[ファイトクラブ]大島慶山の「タイガー・クイーンの夢幻劇~戦士の対自核」

[週刊ファイト2月3日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼大島慶山の「タイガー・クイーンの夢幻劇~戦士の対自核」
 by 大島慶山 w/編集部編
・タイガー・クイーンの夢幻劇!魅力を引き出した柔道出身山下りな功績
・大阪道頓堀プロレスに参戦してる覆面女子レスラー「めでタイガール」
・阪神タイガースWomenプロ野球が火蓋切り関西人が一喜一憂する頃
・雨に寄せる抒情1・29Uriah Heep今は亡きデヴィッド・バイロン誕生日
・プロレスとは夢幻劇なのか~1972年のザ・ピーナッツ・オン・ステージ


 デビュー以来連戦連勝、初代タイガーマスクを彷彿させる動きでファンやマスコミを魅惑させている女性版タイガーマスクことタイガー・クイーン。
 彼女のデビュー戦を観戦した関係者の友人X氏(虎の穴のミスターXではない)に筆者が「彼女の正体わかりました?」とLINEすると、X氏から「彼女の正体分かりましたよ! ナオミスーザンか、若林美保と推測します!」。


▼15周年キャットファイト『風雲!コケシ城』なべやかん参戦~昭和のストリッパー若林美保が金色ディルド掴む!

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 しばらく絶句のあとの大爆笑でした。思わず「なんでやねん!」と。こちらからは、「元K-SAMA☆ロマンフィルムのRottと思います」と、ジョークには冗談でリターンするふざけたやり取りをした事を思いだした。
 筆者は、デビュー前の写真公開前は、朱里かな? 宣材写真をチラリと見た時は赤井沙希かなと・・・ものの見事に外れた推測をした。

“池袋H系”と称された元K-SAMA☆ロマンフィルムのRottは歌手兼ポールダンサー、本年1月2日&3日に巣鴨の地下プロレス参戦。

タイガー・クイーンの夢幻劇!魅力を引き出した柔道出身山下りな功績

 デビューしたタイガー・クイーンは大半の予想を遥かに上回る動きと試合内容で、筆者も驚愕した。敗れたとはいえ、タイガー・クイーンの魅力を最大限にまで引き出した山下りなの功績も大きい。初代タイガーマスクのデビュー戦の対戦相手という大役を背負い、それを見事に務めあげたダイナマイトキッドを思いだした。

 山下も関西を中心にした活動拠点から、東京をはじめ全国の各団体に進出。男子の団体フリーダムのデスマッチで男性ファンにも認められた。様々なスタイルでスキルアップしている注目選手である。
 また、類稀なるタイガー・クイーンを指導、アドバイスしているのが初代タイガー・マスクこと佐山聡本人と、日本女子プロレス界の大御所・ジャガー横田であり、磐石の布陣だろう。

大阪道頓堀プロレスに参戦してる覆面女子レスラー「めでタイガール」

 かつて、アルシオンにも女性版タイガーマスクを出現させたことがある。元JWP女子プロレスのキャンディー奥津が正体で、いい選手ではあったがタイガーマスクを彷彿させるスタイルではなかった。

 現在、大阪の道頓堀プロレスに参戦しているめでタイガール(現在は3代目)を名乗る覆面女子レスラーもいる。
 彼女はタイガーマスクの女性版というより、阪神タイガースの公認キャラクター「ラッキーちゃん」をオマージュしたような、コミカルなマスコットレスラーだ。今はケガで休業中で、阪神タイガースの熱狂的ファンの空牙選手のアイデアかもしれない。
 それとも、日本一早い阪神タイガースのカウントダウンで有名な、尼崎三番街商店街「めでタイガースマスク」のガールフレンド設定なのかもしれない。

 週刊ファイトを閲覧されている皆さんは、関西にプロレス観戦に来られた際は、関西ならではのローカルなオリジナルキャラクターの試合を見るのも一興かもしれない。
 まだ、東京での試合しか行っていない、タイガー・クイーンの関西初お披露目もいつになるか楽しみだ。

’21年08月05日号新日大阪-Dome Stardom 虎女王 プラタ Chakuriki 猪木Fight レイス

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