キャリア27年のマサル!引退試合で激戦を展開!鈴木真治がラスト2試合の橋本悟に勝利!「スックワンキントーン Keep going!」後楽園ホール大会!

 4月3日(日)東京・後楽園ホールで「SUK WAN Kingthong/スックワンキントーン Keep going!」が開催された。メインは、今大会唯一の5回戦・スックワンキントーン スーパーライト級タイトルマッチ“あと2戦で引退”を表明している橋本悟(橋本道場)vs.鈴木真治(フジマキックムエタイジム)の試合は、鈴木が4R肘で橋本を切り裂くが、5R橋本も肘で切り返し、ドロドロとなった激戦は、鈴木が判定勝でタイトル獲得。近く発表される橋本のラストマッチも激戦が予想される。セミファイナルでは100戦超えの健太が、やや優勢に試合を展開していたが最終3Rカウンターの肘でダウンを喫し、上昇中の新鋭日本人選手リクシッソーに判定敗けを喫してしまった。

キックボクシングは自身の全て!プロデビュー27年のマサルが引退試合を語る!4月3日(日)「スックワンキントーン Keep going!」後楽園ホール大会!


 またプロキャリア27年のマサルが引退試合で、かつて“チャイディー力”のリングネームで日本人選手に高い勝率を誇ったチャイデート・ギャットチャンシン(タイ)と対戦。マサルは、序盤積極的に攻め込み、久々の試合となるチャイディーは、ボデイへの攻撃を嫌がり、2Rには疲労の色も濃かったが、ノーモーションで打つパンチでマサルを何度か追い込み、3Rには肘でカットに成功し、ドクターチェックを呼び込む。再開後チャイディーは、肘を振るうがマサルも応戦したまま試合終了。判定は、3ジャッジ共各1ポイント差の判定敗けで“有終の美”を飾ることは出来なかったが、引退試合だからといってエキシやイージーな試合を選ばず“打倒ムエタイ”に拘ったマサルらしい試合だった。

最期まで気持ちを切らさず激戦を展開したマサル

引退の挨拶後には、2010年発起人として立ち上げたキックボクシングイベント「KICK the ROOTS」の共同発起人、紅闘志也、庵谷“出美流漫”鷹志がリングに上がり、KICK the ROOTS贈呈ベルトと認定証を進呈して10カウントを聞いた。(トップ写真)
©和Photograph


■「SUK WAN Kingthong/スックワンキントーン Keep going!」
日時:2022年4月3日(日)
開場17:00 開始17:45予定
会場:東京・後楽園ホール
主催:ノーナクシン東京


<第10試合 メインイベント スックワンキントーン スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R>
○鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
35歳 174cm 45戦28勝12敗5分
 判定3-0(49-47 シン 49-47 アラビア 49-47 ソンマイ)
●橋本悟(橋本道場/INNOVATIONスーパーライト級王者、ムエタイオープンスーパーライト級王者、元INNOVATIONライト級王者)
36歳 172cm 42戦20勝19敗3分  
※鈴木真治が新王者

<第9試合 セミファイナル 61.5kg契約 3分3R>
○リクシッソー(トースームエタイジム/スックワンキントーンライト級王者、元WMCスーパーフェザー級王者)
21歳 171cm 20戦14勝6敗
 判定3-0(29-27 サンデット 29-28 ソンマイ 29-27 アラビア)※健太に3R肘による1ダウン有り
●健太(E・S・G/元NJKFスーパーウェルター級王者、元NJKFウェルター級王者、Krush初代70kg王者、元WBCムエタイウェルター級王者)
34歳 172cm 104戦62勝35敗7分

<第8試合 57kg契約 3分3R>
○44ユウ・ウォーワンチャイ(リバイバルジム/スーパーバンタム級王者、ムエサイアム同級王者、元ムエタイオープンバンタム級王者)
21歳 168cm 17戦11勝5敗1分
 2RTKO 2分43秒 ※左フック
●日下滉大(OGUNI-GYM/NJKFスーパーバンタム級王者)
27歳 175cm 24戦16勝8敗

