(C)AAA
8月12日（現地時間）にメキシコ合衆国メキシコシティで「AAAトリプレマニア2023メキシコシティ」が開催された。
メキシコの二大ルチャリブレ団体のひとつAAA。1992年、CMLL（当時の団体名はEMLL）のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャが独立し、メキシコシティに設立して旗揚げ戦を開催した。アメリカンプロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進めてメキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していく。
今大会近年は数大会に分けて行われている年間最大大会トリプレマニアの最終大会。今大会のメインはの悪い同士でタッグを組ませ、トーナメントを行い、負け残ったチームのレスラー同士で、コントラ戦（敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ）を行うという特殊ルールのゲラ・デ・リバリダデスの決勝戦が行われた。本来は負け残ったチームの二人が戦うはずだったが、サイコ・クラウン、サム・アドニス組とL.A.パーク、ルーシュ組の対戦が、組んでる仲間が憎くて仕方なく、仲間を攻撃して、同時フォールになってしまい、引き分けになった為、今回は4人で4WAYマッチを行って敗れた一人が覆面か髪の毛を失うというルールに変更された。
当然、四人が憎しみあっている為、凶器も使用し、乱入もあり、入り乱れての大乱戦となった。そして最後は抗争相手同士が激突し、サイコがアドニスを、L.A.パークがルーシュをそれぞれフォール。レフェリーがカウントを数え、ルーシュはフォールを跳ね返すが、アドニスは、そのままサイコにフォールを許してしまい、アドニスが敗者となった。WWE実況の弟であるアドニスはリングで丸坊主となり、サイコは完勝で抗争に一応の区切りをつけた。しかし、試合後、サイコは激戦で動けなくなり担架で運ばれることとなった。アドニスは丸坊主になってもメキシコのファンに悪態をつき、星条旗を振りかざして挑発した。
セミファイナルではAAAメガ王座戦が4WAYマッチで組まれた。王者が直接フォールを奪われなくても王座が移動してしまう王者にとっては不利なルールだが、王者イホ・デル・ヴィキンゴがジャック・カートホイール、ダガ、マイク・ベイリーの三人の挑戦者を相手に、奮戦。最後はヴィキンゴがクエルノ・デル・ビキンゴを決めて、カートホイールからフォール勝ち。ヴィキンゴが王座防衛を果たした。
■ AAAトリプレマニア2023メキシコシティ
日時：2023年8月12日（現地時間）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ
＜ゲラ・デ・リバリダデス決勝戦＞※敗者、覆面剥ぎor丸坊主4WAYマッチ
敗者：サム・アドニス
参戦選手：サイコ・クラウン、サム・アドニス、L.A.パーク、ルーシュ
＜AAAメガ王座タイトル4WAYマッチ＞
○イホ・デル・ヴィキンゴ（王者）
ピンフォール
●ジャック・カートホイール（挑戦者）
ダガ（挑戦者）
マイク・ベイリー（挑戦者）
＜ラテン・アメリカ王座決定戦＞
勝者：QTマーシャル
参戦選手：
ペンタゴンJr.、QTマーシャル、ドラリスティコ、ブライアン・ケージ
＜シングルマッチ＞
○ネグロ・カサス
ピンフォール
●ニチョ・エル・ミジョナリオ
＜レイナ・デ・レイナス王座タイトルマッチ＞
○フラマー（挑戦者）
ピンフォール
●タジャ（王者）
＜バーダル・トリプレマニア31杯＞
優勝：ラレド・キッド
参戦選手：
オクタゴンJr.、アラミス、ラレド・キッド、アレス、コマンダー、Mr.イグアナ、マーダー・クラウン、デイブ・ザ・クラウン、ミステシスJr.、ニーニョ・アンブルゲサ、ウィリー・マック、パガノ
＜6人タッグマッチ＞
○イエドラ、マラビジャ、チカ・トルメンタ
ピンフォール
●ダリス、レディ・シャニ、セクシー・スター
El momento en el que @RealSamAdonis es despojado de su cabellera.
Pero no se va sin antes darnos unas palabras.#TriplemaniaXXXI. pic.twitter.com/mAYufLXPO0
— Lucha Libre AAA Worldwide (@luchalibreaaa) August 13, 2023
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