非常ベル鳴り響く新日DOUKIデスペよりJr.戴冠 カラム21歳G1出場

 コロナが収束しても以前のような集客に戻ってない新日本プロレス。ましてAEWとの『禁断の扉』詳細分析版でも明白なように、海外からも「母屋を盗られてしまったNew Japan」談義がアチコチで見られる昨今である。もはや、なりふりかまわず次世代選手をoverさせていくしか打開策はなかろう。

 今回、メキシコ修行を得て2019年から鈴木軍の一員として新日本プロレスに上がるようになったDOUKIが、苦節の末にようやくIWGPジュニアの初戴冠にこぎつけている。もはやG1は辻陽太を優勝させるしか、東京ドームへの道筋が描けないところまで追いつめられた新日の、明るい光明の第一歩となったDOUKIであった。


内藤哲也と高橋ヒロムの師弟初対決
 7月5日の東京武道館大会で、内藤哲也と高橋ヒロムの初師弟対決が実現した。この試合は『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)』の同門6人タッグ戦であり、30分の時間切れ引き分けに終わった。内藤とヒロムの対決は観客のボルテージを最高潮に達させ、内藤のエスペランサやヒロムのコリエンド式デスティーノなど、激しい技の応酬が繰り広げられた。
 試合後、高橋ヒロムは内藤哲也にシングル戦を直訴した。ヒロムは「NEVER王者として内藤の前に立ちたい」と語り、内藤も「次はシングルマッチ、タイトルマッチ、メインイベントで勝負しよう」と応じた。

以下は(C)新日本プロレス
内藤哲也の地元凱旋
 現地時間6月30日に行われた『禁断の扉』にて自ら流出させたIWGP世界ヘビー級のベルトを奪還、IWGP世界ヘビー級王者として地元足立区に凱旋した内藤哲也にとって、この大会は彼にとって特別な意味を持つ試合であった。内藤は「東京武道館で試合をすることは一つの目標であった」と述べ、初めてトレーニングを行った場所での試合に感慨深げであった。ただし、メインイベントに立てなかったことが唯一の心残りであり、次回はメインでの大合唱を目指すと語った。

田口隆祐の復帰戦
 田口隆祐はバイク事故からの復帰戦を東京武道館で果たした。田口は試合前に挑発を受けつつも、試合中に急所攻撃で窮地を救い、自身の「いいんだねイッちゃって式腕固め」で会場を沸かせた。試合は敗北に終わったが、田口は「生きてリングに戻れたこと」が大きな一歩であると感じ、新日本プロレスのために尽力する決意を新たにした。

カラム・ニューマンとボルチン・オレッグのG1出場権獲得
 カラム・ニューマン(21)とボルチン・オレッグ(31)が、それぞれG1クライマックス出場権を獲得した。ニューマンはYOSHI-HASHIを破り、ボルチンはタイチを撃破した。ニューマンは21歳10か月でのG1出場は史上2番目の若さであり、ボルチンも堂々の初出場である。

DOUKIのIWGPジュニアヘビー級初戴冠
 6月札幌大会でベルトを奪取した王者から直々の指名を受け、巡ってきた大チャンスをものにしたいDOUKIは、デス・ペラードの巧みな足攻めに苦しむが、トぺ・スイシーダから飛び付いてDDTを決めると、イタリアンストレッチNo.32で反撃。最後はスープレックス・デ・ラ・ルナでエル・デスペラードから3カウントを奪いIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠した。
 DOUKIは試合後、「俺だけは俺のことをずっと信じてたんだよ。誰にも負けない気持ちがあったからここまで来れたんだ」と語り、今後も防衛を重ねて最強のチャンピオンとして再びデス・ペラードの前に立つ決意を示した。

タイチの進退について
 タイチはG1出場者決定戦でボルチンに敗れ、自身の進退について言及した。タイチは「進退を自分自身に問いたい」と述べ、今後の展望についての決意を示した。

 これらの試合や選手たちのコメントから、非常ベルが鳴り響いている新日本プロレスの再浮上に懸ける熱い闘志と、今後の展開に期待が高まる東京武道館大会であった。

■ NEW JAPAN SOUL 2024
日時:7月5日 (金)
会場:東京武道館 観衆2423人(主催者発表)

<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
〇藤田晃生 ザック・セイバーJr.
 6分20秒 Abandon Hope⇒エビ固め
●外道 KENTA

<第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
〇フランシスコ・アキラ グレート-O-カーン TJP
 9分18秒 ファイヤーボール⇒エビ固め
●TAKAみちのく 上村優也 SANADA

<第3試合 田口隆祐復帰戦 20分1本勝負>
〇EVIL 金丸義信 SHO 高橋裕二郎 成田蓮
 11分31秒 EVIL⇒片エビ固め
●本間朋晃 田口隆祐 タイガーマスク 永田裕志 棚橋弘至

<第4試合 G1 CLIMAX 34 Aブロック出場者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇カラム・ニューマン
 11分59秒 サムソンクラッチ
●YOSHI-HASHI

<第5試合 G1 CLIMAX 34 Bブロック出場者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇ボルチン・オレッグ
 16分27秒 カミカゼ⇒エビ固め
●タイチ

<第6試合 内藤哲也&BUSHI凱旋試合 30分1本勝負>
△内藤哲也 鷹木信悟 BUSHI
 30分00秒 時間切れ引き分け
△高橋ヒロム 辻陽太 ティタン

<第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
〇[挑戦者] DOUKI
 21分14秒 スープレックス・デ・ラ・ルナ
●[王者] エル・デスペラード


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