[週刊ファイト7月18日号]収録 [ファイトクラブ]先行公開
▼MITBトロントDマッキンタイアTストラットン制覇 Sシコア印押Cローズ
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タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・カナダはトロントからゲーム性の強いMITBもリアル危険度高しなので・・・
・正しくドリュー・マッキンタイア勝利 MVPは小兵チャド・ゲイブルの教訓
・PLEシングル戦最初のブロン・ブレイカー 地元サミ・ゼインIC王座防衛
・前夜SmackDownタッグ王座ジョニー・ガルガノDIYトマソ・チャンパ移動
・part2に続く
■ WWE Money In The Bank
日時:7月6日(現地時間)
会場:カナダ・マニトバ州トロント スコシアバンク・アリーナ 観衆19,858人(主催者発表)
―― WWEマネー・イン・ザ・バンクです。先のAEW『Forbidden Door』深淵分析評、読者の皆さんの意見を随所に紹介したら味を締めたのか、シュート活字委員会担当の記事には「俺のメールが使われた」という風に思われたんでしょうか。今回のにも結構届きました。
▼NY禁断扉AEW内藤哲也IWGP奪回MOX 至宝戦Swerveオスプレイ
オフレコ もともとタブロイド紙の時代から、読者が直接に書いてきたものは優先して使ってるんだけど、新規のサブスクリプション会員が増えていることもある。ようやく、WWE-AEWは現地の専門媒体よりも週刊ファイトの方が詳しいというのが浸透してきたのかもな。
―― もっとも大人のファンの見方は、ゲーム性の強いMITBは、誰が段取り忘れてミスしたかとか、ちょっと意地悪な考察になりがちです。
オフレコ 「セス・ロリンズ、どうしたんだ?」もあったな。先に質問に答えるなら、ボクは冒頭の最初の前向きバンプの際に頭打って、目に火花が飛んだのだと思っている。それから多分、dizzyだ(めまいがする、ふらふらする)とレフェリーに告げて、何度も「続けるか?」と聞いていたのが見えたから。
―― 一般のファンは、「なんのこっちゃ?」と、見ていても全く気が付かなかったとは思いますけど・・・。
オフレコ 本誌だけが、It’s TIMEを出てきた時からアピールしていた(その絵の公式写真ナシ)ティファニー・ストラットンで正解やったけど、女子MITBも最後のイヨ・スカイがぐしゃんとやられる名演技からフィニッシュまでの流れこそスムーズで最高やったけど、冒頭でそのイヨとライラ・ヴァルキュリアがコーナーのロープをクルっと回るspotにミスって以降、ミスの連鎖反応が次々と起きてしまう。
―― これも失敗、あれも位置が違う。ゾーイは頭打ったと、酷い展開になっていきます。
オフレコ でも、フィニッシュに至るシークエンスが(業界用語)perfect完璧に出来たんで、お客さん総立ちスタンディング・オベーションで祝うティファニー制覇やったから、終わりよければすべてよしでイイんやないか。
―― これまた気が付いたのは我々だけなのかもですね。
オフレコ 大トリのBloodline対コディ・ローズと新”R-KO”のランディ・オートン&地元ケビン・オーエンズは、本誌現地取材のMSG大会で100%見えていたものだから、今回は第1試合からの順番紹介でいこう。
▼SD札止めMSGファトゥ加入Bloodlineソロ・シコア統領Pヘイマン惨殺
―― そりゃそうです。なにしろ男子MITB制覇のドリュー・マッキンタイアが、あとの試合で・・・。
正しくドリュー・マッキンタイア勝利 MVPは小兵チャド・ゲイブルの教訓
<第1試合 男子MITBラダー戦>
○ドリュー・マッキンタイア
16分30秒 ブリーフケース奪取
参加ジェイ・ウーソ、アンドラデ、カーメロ・ヘイズ、チャド・ゲイブル、LAナイト
オフレコ なにしろトロントなんで、トリッシュ・ストラタスが未だに美貌を維持しているのが凄いことや。あとのバックステージのセグメントでは、「この会場で・・・」とかマイク振られているんだけど、スコシアバンク・アリーナというのはメープルリーフ・ガーデンズが建て替えられた大箱やからな。
―― しかも翌日曜が同会場での『NXT Heatwave』です。それにしてもよくお客さん入ってます。
オフレコ ジェイ・ウーソからの入場で、オーバーマスク取ったアンドラデ、そしてドリュー・マッキンタイアの順番なんだけど、そりゃ勝つのはドリューだろうと(笑)。
―― それはどうでもイイんですが、蓋を開けてみたらチャド・ゲイブルが受け役で八面六臂の活躍を始めるんです。これは予想してなかっただけに「うわぁ~」と目を見張りました。
オフレコ MITBの面白さはそこにあるよな。6人の中で誰が光ったのか。最後ブラさがるところまでいくんだけど、文字通りにハシゴを外されるだが、もうこの時点でお客さんが感情移入している。これがプロレスの底なし沼なんや。
―― デカいドリューとかだと、そもそもブラさがりは無理ですからね。ワイヤーが切れてしまい大事故になってしまいます。
オフレコ ロイヤルランブルもそうだけど、男女平等ということで両方やるようになって、どの順番で男子と女子のを組み込むか。どちらかのを大トリにするのか、それともシングルの王座戦なのか。今回は、Bloodlineの6人タッグを最後にしたんだけど、この第1試合は正解だった。
―― 「いい時も悪い時もあったが、カナダのお客さんのサポートは変わらなかった」と、ジョン・シナの名スピーチがあとに出てくるんですが、確かに第1試合から会場が揺れているというか、沸いている光景は特筆すべきでしょう。
オフレコ 最後はブリーフケースを取ろうとしたジェイ・ウーソに、ドリューがハシゴを投げつけての捕獲なんだけど、本当に凄かったのは誰だったのか。
―― パリ五輪の話題が増えてきて、東京五輪で金メダルの女子を取ったニュースとかもあった週なんですが、予選落ちだったとはいえ、チャド・ゲイブルも五輪レスリング選手だったんです。ビンス・マクマホン政権では「チビ」のギミックやらされて、でも以前はNXTの本拠地だったフルセイル大学で修士号まで取った本物のインテリなんですよ。底なし沼に突き落とされました。
▼シェイナ反ロンダ倫敦Money In The BankイヨSky 血流内戦ウーソズ
オフレコ 昨年のMITBはロンドンのO2アリーナからで、ダミアン・プリーストとイヨ・スカイだった。2年連続で(米国からは)海外での開催になる。これは頭に入れておいた方がよい。