新王者誕生スックワンキントーン Mickey-片岡真秀 狂猫YOKKO-上真~第1試合から沸騰!

メイン角谷祐介vs.岩城悠介戦

<第8試合 バンタム級 2分3R>
●ルイ(クラミツムエタイジム)164㎝ 13戦10勝3敗-53.35kg
・元スックワンキントーン女子スーパーフライ級王者 
・S-1女子スーパーフライ級王者
 判定0-3(28-29×3)
○NA☆NA(エスジム)158㎝ 14戦7勝5敗2分-53.3kg
・元NJKFミネルヴァ スーパーフライ級王者


 日本在住で不戦勝によりスックワンキントーン女子スーパーフライ級王者になったルイは、バンタム級に上げてきた。一方のNA☆NAもすでに14戦しておりキャリアは十分。終了ゴングで普通に勝利をアピールしたルイだったが、3Rは間違いなくNA☆NAが取った。

<第7試合 スックワンキントーン女子スーパーフライ級王座決定トーナメント決勝戦>
○Mickey(PIRIKA TP GYM) 168㎝ 5戦5勝-52kg
 判定3-0(29-28×3)
●片岡真秀(チームタイガーホーク)167㎝ 6戦4勝1敗1分-51.75kg


 6月18日、新宿FACE大会の結果からマッチメイク段階では「無敗同士対決!」が謳われたものの、そのあと片岡真秀が1敗してしまったのだが、要注目のカードであることに変わりない。Mickeyは元NJKFアトム級チャンピオンのPIRIKA会長、ヤス・コーチが付いた。


 片岡が押したラウンドもあったが、Mickeyがこかして戦意を削いでいく。終了ゴングと同時に勝利を確信したMickey、判定はやはり29-28である。Mickeyがスックワンキントーン女子スーパーフライ級王者となった。

<第6試合 スッワンキントーン女子ミニフライ級王座決定戦 3分3R>
○狂猫YOKKO(bring it on) 160cm 10戦7勝3敗-47.3kg
・チェンマイスタジアム50㎏王者
 判定3-0(29-28 30-28×2)
●上真(ROADMMAGYM)158㎝ 11戦4勝7敗-46.4kg
・ミネルヴァ ピン級5位


 女子ミニフライ級王座決定戦。上真は眼光の鋭い闘志溢れるりりしい戦士だ。ただ、どちらかといえばキックボクサーであり、スッワンキントーンではお馴染みで応援団も多い狂猫YOKKOは、ムエタイ式首根っこを摑まえてのコントロールに長けている。


 一進一退の攻防になった場面もあったが、リングの主導権を終始握った狂猫YOKKOがベルトを巻いた。

Sフライ級トーナメント1回戦17歳JHO-37歳スダ456(ジゴロ)No Life
<第5試合 スッワンキントーン スーパーフライ級 王座決定トーナメント1回戦 3分3R>
●スダ456(bring it on)37歳 165㎝ 27戦8勝17敗2分-52kg
 判定0-3(28-29×3)
○JHO(MSJキックボクシングジム) 17歳 171㎝ 2戦1勝1分-51.95kg

 17歳、18歳が3名のスーパーフライ級トーナメント。そこに何故か37歳の戦士、リングネームがスダ456(ジゴロと読む)とくれば、これはもう無条件応援なのである(笑)。そうです、ロックバンドやってるかキックボクサーなら、ヒモ人生でいいのあります。まして、トレーナーの背中にはNO KICK NO LIFEならぬ、NO 456 NO LIFEと大書されていて、こりゃ最高だ。どこかでこれ使わせて貰います。

 試合は28-29で若いJHOが勝ちましたけど、互角にやり合っていたのだから立派である。週刊ファイトから激励賞でしょう。

ルーキー対決Sフライ級トーナメント1回戦18歳竜輝-17歳竹田哲紳
<第4試合 スッワンキントーン スーパーフライ級 王座決定トーナメント1回戦 3分3R>
●竹田哲紳(クレイン)17歳 172㎝ 4戦3勝1敗-51.9kg
 判定0-3(28-29×2 28-30)
○竜輝(LEGENDGYM)18歳 168㎝ 6戦4勝2敗-51.75kg
・スッワンキントーン フライ級5位

 竜輝はこかされもしたのだが、結局は手数で竹田哲紳を上回りました。

年齢差20歳もスアノーイ老獪!須藤誇太朗こかしてスタミナ奪う制圧
<第3試合 59㎏契約 3分3R>
●須藤誇太朗(フジマキックムエタイジム)22歳 175㎝ 3戦2勝1分-58.7kg
 判定0-3(28-29×2 28-30)
○スアノーイ(トースームエタイジム)42歳 165㎝ 49戦25勝18敗6分-58.75kg

 いつものスロースタートなスアノーイさん。まぁ相手の様子を伺っているんでしょうけど・・・。しかし、須藤誇太朗をこかしたりしてスタミナを奪い、のらりくらり戦法なんだけど、結局判定で勝ってしまうというパターンでした。

イノキボンバイエ”青木大好き”応援団も九州KOS王者大雅に判定負け
<第2試合 60㎏契約 3分3R>
○大雅(MSJキックボクシングジム) 26歳 172㎝ 6戦4勝2敗-59.85kg
 判定2-0(29-28 28-28 29-27)
●青木大好き(OZジム)27歳 163㎝ 6戦2勝4敗-58.8kg

 入場曲♪イノキボンバイエ、ちびっこ軍団に大勢の応援団動員と「青木大好き」は人気者である。

 一方の大雅、HIROYAの弟と同名だが、福岡MSJキックボクシングジム所属の別人である。8月20日、アクロス福岡で行われた『KING OF STRIKERS』でKOSフェザー級チャンピオンになったばかり。カードを組んだ時点では「王座獲得がまだだったので第2試合にラインアップされた」とプロモーターから聞いたが、試合順は関係ない。第1試合から熱狂だったスックワンキントーンである。実際、大応援団の声援を受けた青木大好きは、序盤から飛ばしたのだが・・・。2R終了間際のはスリップと判定され大雅はノーダウンに。

 3Rにはダウンを奪った大雅がチャンピオンの称号を守った。

第1試合から湧きっぱなしの興奮会場!惜しい田嶋真虎1-0荒谷壮太
<第1試合 51㎏契約 3分3R>
△田嶋真虎(Realiser STUDIO)23歳 165㎝ 4戦4敗-50.35kg
 判定1-0(29-28 29-29×2)
△荒谷壮太(アントジム)17歳 165㎝ 1戦1敗-50.9kg

 記者は銀のトランクス、田嶋真虎が勝ったと思ったんだが裁定はドロー。ただ、最初の試合からお客さんがヒートしていたのが印象に残る。

スックワンキントーン次回大会:
10月22日 後楽園ホール
11月19日 新宿FACE昼夜興行

※全試合完全網羅の詳細拡大版 金曜発売『週刊ファイト』収録
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