スックワンキントーン(夜)クボマサヤ 岩城悠介 角谷祐介 小林司 笠原直希

トップ画像:スアノーイvs.角谷祐介(上)、岩城悠介vs.近藤拓(下)

▼スックワンキントーン(夜)クボマサヤ 岩城悠介 角谷祐介 小林司 笠原直希
 photo & text by タダシ☆タナカ
・過去最重量上げたクボマサヤTKO勝利 絞ってきたシュートン3ダウン
・Sフェザー級トーナメントRIKIX小野寺会長付いた岩城悠介3-0近藤拓
・トーナメント177㎝33歳角谷祐介、165cm42歳スアノーイを振り切る
・リク・シッソーのライト級初防衛戦相手に小林司が津橋雅祥を判定突破
・弘希/友希の実弟17歳シュートボクサー笠原直希、SHUを判定で完封
・リングネーム「青木大好き」お客さん味方につけて清宮拓を判定で下す
・石井宏樹、小野寺力付いてもRIKIX作田智大29歳0-3赤土公亮17歳
・客沸かす代打MVPデビュー戦タパ アヌプ、高梨凌太から2ダウン奪う
・知野幸太郎が2Rダウン奪いレフェリー止める デビュー戦のYUKI無念


■ SUK WAN Kingthong/スックワンキントーン decisive battle
日時:2023年6月18日(日)
会場:東京・新宿FACE
主催:ノーナクシン東京 YouTube無料配信
公式Youtubeライブ配信
https://www.youtube.com/@nor.naksintokyosukwankingt1596/

過去最重量上げたクボマサヤTKO勝利 絞ってきたシュートン3ダウン
【第2部 開始18:00】
<メインイベント第9試合 ウェルター級次期挑戦者決定戦67㎏契約 3分3R>
●シュートン・ヨーユットムエタイジム(タイ)36歳 170㎝-66.6kg
・元WMOムエタイ ミドル級王者
 1R 1分41秒 3ダウンTKO
○クボ マサヤ(PHENIX)29歳 173㎝ 42戦21勝15敗6分-66.8kg
・WMCインターコンチネンタル スーパーライト級王者

 3度目のダウン最後は左ストレートだった。現在はKNOCK OUTに参戦しているクボ マサヤだが、過去最重量になる67kg契約にて、ベテランのシュートンと対戦。1Rにて勝利。これでクボは現ウェルター級王者・吉田敢とタイトルマッチが決定した。但し、その吉田は第1部の第9試合にてセーンダオレック レックYZDにKO負けしている。

 一方のシュートンは、昨年11月20日のジャパンキックボクシング協会『KICK Insist14〜VICTORY GYM 25th Anniversary Event〜』にて、モトヤスックに70kg契約で負けていた。今回3kg落としてきた恰好になるが、豆タンク型なのでクボの長身が目につく。
 ワイクーをさっさと切り上げたクボに対して、タイ人のシュートンは時間をかけて長く舞っていたんだが、いざ試合が始まると速攻で勝ちに来たクボの勢いについていけてなかった。

Sフェザー級トーナメントRIKIX小野寺会長付いた岩城悠介3-0近藤拓
<第8試合 スーパーフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R>
○岩城悠介(RIKIX) 29歳 170㎝ 37戦22勝13敗2分-58.65kg
・元WPMF世界スーパーフェザー級王者
 判定3-0(29-28×2 30-27) 
●近藤拓(SPORTS 24)27歳 174㎝ 6戦5勝1分-58.75kg
・スッワンキントーン スーパーフェザー級王座2位

 1Rからダウンを奪った岩城悠介のセコンドには、新日本キック2014年最終興行で引退式を行った石井宏樹が付いている。同年2月11日の『NO KICK, NO LIFE』でゲーオにKOされたのがラストファイトだったが、キック界のレジェンド中のレジェンドである。さらにはRIKIX小野寺会長も。そう、岩城は昨年からジムを移籍していたのだ。
 対する近藤拓はこれまで無敗の成績。何度か岩城が押し込んで近藤をこかしてはいたが、ダウンにはなっていない。注目のカードだったが近藤拓も反撃ならずで、結果的に岩城が1Rでのダウンのポイントを守った。

 マイクを持った岩城は(その前の試合で勝利した)「角谷選手は前に負けているんで、積極的に手を出して次はボコボコにしたいと思います」とリベンジを誓い、二人でポーズ写真に応えていた。

トーナメント177㎝33歳角谷祐介、165cm42歳スアノーイを振り切る
<第7試合 スーパーフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R>
○角谷祐介(NEXTLEVEL渋谷)33歳 177㎝ 20戦9勝8敗3分-58.75kg
・スッワンキントーン スーパーフェザー級4位
 判定3-0(29-28×3)
●スアノーイ(タイ/トースームエタイジム)42歳 165cm 48戦25勝17敗6分-58.3kg

 このスーパーフェザー級トーナメントは、AはBに勝っているがCには負けていて、CはBに勝っているという三角関係が注目になる。
 日本での生活も長いスアノーイなんだが、なにしろ42歳という年齢に加えて身長が公称で165cmしかなく、177㎝の角谷祐介とは大きく違って見える。結局は手数をまとめた角谷が判定勝ち。9月18日の新宿FACE大会で岩城悠介と対戦することになった。

リク・シッソーのライト級初防衛戦相手に津橋雅祥が小林司を判定突破
<第6試合 62㎏契約ライト級次期挑戦者決定戦 3分3R> 
●津橋雅祥(STELLA)30歳 179㎝ 31戦18勝12敗1分-62.05kg⇒再計量62㎏パス
 判定0-3(29-30 28-29 27-30)
○小林司(SPORTS 24/スックワンキントーン ライト級2位)25歳 174㎝ 7戦6勝1分-62kg

