トップ画像：1984年2月メヒコ・シティ チャペルテペック公園。
応援マスク、プロレス・リング等販売するお土産屋。マスカラス兄弟他がトレーニングした場所。
[週刊ファイト7月18日号]収録 [ファイトクラブ]先行公開
▼寺内1/2兵衛「NHKプロレス追っかけ沼」は世間アピールになったのか
by 寺内1/2兵衛 編集部編
■ NHK Eテレ 沼にハマってきいてみた
日時：7月6日 夜7時～45分迄
▪プロレス追っかけ沼～10代がハマるプロレスの世界
▪辛口批評で振り返る内容は50点。番組の中身は？
番組を見てプロレスの魅力にどっぷりと、沼にハマるか？！
それとも、何処に居るのか、プ女子を越える熱狂ファンの獲得に繋がるのか？
先ず、日本プロレスの父”力道山”の懐かしき白黒試合が出て、期待が膨らむ。しかし、画面は変わる。
下手～AKB48の、湯本亜美が小さなリングに登場。側転を披露。
▼山下実優倒し渡辺未詩+でじもんタッグ戴冠 荒井優希V2東京女子両国
上手～東京女子プロレスの、HIMAWARIがリング・イン。小さくて、マットが柔らか過ぎ・・・。
エキシビション・マッチの開始。
速攻で湯本の逆さ押さえ込みが、ゆっくり決まりのカウント3。
ここで、MCの男女が登場。
10代に、「プロレスのイメージは？」のアンケート結果を紹介。48%が痛い、怖そう。納得。
そして高校3年の、かれんさんを紹介。プロレス観戦歴2年。スターダムの舞華が大好きで、手作りグッズを作り、横浜BUNTAIでの試合を番組の金髪ギャルと応援。彼女曰く、
1-入場パフォーマンス。
2-推し。
3-推しの敵も大事。
舞華がリング・インして客席を見渡すと、かれんさんを発見。ポーズを送ると、2人は大喜び。
涙を浮かべる姿はス・テ・キ。気持ちは分かる。
▼妃南ギャル変お披露目とJ.T.O刺客KARATE稲葉姉妹NB次期挑戦者
また、クラスメイトの妃南選手の試合を観て、「プロレス沼に入った」と・・・熱弁を振るう。
1984年2月、雑誌KOマガジンのリング上での筆者と、マスク職人マルティネス氏
次に高校2年の、れんたろう君。お寺の境内にて、少林寺拳法の型を披露。見られないマスクマンが側に来る。真言宗の住職で、空海をイメージしたデザイン。父がマスク好きで、息子に感染。リアルマスクは高いので、ミシンを器用に操作して、初代タイガーマスクとスーパー・ストロング・マシンのを紹介。
昔の、デラックス・プロレスに、型紙が掲載されたのも、マスクマン人気が異常だった証しか。
マスカラス・ブラザース、初代タイガーマスク、ウルトラマン他が人気を博したね。母親に型紙を渡して、マスク作りを頼んだファンが多かったと想像すると、楽しく微笑ましい。
筆者は、1984年2月と1996年6月にメヒコに行きましたが、メヒコ・シティのマスク屋[MARTINEZ]で、5枚オーダーしました。他は、アレナ・メヒコ&アレナ・コリセオ&エル・トレオ&ソチミルコ&アカプルコ&レオン&ティファナの会場前で、応援マスクを大量に買いましたが、雑な出来なのですが、流石に「適当なメキシカン」と納得しましたよ。昔からペソは、ドルより遥かに安いからね。VIVA MEXICO.
話しを戻して、ここでルチャ・リブレ&マスク通で有名で、一緒にロス&メヒコに行った、清水勉氏が大好きな馬をデザインした、青を基調としたマスク写真で、登場。
メヒコには、過去に2000人位のマスクマンが存在した。なぜか？
試合後の控室でトルメンタ神父と初来日のジュニア
▼広がる善意の輪「伊達直人」運動、暴風神父フライ・トルメンタ舞台の追憶
本職が、医者&警察官他がバイトで、マスクマンに変身。嘘のようなリアルな話。また、ルチャが好きで、高額のぺソを稼げるのも、納得出来る理由。有名な実話ですが、ストリートチルドレンを何百人も保護した、フライ・トルメンタ神父は、教会の運営費を稼ぐ為に、マスクマンに変身して、リングに上がったのは、あまりにも有名です。のちに、映画『グラン・マスクの男』、主演はジャン・レノもヒットしました。この歴史は、正に、アステカかマヤ文明の沼に入り、今もドップリ深海深くに潜った状態ですな。
