[週刊ファイト2月20日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼PANCRASE BLOOD.5ケーシー画伯31回目の新人王決定戦注目試合
by ケーシー
・ケーシー画伯が描く、格闘技の熱き物語
・51歳でプロデビュー!オノダマンがチョークで一本勝ち!
・ボンサイ柔術・氏原魁星、適正階級で本領発揮!1R一本勝ち!
・佐藤ゆうじ一本勝ち!ボンサイ勢がネオブラ1回戦を完全制覇!
・PANCRASE BLOOD5全結果!激闘の記録
・本誌お馴染みキングダムエルガイツ森田祥平 Hプロのナギ惨敗
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ケーシー画伯が描く、格闘技の熱き物語
格闘技界において、選手たちの闘志や情熱を文字と絵で伝える唯一無二の存在、それがケーシー画伯である。週刊ファイトの格闘技専門ライターとして、現場の臨場感を余すことなく伝えるだけでなく、彼が描く似顔絵は、選手たちの魂を映し出すかのように生き生きとしている。
単なるイラストではなく、その人の歴史、戦いの背景、そしてリングの上での一瞬の輝きを切り取る芸術品だ。格闘技ファンなら誰しもが、彼の筆致によって描かれたファイターの姿に心を震わせたことがあるはずだ。
ケーシー画伯は、選手の試合をただ取材するのではなく、彼らと深く関わりながら、その歩みを記録し続けてきた。特にボンサイ柔術との関係は深く、サトシ・ソウザやクレベル・コイケといったスター選手がまだ駆け出しだった頃から見守り、彼らの軌跡を追い続けてきた。ケーシー画伯の手によって描かれた彼らの似顔絵は、単なる肖像ではない。戦士としての誇りや闘志を封じ込めた記念碑のような存在だ。
そんなケーシー画伯が、今回も格闘技ファン必読のコラムを執筆した。2月11日、品川インターシティホールで開催された 『PANCRASE BLOOD.5 ネオブラッドトーナメント』について、7時間以上に及ぶ激闘の中から注目試合をピックアップ、会場の熱気と選手たちの奮闘を克明に綴ってきた。今回のコラムでも、ケーシー画伯ならではの視点で、試合の流れや選手たちのドラマを描き出している。
格闘技は単なる勝ち負けのスポーツではない。そこには、選手一人ひとりの人生、努力、そして夢が詰まっている。ケーシー画伯の記事には、そのすべてが凝縮されている。彼の言葉を通して試合を振り返ることで、ただの結果報告では得られない、深い感動と興奮を味わうことができるだろう。
今回のコラムもまた、格闘技の真髄を知るための貴重な一篇となるはずだ。
試合のネタバレは避けるが、リングの上で繰り広げられた熱い戦いを、ケーシー画伯がどのように描写したのか、ぜひ本文を読んで確かめてほしい。
51歳でプロデビュー!オノダマンがチョークで一本勝ち!
2月11日(火・祝) 品川インターシティホールで行われた『PANCRASE BLOOD 5 ネオブラッドトーナメント』。
7時間以上に及ぶロング興行 全33試合(2試合は中止)の中で、注目試合をピックアップする。
<第1試合 女子フライ級ワンマッチ>
○オノダマン(T-BLOOD)
1R 1分42秒 リアネイキッドチョーク
●ナギ(Hプロダクション / 千葉ねわざワールド)
筆者が会場観戦を決めた理由の一つがこの試合。
51歳にして、この試合がプロデビュー戦となったオノダマン。40代から格闘技を始め、アマチュアMMAの試合を経験し、昨年プロ昇格を果たした。
T-BLOODで練習しながら、川尻代表のジム「Fight Box Fitness」でインストラクターを務め、川尻代表のstand fm「じりラジオ」にも毎週出演している。
試合は序盤、ネギがパンチを当て優位に進める。オノダマンが打撃を返しながら組みに行くも、逆にネギに投げられる。横四方の体勢になりながらも、ハーフガードに戻し徐々にバックの体勢へ。ネギの首を狙うオノダマンは、2回目のトライでリア・ネイキッド・チョークを極め、一本勝ち。
全国の女性ファイターに勇気を与えたオノダマン。川尻代表からは 「還暦までにチャンピオンを目指せ」 との激励があった。今後のオノダマンの闘いが楽しみで仕方ない。
◆本誌によく登場するナギ
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◆51歳MMAプロデビュー オノダマン
▼PANCRASE BLOOD.5ケーシー画伯31回目の新人王決定戦注目試合
氏原魁星、適正階級で本領発揮!1R一本勝ち!
<第8試合 ネオブラッドトーナメント ストロー級 1回戦>
○氏原魁星(ボンサイ柔術)
1R 3分05秒 リアネイキッドチョーク
●森田祥平(キングダム立川コロッセオ)
ボンサイ柔術所属の氏原は、小学生の頃から柔術を始めた生粋のグラップラー。筆者も、小学生時代から彼の柔術・MMAの試合を見守ってきた。
今まで階級上のフライ級での試合や、急遽代打出場の試合が多く、黒星が増えていたが、今回は適正階級である ストロー級 でのトーナメント。
試合は、Pancraseデビュー戦の森田との打撃勝負でスタート。氏原がパンチを単発で当てるも、森田も打ち返し、打撃戦は互角の展開となる。しかし、氏原が一瞬の隙を突いてバックを取り、金網に森田を押し付けると、そのままジャンプして飛び乗る。
足を4の字フックし、森田の首を狙う氏原。左手を首に入れるも、森田に防がれると、今度は右手を入れ、左手をセットしかける。しかし、森田も左手を剥がして抵抗。さらに手を入れ替えてセットすると、森田は倒れて外そうとしたが、かえって極まってしまい、タップアウト。
優勝候補の氏原魁星が1R一本勝ち。 やはり寝技の技術は一日の長がある。
RIZINライト級チャンピオンのホベルト・サトシ・ソウザも期待する氏原魁星の次戦に大いに注目したい。
◆キングダムエルガイツ第23回ルーキー・トーナメント優勝の森田祥平だったが痛恨のミス
▼森田祥平グラップリング優勝キングダムエルガイツ入団