[週刊ファイト7月18日号]収録 [ファイトクラブ]先行公開
▼NXT HeatwaveロクサーヌPローラ・バイス激 イーサン・ペイジ新王者
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タダシ☆タナカ編
・AEW転入組Sスピアーズ椅子Eペイジ戴冠JエバンスTウィリアムス
・ロクサーヌ・ペレス威風堂々!ステファニーV加入でラテン系の昇格か
・ネイサン・フレイザー&アクシオム防衛!隠し味職人チェイスDハドソン
・ケラニ・ジョーダン女子北米防衛ソル・ルカ滞りなくもバレエ演武では・・・
・北米王座防衛オバ・フェミ説得力有!ウェス・リー何処へ行くだけど・・・
・今週のNXT番組TNAジョー・ヘンドリー、トリック・ウィリアムス加勢に
■ NXT HEATWAVE
日時:7月7日(現地時間)
会場:カナダ・マニトバ州トロント スコシアバンク・アリーナ
現地時間金曜がSmackdown、土曜が本隊のMITB、日曜がNXT Heatwaveという構成で臨んだトロント遠征である。土曜日のMITBは、AEW『Collision』潰しの目論見もある番組編成だったのは述べるまでもない。
近年の変わらぬ傾向であり驚きはないが、試合の質で勝負するNXTがMITBより大会として圧倒的に優れており、顧客満足度の観点からも”長い”と感じさせてしまったMITBより、最初から最後までずば抜けていたのは驚きに値しない。もっとも地上波CBSが全国ニュースで取り上げたのはジョン・シナの「引退宣言」である。広く浅いWWEユニバース全体にとっては、「ティファニー・ストラットンが優勝したぁ~」となるのは仕方ないことなのだ。それでイイのである。
もっとも大人向き本誌の紹介役割は、ロクサーヌ・ペレスが全国区一般層に準備完了であることをお伝えすることに他ならない。売り出し中の元格闘家ローラ・バイスとのラテン系対決は圧巻であった。
▼MITBトロントDマッキンタイアTストラットン制覇 Sシコア印押Cローズ
▼トリッシュ・ストラタス紹介「ジョン・シナ引退宣言」CBSの全国ニュース
AEW転入組Sスピアーズ椅子Eペイジ戴冠JエバンスTウィリアムス
<第5試合 NXT王座戦Fatal 4-Way戦>
●ジャーボン・エバンス
17分22秒 乗っかっただけ
[挑戦者]○イーサン・ペイジ
もう一人は[王者]トリック・ウィリアムス、ショーン・スピアーズ
※All Egoイーサン・ペイジが新王者
▼ジャーボン・エバンスという名前は覚えて下さい
AEWキャラのままWWEに出戻った、地元オンタリオ州出身のショーン・スピアーズ会長が白い椅子で暴れ、同じくAEWから転出のイーサン・ペイジが戴冠となるのは流れをフォローしていた方なら読めていたことだろう。
ただ、ケツはどうでもよいことだ。若手黒人、タイツにもNXT YOUNG BLOODと大書してあるジャーボン・エバンスの大活躍なのである。跳躍力がバツグンにして、ダイナミックに飛べる。恐らくトリック・ウィリアムは昇格になり、またカーメロ・ヘイズと「裏切った。いや、それは違う」続けるのだろう。NXTきっちり見ているなら、一般向けに焼き直すSmackDown-RAWがどうなるかは正確に読めるトリプルH政権のWWEなのだ。
最後、イーサン・ペイジのイーゴズ・エッジも、トリック・ウィリアムスはジャンピング・ニーをブチ込むのだが・・・。イーサン・ペイジは倒れているジャーボン・エバンスに乗っかっただけのフォールであり、トリックはスピアーズに足押さえられているから間に合わない。要するにトリックはフォールされずに王座陥落になったというケツです。
アカデミー賞でも「黒人の受賞の割合が低い」と糾弾されてしまう昨今である。親会社がTKOになり、上場企業としてますます、「黒人のチャンピオンだっています」と人種比率にも配慮が必要になった次第だが、この逸材ジャーボン・エバンスに実力がなければ、そもそも試合に説得力がなくなる。いやはや、間違いなくもの凄い秘密兵器が台頭してきたNXTなのであった。
ロクサーヌ・ペレス威風堂々!ステファニーV加入でラテン系の昇格か
<第4試合 NXT女子王座戦>
[王者]○ロクサーヌ・ペレス
12分49秒 ポップロックス
[挑戦者]●ローラ・バイス
記者は米国時代のドル口座を残しているので影響ないが、ちょうど為替相場が日銀の介入で157円に戻したタイミングである。ごちゃごちゃ試合展開書いてもしょうがない。「どうかWWEネットワークで堪能して下さい」なのだ。
なにしろ、長年プロレスは日本がイチバンという神話が信じられていたのだが、唯一例外としてJoshi Puroresuは・・・というのが残されていた。しかし、この試合を見たらどうだろうか。ロクサーヌ・ペレスの相手は、6・9『Battleground』の<NXT UNDERGROUND>格闘技戦にて、シェイナ・ベイズラーを沈めた売り出し中のローラ・バイスである。威風堂々、チャンピオンとはなんであるかを見せつけた。
▼ケラニ・ジョーダン初代北米 LバイスSベイズラーUFC apex NXT-TNA
▼ステファニー・バッケルCMLL新日退団WWEへ!NXT女子No.1計画始動
ステファニー・バッケルの加入が公式となったNXTである。黒人だけでなく、ラテン系のスターは一般向け番組にはまだまだ必要だ。これでロクサーヌは準備完了になったと本誌は太鼓判を押しておく。