スックワンキントーン(昼)森岡悠樹バンタム戴冠 老沼隆斗10・22王座戦へ

▼スックワンキントーン(昼)森岡悠樹バンタム戴冠 老沼隆斗10・22王座戦へ
 本格ムエタイ競技の昼夜大会「立見禁止」新宿FACEギッシリ立見盛況
 photo & text by タダシ☆タナカ
・Mクルー♪Kickstart My Heart入場の伊藤勇真も森岡悠樹2RKO勝利
・老沼隆斗が阿部晴翔を返り討ち!ジュライ・ウォーワンチャイ王座挑戦
・減量に苦しんだか吉田敢、21歳で200戦のセーンダオに2RKOされる
・加藤渉43歳、北野ユウジ48歳をヒジで切り裂くも両雄あっぱれなのだ
・畠山育朗31歳29-28逃げ切るREON GYMセコンド健太のゴン・ウドン
・辻井和奏1R TKO有里 女子フライ級トーナメント準決勝次はKOKOZ戦
・安部纒の体調不良により片岡真秀が7・9BOM参戦予定ルイとエキシ戦
・女子フライ級トーナメント準決勝Mickey29-28響子JSK 拮抗の好勝負
・三者三様のドローとなったRyu32歳と熊谷大輔39歳、頑張ってます!
・負け続けてたカズキ・シッソー勝利も36歳デビュー磯貝雅則よくやった
・アマ部門サマックレン王者・鈴木愛虎のプロデビュー勝利 vs.田嶋真虎


■ SUK WAN Kingthong/スックワンキントーン decisive battle
日時:2023年6月18日(日)
会場:東京・新宿FACE
主催:ノーナクシン東京 YouTube無料配信
公式Youtubeライブ配信
https://www.youtube.com/@nor.naksintokyosukwankingt1596/

Mクルー♪Kickstart My Heart入場の伊藤勇真も森岡悠樹2RKO勝利
【第1部 開場12:30 開始13:30】
<メインイベント第11試合 スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R>
●伊藤勇真(キングムエ)170㎝ 32戦18勝13敗1分-55.05kg
・元WPMFフライ級王者
 2R 2分53秒 KO
○森岡悠樹(北流会君津ジム/スックワンキントーン スーパーバンタム級1位)29歳 176㎝ 20戦10勝8敗2分-55.3kg
・スッワンキントーン スーパーバンタム級2位


 ワイクーの舞いから始まった第1部のメインは、森岡悠樹が3・26『スックワンキントーン advance(前進)』でTAKAYUKIをKOして王座決定戦に。一方の伊藤勇真は、同日のもう1つの準決勝となっていた対、中島凛太郎戦が中島欠場の為に中止となり、不戦勝にてあがってきた。

 しかし、2Rになると森岡が組み倒すようになり、最後の左ミドルで伊藤は10カウント内に達はしたんだが、レフェリーは目を見て試合を止めた。


 森岡は「時間がかかったけど、諦めずにきて良かった」とマイクしている。

老沼隆斗が阿部晴翔を返り討ち!ジュライ・ウォーワンチャイ王座挑戦
<セミファイナル第10試合 フライ級次期挑戦者決定戦 3分3R>
○老沼隆斗(STRUGGLE)24歳 161㎝ 29戦20勝8敗1分-50.8kg
・元REBELS-REDスーパーフライ級王者
 判定3-0(30-27×2 29-28 )
●阿部晴翔(チームタイガーホーク)24歳 157㎝ 23戦8勝15敗-50.45kg

老沼隆斗は飛び技を繰り出すので見栄えが良い。阿部晴翔とは昨年10月にKNOCKOUTで対戦していたのをあとから知ったが、今回の再戦も印象点を稼いでの返り討ち判定勝利となった。
フライ級次期挑戦者決定戦であり、老沼は10月22日の後楽園ホール大会にて、ジュライ・ウォーワンチャイ(石井寿来)の王座に挑戦する。

