[ファイトクラブ]船木誠勝が圧倒、大仁田厚が電流爆破要求!SSPW後楽園大会激闘

写真提供:ストロングスタイルプロレス公式

[週刊ファイト3月27日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼船木誠勝が圧倒、大仁田厚が電流爆破要求!SSPW後楽園大会激闘
 (C)SSPW 編集部編
・グラン浜田と西村修を偲ぶ-初代タイガーマスクの無念の欠席
・船木誠勝、レジェンド王座奪還!壮絶な戦いと誕生日に誓った決意
・大仁田厚、後楽園ホールで炸裂! 邪道の魂が宿る6人タッグマッチ
・タイガークイーン、3年半の活動に終止符――衝撃の結末
・後楽園激闘の記録!本誌顧問ターザン山本も現場で興奮


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グラン浜田と西村修を偲ぶ-初代タイガーマスクの無念の欠席

 2025年3月13日、東京・後楽園ホールで開催されたストロングスタイルプロレス(SSPW)の大会は、格闘技とプロレスの真髄を体現する戦いが繰り広げられたが、その試合以上に多くのファンの心を揺さぶったのが、グラン浜田さん(享年74)と西村修さん(享年53)の追悼セレモニーだった。二人の偉大なレスラーを偲び、会場に集まった選手、関係者、そしてファンの誰もがその功績に思いを馳せた。

 この日の追悼セレモニーには、生前交流の深かった初代タイガーマスク(佐山聡)も出席を予定していた。しかし、パーキンソン病と闘う佐山は、体調不良により当日の出席を断念せざるを得なかった。
ストロングスタイルプロレスの平井丈雅代表によると、「本人も当日まで来場するつもりだったんですが、午後4時半に『行けない』という連絡がありました」と、佐山自身もギリギリまで参列を望んでいたことが明かされた。

 佐山は、グラン浜田とは新日本プロレス時代からの盟友であり、ジュニアヘビー級の礎を築いた同志だった。また、西村修とは古くからの親交があり、技術を重視する”ストロングスタイル”の精神を共有していた。そんな二人の追悼セレモニーに参列できなかったことは、佐山にとっても無念だったに違いない。

 追悼セレモニーは、スーパー・タイガー、間下隼人、船木誠勝、日高郁人らの出場選手がリングに集まり、厳粛な雰囲気の中で執り行われた。

 まず、二人の経歴が読み上げられ、彼らがどれほどの影響をプロレス界に与えてきたのかが語られた。続いて、会場全体が静まりかえる中での黙とう、そしてプロレス界の伝統である追悼の10カウントゴングが鳴り響いた。その後、二人の名前がコールされると、会場は大きな拍手に包まれた。

 この瞬間、後楽園ホールに集まった観客の多くが、彼らの試合を思い出し、それぞれの記憶の中にあるグラン浜田と西村修の姿を噛みしめたことだろう。

 グラン浜田は、日本のジュニアヘビー級レスリングのパイオニアの一人であり、メキシコ・ルチャリブレの影響を日本に広めた第一人者でもある。
その卓越した身体能力と華麗な空中殺法は、多くのレスラーに影響を与え、彼が開拓したスタイルは現在のプロレスにも息づいている。特に新日本プロレスやUWFインターナショナルなどでの活躍は語り草となっており、メキシコでは「エル・グラン・ハマダ」としてその名を轟かせた。

 また、彼は団体の枠を超えて活動し、全日本プロレス、みちのくプロレスなど、さまざまなリングでファンを魅了し続けた。その影響力は計り知れず、彼のスタイルを受け継ぐレスラーたちが現在も活躍している。

 一方で、西村修は、独特のプロレス哲学と”クラシカルなレスリングスタイル”で知られる異色のレスラーだった。

 彼は力任せの攻撃ではなく、技巧を駆使した関節技やグラウンドレスリングで戦うスタイルを貫いた。 それは、かつての”ストロングスタイル”を現代に蘇らせたとも言える存在であり、その試合運びは観る者を惹きつけた。

 また、西村はレスラーとしての活躍にとどまらず、政治家としても活動し、プロレス界の発展のために尽力したことでも知られる。彼の死は、プロレス界にとって大きな損失である。

 追悼セレモニーは、グラン浜田と西村修が残した功績を振り返るとともに、”ストロングスタイル”の伝統を継ぐ者たちにとっても、大きな意味を持つものとなった。

 彼らが示した「技術を極めること」「プロレスに対する純粋な情熱」「次世代へと繋ぐ意志」──その精神は、今後もストロングスタイルプロレスのリングに息づいていくことだろう。

 この日のリングに立った選手たちも、彼らが築いた歴史の重みを胸に、新たな戦いへと挑んでいくに違いない。

 ストロングスタイルプロレス後楽園大会で行われたグラン浜田と西村修の追悼セレモニーは、単なる”追悼の場”ではなく、彼らの偉大な功績を改めて称える場となった。

 彼らの魂は、これからもプロレス界に生き続ける。 そして、その意志を継ぐ者たちが、さらに進化した”ストロングスタイル”を見せてくれることを願わずにはいられない。

船木誠勝、レジェンド王座奪還!壮絶な戦いと誕生日に誓った決意

 ストロングスタイルプロレスの後楽園ホール大会で行われた「レジェンド選手権試合」において、船木誠勝がスーパー・タイガーを破り、新王者となった。この日は船木の56歳の誕生日という特別な日であり、さらに彼のデビュー40周年にもあたる記念すべき日だった。そんな節目の試合で、彼はまさに「プロレスラー・船木誠勝」としての矜持を示し、壮絶な戦いの末にレジェンド王座を奪還した。

 試合は開始直後から、両者の意地がぶつかり合う激しい攻防が展開された。船木は序盤から寝技に持ち込み、三角絞め、腕十字固めといった関節技を狙い、秒殺を狙う動きを見せた。相手の隙をついて一気に試合を決めようとする船木のスタイルは、彼が長年培ってきた格闘技仕込みのファイトスタイルそのものだった。

 しかし、スーパー・タイガーも一歩も引かない。鋭いローキックとハイキックを交互に叩き込み、船木を怯ませようとする。特に彼の放つハイキックはスピードと威力を兼ね備えた強烈なものであり、船木もガードを固めながら慎重に距離を詰めていった。中盤に差し掛かると、スーパー・タイガーが一気に試合の流れを掴もうとラッシュを仕掛ける。しかし、船木は冷静だった。スーパー・タイガーの蹴りをかわし、巧みに組み付き、グラウンドに持ち込んで主導権を握ると、スリーパーやフロントネックロックで相手の動きを封じていく。

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