取りジャーマン一閃。グラウンドで上になるも佐々木は体勢を返し有利に。更にまた体勢が変わり権藤がマウントに。グラウンドでの一進一退の攻防に会場が沸く。
上の体勢が多かった権藤が判定勝ちでデビュー戦勝利を飾った。
若き才能が覚醒!鈴木が一本勝ち、山田と狩野は圧巻の実力で存在感を示す
<第4試合:DEEPフェザー級 5分2R>
○鈴木大晟(パラエストラ八王子)
1R 3分32秒 リアネイキッドチョーク
●平石光一(PUREBRED)
この試合もプロデビュー戦同士の試合だったが、フレッシュな2人が面白い試合を描いてくれた。
会場の大応援団のコールを背に打撃で優位に立つ鈴木だったが、グラウンド状態で膝を入れてしまい警告となる。
再開後、打撃の応酬からタックル。平石は立ち上がり組みの状態。離れた後はお互いに打撃を狙う。
その後鈴木は組んでケージに背にバックを取り一気にリアネイキッドチョークの体勢となり立ったまま失神させ1本勝ち。