[週刊ファイト3月20日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼パンクラス衝撃メインKO劇デビュー4戦目・渡邉史佳女子フライ級王者
写真提供:パンクラス公式 by ケーシー
・3・9『パンクラス352』横浜武道館の熱狂!
・後藤丈治、圧巻のKO劇!本野美樹が激戦を制す
・新星・山本歩夢の衝撃勝利&バルボーザの華麗なる日本デビュー!
・井村塁が必勝パターンを確立! 王者・黒澤亮平がBBJの誇りを守る!
・新女王誕生! 渡邉史佳、衝撃のKO劇でフライ級王座奪取!
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ケーシー画伯が見届けた、パンクラス352の熱狂!
格闘技界において、選手たちの闘志や戦いのドラマを 文章と絵の両面から伝える唯一無二の存在——それがケーシー画伯である。
週刊ファイトの格闘技専門ライターとして、現場の熱気を余すことなく記録し、さらに選手たちの魂を映し出すような迫真の似顔絵を描くことで、格闘技ファンから絶大な支持を得ている。
試合の流れを冷静に分析しつつ、選手のバックボーンや人間ドラマにも深く切り込むその筆致は、まさに専門家の域に達している。
今回取り上げたのは、3月9日に横浜武道館で開催された『パンクラス352』。
ナンバーシリーズ開幕戦となる今大会は、激闘の連続となり、会場は終始熱狂に包まれた。
メインカードは驚愕のKO劇が続き、パンクラス初参戦の選手たちが大きなインパクトを残す大会となった。
各試合の緻密な戦術分析や選手たちの試合への想いを克明に記述。さらに、試合を追うだけでなく、格闘技が持つ魅力、選手たちが積み重ねてきた努力、そして彼らの未来への期待を存分に感じ取ることができる。
「格闘技とは、単なる勝敗の記録ではなく、選手一人ひとりの生き様を映し出すものだ」
その信念のもと、ケーシー画伯は今回の大会をどのように切り取ったのか?
後藤丈治、圧巻のKO劇!本野美樹が激戦を制す
ナンバーシリーズ開幕戦となるパンクラス352が3月9日に横浜武道館で行われ、激闘の連続で大いに盛り上がった。
メインカードはほとんどの試合が1本・KO決着で、パンクラス初参戦の選手が活躍する大会となった。
<第8試合 バンタム級 5分3R>
●合島太樹(ROOTS)
1R 4分12秒 TKO/スタンドのパンチ
○後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A)
他団体で試合していた後藤丈治が久しぶりにパンクラス参戦。
試合はほぼ一方的になり、後藤が圧倒的な強さを見せつけKO勝利!
打撃で上手くプレッシャーをかけ、徐々に当てていき、最後は左フック2発でレフェリーが止めた。
果たしてパンクラスで後藤の相手となる選手は存在するのか?次戦に注目である。
<第9試合 女子ストロー級 5分3R>
●藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)
判定/0-3
○本野美樹(リバーサル横浜グランドスラム)
メインカード1試合目とメインイベントが女子の試合となった今大会。
これはやはり、じわじわと女子格闘技が復活の兆しを見せてきたのではないかと思われる。
元パンクラスチャンピオンであり、現修斗チャンピオンである藤野恵実に対するは、
JEWELSからROAD TO UFCを経て、所属をAACCからリバーサル横浜グランドスラムに移籍した本野美樹。
藤野の入場には、後ろから黒部選手と万智選手がペンライトを振りながらついてきて、藤野も歌いながら入ってきた。
1R、2Rは藤野が細かいステップから上手くプレッシャーをかけパンチを振るい、本野は上手くかわしながらパンチ・キックで応戦する同じような展開。
しかし、パンクラス特有のラウンド後に読み上げる判定結果では、1Rは藤野、2Rは本野と分かれた。本野の下がりながらの有効打を取ったのか?
判定は本当にわからない時がある。
しかし、これで本野は生き残ったし、藤野もまだまだやれることが証明された。
新星・山本歩夢の衝撃勝利&バルボーザの華麗なる日本デビュー!
<第10試合 フェザー級 5分3R>
●Ryo(グランドスラム/リングス)
2R 1分43秒 アームロック
○山本歩夢(K-PLACE)
山本歩夢もパンクラス初参戦の選手でRIZIN出場経験あり。
戦績はすべて1Rで勝敗がついており、Ryoとの一戦は好試合の匂いが試合前からしていた。
試合は最初からエンジン全開の2人で会場も沸きっぱなし。しかし、1R終了のブザーが鳴り響き、山本は初の2R突入。
山本は1R最初のパンチで拳を骨折していたというが、全く気付かなかった。
その後、山本がグラウンドでキムラロックの体勢を作り、強引に1本を取った。
試合後のマイクで「タイトルマッチまで試合しない」と発言し、解説陣を唖然とさせた山本。
次戦はどうなる?
<第11試合 ライト級 5分3R>
●粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)
2R 4分02秒 ダースチョーク
○ラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO/ブラジル)
UFC経験もあり、実力者として知られる粕谷優介に対するは、パンクラス初参戦で初来日のラファエル・バルボーザ。
身長差と手足の長さを粕谷がどう攻略するのかと楽しみにしていた。
試合が始まると、思ったより身長差が凄く、打撃では粕谷が入っていけない状態。
なんとかタックルで倒そうとするが、逆に倒されて下になり、バックで4の字ロックから首を狙われる。
なんとか体勢を入れ替えたところで1R終了。
2Rが始まって早々、再び粕谷がタックルからテイクダウンを狙うが倒せず、打撃の応酬が続く。
だんだん粕谷も打撃を当て始める。