<第7試合 スックワンキントーン 女子スーパーフライ級タイトルマッチ 3分3R>
●KOKOZ(TRY HARD GYM/王者/元スックワンキントーン女子ミニフライ級王者)
160cm 12戦7勝5敗
 不戦勝 ※KOKOZが、試合前日にぎっくり腰のようになり ヘルニアによる歩行困難により欠場
○ルイ(クラミツムエタイジム/挑戦者/S1女子スーパーフライ級王者)
165cm 10戦9勝1敗 
※ルイが新王者

<第6試合 62kg契約 3分3R>
○セーンアティットY’ZD(Y’ZD GYM/元ラジャダムナンスタジアムフェザー級6位、ルンピ二スタジアム同級5位)
33歳 170cm 153戦123勝27敗3分
 判定3-0(29-28 ノッパディソン、29-29シン、29-28 アラビア)
●内田雅之(KICKBOX/ジャパンキックボクシング協会ライト級2位、元新日本キックボクシング協会フェザー級王者)
43歳 170㎝ 55戦31勝14敗10分

<第5試合 67.5kg契約 3分3R>
●北野ユウジ(P.M.K/元J-NETWORKウェルター級1位)
47歳 175㎝ 32戦15勝15敗2分
 判定0-3(27-30 シン、29-29アラビア、28-30 ノッパディソン)
○吉田敢(bring it on)
30歳 177cm 28戦12勝15敗1分

<第4試合 64kg契約 3分3R>
○チャイデート・ギャットチャンシン“チャイディー力”(元ラジャダムナンスタジアム フェザー級王者)
47歳 163㎝ 136戦86勝45敗5分
 判定3-0(29-28 サンデット、29-28 ソンマイ、29-28ノッパディソン)
●マサル(MONKEY☆MAGIC/元日本ライト級1位)
49歳 172㎝ 68戦16勝34敗18分

<第3試合 59kg契約 3分3R>
●角谷祐介(ネクストレベル渋谷)
32歳 177cm 17戦8勝6敗3分 
 判定0-3(28-30 ナルンチョン、29-30 ノッパディソン、28-29 ソンマイ)
○Yuto Numppnthep(ヌンポンテープ)
19歳 180cm 20戦15勝5敗(タイ戦績)

<第2試合 バンタム級 3分3R>
●奥脇一哉(エイワスポーツジム)
27歳 163cm 32戦10勝18敗4分 
 判定0-3(27-29 ナルンチョン、27-29 ノッパディソン、27-30 ソンマイ)
○SHU(D-BLAZE)
22歳 170cm 4戦3勝1敗

<第1試合 63kg契約 3分3R>
●折戸アトム(PHOENIX)
40歳 178cm 3戦2勝
 判定1-2(28-29ソンマイ、29-28ナルンチョン、28-29アラビア)
○小林司(sports24)
25歳 174cm 3戦3勝

<オープニング第2試合 スックワンキントーン サマックレン50kgタイトルマッチ>
○コウシ・ウォーワンチャイ(ノーナクシン東京)256戦221勝32敗13分
 判定3-0(29-28サンデット、29-28 ナルンチョン、30-28シン) 
●愛虎(HIDEGYM)162cm 63戦43勝17敗3分
※コウシ ウォーワンチャイが王者

<オープニング第1試合 スックワンキントーン サマックレン女子48㎏タイトルマッチ>
赤コーナー ○吉成乃亜(エイワスポーツジム)154cm 6戦6勝
        判定3-0(30-28サンデット、29-28ナルンチョン、30-28シン)
青コーナー ●上垣麻夜(ネクストレベル渋谷)156cm 7戦5勝2敗
※吉成乃亜が王者


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’22年04月14日号Wマニア現地取材ダラスSD殿堂S&D AEW-ROH ノア福田Kickマサル引退