減量に苦しんだか吉田敢、21歳で200戦のセーンダオに2RKOされる
<第9試合 67㎏契約 3分3R> 
●吉田敢(bring it on) 29歳 177㎝ 30戦13勝16敗1分-67.5kg⇒再計量67㎏パス
・スッワンキントーン ウェルター級王者
 2R 2分14秒 KO
○セーンダオ レックYZD(タイ/Y`ZD) 200戦160勝35敗5分-66.85kg

 記者は写真も撮っているのであとから思い出すことも多いのだが、21歳で200戦やってるセーンダオ レックYZD、1Rから肘をぶち込んで、減量に苦しんだ記録が残る吉田敢(すすむ)のセコンドが氷で冷やしてました。2R、吉田はカウント9で立ったんだけどレフェリーが止めました。

加藤渉43歳、北野ユウジ48歳をヒジで切り裂くも両雄あっぱれなのだ
<第8試合 69㎏契約 3分3R> 
●北野ユウジ(P.M.K) 48歳 175㎝ 32戦15勝15敗2分-69kg
・元J-NETWORKウェルター級1位
 2R 2分2秒 ヒジTKO
○加藤渉(TRIBALMKDGYM)18戦10勝6敗2分-67.75kg
・元WMCムエタイスーパーライト級4位

 年を食ってそうな二人が出てきたカード。あとで加藤渉43歳、北野ユウジ48歳と知って二重にビックリである。いや、凄い打ち合いの試合やってくれて両雄ともあっぱれと誉めるしかない。
 合成写真最後の真ん中が、加藤のヒジが北野の額を切り裂いた瞬間なんだが、正直、記者にはこのカードが第1部でイチバン印象に残った。お互い摂生の賜物なのです。

畠山育朗31歳29-28逃げ切るREON GYMセコンド健太のゴン・ウドン
<第7試合 65㎏契約 3分3R> 
●ゴン・ウドンTIGER REON GYM(タイ/REON Fighting Sports Gym) 27歳 166㎝ 50戦25勝23敗2分-64.65kg
 判定0-3(28-29×3)
○畠山育朗(Pegasus Project) 31歳 175㎝ 22戦10勝11敗1分-64.75kg

 TIGER REON GYMのゴン・ウドンは27歳で50戦やっている。プロフェッショナル・ナルシストの建太が付いていたが、以前は真っ黒に焼いた肌を売りにするも試合にマイナスと変えて白に戻したのに、セコンド時ではまた黒くなっていた(笑)。試合は畠山育朗が29-28で逃げ切った。

辻井和奏1R TKO有里 女子フライ級トーナメント準決勝次はKOKOZ戦
<第6試合 女子フライ級王座決定戦 準決勝 2分3R>
●有里(teamS.R.K)157㎝ 16戦9勝7敗-50.55kg
・元DBS初代スーパーフライ級王者
 1R 1分35秒 TKO
○辻井和奏(BRING IT ON)168cm 5戦4勝1分-50.6kg
・タイ国イサーン&ラーナーフライ級王者

 美しいワイクーの舞いから始まった女子フライ級トーナメントの準決勝。えくぼが可愛い有里(ゆり)はファンから花束貰っていたし、すでに16戦闘っていてアイドル人気もあるようなんだが、スックワンキントーンはなにしろ純ムエタイである。対する辻井和奏(わかな)は、これが6戦目だがタイ国イサーン&ラーナーフライ級王者なのだ。適格なパンチやキックを有里に見舞っていった。

 辻井が2ダウン目を奪ってレフェリーが試合を止めた。決勝は10月22日の後楽園ホール大会でKOKOZ戦になる。マイクを持った辻井、結構美人である。要注目!