 カメラ撮りながらなんだがメモが残っている試合とそうでない試合がある。このカードは25歳、若い方の小林司が、30歳、アチコチで見かける顔の津橋雅祥を判定で下したんだが、写真を見直してあまり記憶がない。もっとも、津端をサイト内検索してみたら、2012年の『蹴拳』で立嶋篤史に負けた記録とかまで出てきて、道理で顔を覚えているハズだと(苦笑)。
 無敗をキープした小林が10月22日、後楽園ホール大会で王者のリク・シッソーに挑戦することになった。

弘希/友希の実弟17歳シュートボクサー笠原直希、SHUを判定で完封
<第5試合 55㎏契約 3分3R>
○笠原直希(シーザージム)17歳 167㎝ 5戦3勝2敗-54.85kg
 判定3-0(29-27 30-27 30-28)
●SHU(D-BLAZE) 22歳 170㎝ 8戦6勝2敗-54.95kg
・スッワンキントーン バンタム級4位

 この試合はよく覚えてます。なにしろムエタイ専科のスックワンキントーンで、シュートボクシングのロングスパッツ履いてきた選手が出てきたから驚き。「同一条件にしろ!」とまでは言われないようで・・・。
 調べてみたら笠原兄弟(弘希/友希)の実弟にして17歳の笠原直希だと。昨年4月の那須川龍心戦でプロデビューしたばかりなのに、もうこれが6戦目にして、今回がムエタイ・ルール初挑戦なんだそうだ。

 2Rにはダウンも奪って笠原直希の完封です。今後の格闘技マスコミの試験に出そうなので名前覚えましょう。

リングネーム「青木大好き」お客さん味方につけて清宮拓を判定で下す
<第4試合 ライト級 3分3R>
●清宮拓(フジマキックムエタイジム)37歳 174㎝ 7戦2勝4敗1分-61kg
 判定0-3(29-28 29-28 28-30)
○青木大好き(OZジム) 27歳 163㎝ 5戦1勝4敗-60.35kg

 真面目なムエタイ競技路線のスックワンキントーンに、キャラの立つ選手が出てきたのがまず面白いことである。なにしろリングネームが「青木大好き」であり、入場曲が『イノキ・ボンバイエ』ならぬ『アオキ・ボンバイエ』なのだ。さらにDai-Suki、Dai-Suki、あるいは「ア・オ・キ、ア・オ・キ」とのコールを煽って、最初はお仲間御一行だけなのが、たちまち新宿FACEのギャラリーを味方につけてしまう。皆さんが合唱を始めたのだから、ガチンコ格闘技といえどもお客がついた方が百人力なのは自明の倫理である。もう、速攻でダウンを奪ったのだから立派だ。

 こうなると37歳、7戦闘っている清宮拓はない。随所で反撃はしてたんだが、なにしろお客さんが付いている選手は強い。結局、青木大好きが勝利となるのであった。

石井宏樹、小野寺力付いてもRIKIX作田智大29歳0-3赤土公亮17歳
<第3試合 55.5㎏契約 3分3R>
●作田智大(RIKIX)29歳 168㎝ 4戦3敗1分-55.25kg
 判定0-3(28-30×2 27-30)
○赤土公亮(D-BLAZE) 17歳 169㎝ 1戦1勝-55.15kg

客沸かす代打MVPデビュー戦タパ アヌプ、高梨凌太から2ダウン奪う
<第2試合 55.5kg契約 3分3R>
●高梨凌太(フジマキックムエタイジム)24歳 163㎝ デビュー戦-55.25kg
 判定0-3(30-26×3)
○タパ アヌプ(PHENIX) デビュー戦 27歳 167cm-55.1kg
・スックワンキントーンサマックレン55kg王者

知野幸太郎が2Rダウン奪いレフェリー止める デビュー戦のYUKI無念
<第1試合 63㎏契約 3分3R>
○知野幸太郎(NEXTLEVEL上野)31歳 176㎝ 2戦2敗-62.65kg
 2R 2分37秒 TKO
●YUKI(荒川ジム)27歳 171㎝ デビュー戦-62.85kg


☆全試合完全網羅の詳細拡大版公開 金曜発売『週刊ファイト』電子書籍ジャーナル収録
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼スックワンキントーン(昼)森岡悠樹バンタム戴冠 老沼隆斗10・22王座戦へ

スックワンキントーン(昼)森岡悠樹バンタム戴冠 老沼隆斗10・22王座戦へ

▼スックワンキントーン(夜)クボマサヤ 岩城悠介 角谷祐介 小林司 笠原直希

スックワンキントーン(夜)クボマサヤ 岩城悠介 角谷祐介 小林司 笠原直希

※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’23年06月29日号新番組AEW+新日 ノア名古屋GLEAT大日本 スックワンキントーン 昭和


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼スックワンキントーン新宿ムエタイ角谷祐介 Mickey 狂猫YOKKO戴冠

スックワンキントーン新宿ムエタイ角谷祐介 Mickey 狂猫YOKKO戴冠

▼新王者誕生スックワンキントーン Mickey-片岡真秀 狂猫YOKKO-上真~第1試合から沸騰!

新王者誕生スックワンキントーン Mickey-片岡真秀 狂猫YOKKO-上真~第1試合から沸騰!

※全試合を網羅! 近日詳細拡大版公開 金曜発売『週刊ファイト』収録
※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’23年09月28日号Impact1000 丸藤25周年 SukWanKingthong 青木加藤W店長 GrandSlam