アンドレイ・ストイカ王座防衛!ラウル・カティナス剛腕KO勝ち!8・1『SUPERKOMBAT World Grand Prix IV 2015』

(C)SUPERKOMBAT

 2015年8月1日にルーマニア・コンスタンツァで『SUPERKOMBAT World Grand Prix IV 2015』が開催された。 事実上、K-1が活動休止となっている為、コンスタントに大会を開催しているスーパーコンバットは、グローリーに次ぐ世界的にもメジャーなキック大会と言ってよいだろう。大会は地元ルーマニアを中心とした東欧で開催されているが、欧州を中心とした世界93カ国で放映、特にユーロスポーツでライブ生中継されている事からも世界的には日本の団体よりずっとメジャーと言っても良いだろう。

 今大会ではスーパーコンバットのヘビー級3大エースの一人、ラウル・カティナス(あとの2人はカタリン・モロサヌ、セバスチャン・チオバヌ)が登場。更にスーパーコンバット中量級エース、アンドレイ&ボグダンのストイカ兄弟が揃い踏みするという豪華な大会だ。

 メインはスーパークルーザー級王座戦で、王者アンドレイ・ストイカが、オランダのフレッド・シッキングの挑戦を受けた。団体の中量級エースとしてスーパーコンバットでは圧倒的な強さを誇るアンドレイは、ミスターKOの異名の通り、シッキングのローキックにカウンターで左フックを放ち、シッキングは吹っ飛ぶようにダウン。あまりに見事な1RのKO勝利で王座防衛を果たした。

 セミファイナルには、ヘビー級のエース、K-1でもその剛腕パンチから欧州のタイソンと評価されたラウル・カティナスが登場。ロシアのヴィクトー・ブゴズスキーを迎え撃った。試合はヘビー級らしく迫力満点。カティナスがパンチでブゴズスキーをロープ際まで追い詰め、振り下ろすようなパンチ連打。ブゴズスキーが前のめりにダウン。なんとか立ち上がったブゴズスキーだが、その後もカティナスの猛攻は止まらない。なんとか足を使って逃げようとするがカティナスがひたすら前に出てくるので逃げられず、同じ様にロープ際でカティナスの剛腕パンチを食らいブゴズスキーは何度もダウン。カティナスが1RでTKO勝利となり、期待通りの活躍をしてくれた。

 さらにボグダン・ストイカも登場。ファビオ・クワシと激しい打ち合いを制し、スプリットで判定勝ちした。

■ SUPERKOMBAT World Grand Prix IV 2015
日時:2015年8月1日
場所:ルーマニア・コンスタンツァ

<スーパークルーザー級王座タイトルマッチ>
○アンドレイ・ストイカ(王者)
 1R TKO
●フレッド・シッキング(挑戦者)

<ヘビー級>
○ラウル・カティナス
 1R TKO
●ヴィクトー・ブゴズスキー

<クルーザー級>
○ボグダン・ストイカ
 判定
●ファビオ・クワシ

<スーパーミドル級>
○アレックス・フィリップ
 延長判定
●アタカン・アースラン

<ライトヘビー級>
○アリストーテ・クイツシサ
 判定
●アレクサンドル・ネデルク

<クルーザー級>
○ロバート・ドリン
 判定
●グーカン・セディック

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