安部纒の体調不良により片岡真秀が7・9BOM参戦予定ルイとエキシ戦
<第5試合 女子エキシビションマッチ2分2R>
ルイ(クラミツムエタイジム)元スックワンキントーン& 女子スーパーフライ級王者 & S-1スーパーフライ級王者
 vs.
片岡真秀(チームタイガーホーク)167cm 5戦4勝1分

 女子スーパーフライ級王座決定戦準決勝戦だったが、片岡真秀の対戦相手・安部纒が体調不良により棄権となり片岡の不戦勝に。前の試合の勝者Mickeyと次回、9月18日の新宿FACE大会で決勝タイトル戦を行う。ともに不敗同士の対決となった。

女子フライ級トーナメント準決勝Mickey29-28響子JSK 拮抗の好勝負
<第4試合 女子スーパーフライ級王座決定戦 準決勝 2分3R>
○Mickey(PIRIKA TP GYM)168cm 4戦4勝-52.1㎏
 判定3-0(29-28×3)
●響子JSK(治誠館)  170cm 5戦1勝3敗1分-51.35kg

 記者も判定の際に「どっちかなぁ?」と見ていたんだが、微差でMickeyの手が挙がった。これで片岡真秀との女子スーパーフライ級王座決定戦となる。但し、戦歴記録では負け試合の数が上回る響子JSKだが、この試合に期するものがあったようで将来性は高いと見た。

三者三様のドローとなったRyu32歳と熊谷大輔39歳、頑張ってます!
<第3試合 58㎏契約 3分3R> 
△Ryu(クローバージム)32歳 173㎝ 3戦2勝1敗-57.87kg
 判定ドロー(30-29 28-29 29-29)
△熊谷大輔(GTジム)39歳 168㎝ 3戦2敗1分-57.8kg

 オヤジファイトなる名目で2分のラウンド制形式とか、ブレイキングダウンのような1分の格闘技が流行っているが、通常のムエタイ・ルールで3分3R、合計9分間闘うことがどれだけ大変なことか。
 いいものを見せて貰いました。両雄の勇気に乾杯!

負け続けてたカズキ・シッソー勝利も36歳デビュー磯貝雅則よくやった
<第2試合 52.5㎏契約 3分3R>
●磯貝雅則(STRGGLE)36歳 162㎝ デビュー戦-52.15kg
 判定0-3(30-27×2 29-27)
○カズキ・シッソー(トースームエタイジム)24歳 162㎝ 4戦4敗-52.25kg

 3Rにはダウンを奪い、5戦目でようやく初白星となったカズキ・シッソーが、判定を待つ時からワンワン泣いていて、マスコミ用のポーズ写真でもまだ泣いていたのがすべてかも。そりゃ初勝利というのはモチベーション的にも大きいことである。
 ただ、Twisted Sisterの♪We’re Not Gonna Take Itで入場、36歳でデビュー戦となった磯貝雅則も、24歳の対戦相手に食らいついていた点は特筆すべき。実際、ジャッジの1名は29-27と付けていたし、記者もそう思った。決してカズキの完封試合ではなかったのだ。

アマ部門サマックレン王者・鈴木愛虎のプロデビュー勝利 vs.田嶋真虎
<第1試合 51㎏契約 3分3R>
●田嶋真虎(Realiser STUDIO)23歳 165㎝ 2戦2敗-50.45kg
 判定0-3(30-28×2 30-27)
○鈴木愛虎(HIDEGYM)15歳 165㎝ デビュー戦-50.75kg
スッワンキントーン サマックレン50㎏王者

 15歳のデビュー戦で最初から「激励賞」多数貰っているし、鈴木愛虎ってなんやねんと思ったんだが、サマックレン50㎏王者ということは要するにアマ部門で実績あったということ。
 とにかくオヤジファイターから15歳の新鋭まで、日本のキック界の底辺は厚いのでありました。


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▼スックワンキントーン(昼)森岡悠樹バンタム戴冠 老沼隆斗10・22王座戦へ

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▼スックワンキントーン(夜)クボマサヤ 岩城悠介 角谷祐介 小林司 笠原直希

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▼スックワンキントーン新宿ムエタイ角谷祐介 Mickey 狂猫YOKKO戴冠

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▼新王者誕生スックワンキントーン Mickey-片岡真秀 狂猫YOKKO-上真~第1試合から沸騰!

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