[ファイトクラブ]亀田3150コロニアの英雄猪木アリから半世紀 日本初の世界ヘビーを

[週刊ファイト6月22日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼亀田3150コロニアの英雄猪木アリから半世紀 日本初の世界ヘビーを
 photo & text by 大島慶山 写真一部(c) 3150 FIGHT  w/編集部編
・最新リリース 8・5六島ジム主催「3150FIGHT SUPPORT」
・エディオンアリーナ第1競技場はバスケ!ティナ・ターナー聞きながら
・デビュー以来破竹の5連勝!猪木「炎のファイター」使用の但馬ミツロ
・息切れ? まさかの8フルラウンド激しい打撃戦だったルイス・マリン戦
・心の師匠アントニオ猪木但馬ミツロ“2代目コロニアの英雄”願うばかり


以下、最新リリース
【新イベント⽴ち上げ】プロボクシングイベント「3150FIGHT SUPPORT」サポート興⾏第ニ弾を発表!

 「3150FIGHT」が8⽉5⽇(⼟)の「六島ジム」主催プロボクシングイベントのサポートを決定!
 「3150FIGHT」⻲⽥興毅ファウンダーは、8⽉5⽇(⼟)に開催する六島(むとう)ジム主催のプロボクシングイベントを共催するサポート興⾏第ニ弾「YOU WILL BE THE CHAMPION 17 feat. 3150FIGHT」の開催を発表した。

 ボクシング業界全体の底上げを⽬的とし、⾃⾝が主催するイベント「3150FIGHT」および「3150FIGHT SURVIVAL」だけではなく、各ジムが主催するイベントをサポートする新たな「3150FIGHT SUPPORT」というビジネスをスタート。サポート興⾏では、選⼿やカード提供などマッチメイクの協⼒をはじめ、演出⾯のサポート、資⾦⾯でのサポート等に加え、ABEMAでの⽣中継の実施サポートなど。「3150FIGHT」で培ってきたノウハウを余すことなく提供していく。

 「3150FIGHT」のサポート興⾏は、7⽉21⽇(⾦)に開催するサポート興⾏第⼀弾「Fighting Bee 24 feat. 3150FIGHT」に続き、2回⽬となる。

山﨑海斗・亀田ファウンダー・武市マネージャー・国本陸

・サポート興⾏のメインイベントは⽇本ミドル級タイトルマッチ!

 8月5日(土)の六島ジム主催興行「YOU WILL BE THE CHAMPION 17 feat. 3150FIGHT」をサポートすることが決定した「3150FIGHT」。一般的に世界戦等が行われないプロボクシングイベントは、出場する選手が所属するジムが開催することがほとんどだが、「3150FIGHT」は主催ジムと一緒に共催しイベントを盛り上げていく。

 「我々『3150FIGHT』だけが潤っても意味がない。ボクシング業界全体が盛り上がらないと底辺拡大につながらない。各ジムにはずっと大事にされている各ジム主催興行のナンバーシリーズがあり、それぞれのカラーがある。そこを大事にして『3150FIGHT』は、出来ることを協力させていただければと考えています」(亀田興毅)

 サポートする内容は、選手やカードの提供の他、「3150FIGHT」がダッグを組んでいるABEMAで全試合が無料生中継されるほか、試合前の選手紹介映像や会場の演出等をサポートをする予定。

 「3150FIGHT」とタッグを組むことになった六島ジム側は「業界全体を盛り上げたい」との考えに賛同。亀田興毅ファウンダーの情報発信力とネット配信に期待する部分は大きいという。

 同興行でメインを務めるのは日本ミドル王者の国本陸(六島)。同級1位の挑戦者・酒井幹生(角海老宝石)との指名試合に臨む国本は「ABEMAで放映してもらえるので、しっかりKOで勝ちたい」と意気込んだ。そのほか、スーパーバンタム級8回戦に出場する六島ジム期待の日本フェザー級18位・山﨑海斗(六島)は、自身が1度「3150FIGHT SURVIVAL」に出場したことも踏まえ、「(3150FIGHTは)観る側も出場する選手もワクワクする興行」と楽しみにしている様子で語った。

・セカンドブランド「3150FIGHT SURVIVAL」が急成長!

 この日、亀田興毅ファウンダーは、6月10日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で開催された「3150FIGHT SURVIVAL vol.5 & vol.6 」のABEMAでの視聴数が「3150FIGHT SURVIVAL」で過去最高の視聴者数を記録したことも発表。

 「『3150FIGHT SURVIVAL』過去最高の視聴者数を記録しました。見る側にも浸透してきた証だと思います。これからももっと「3150FIGHT」シリーズとボクシングの認知度を上げていきます」(亀田興毅)

 「3150FIGHT」は東京進出も果たし、世界チャンピオンも誕生。一大イベントとしての認知度が急激に高まってきているが、セカンドブランドである「3150FIGHT SURVIVAL」も誕生から9ヶ月が経ち、過去最高視聴数を記録。次回は、いよいよ「3150FIGHT SURVIVAL」としても東京へ初進出する。

 次回のイベントは7月20日(木)、ボクシングの聖地、東京・後楽園ホールで「3150FIGHT SURVIVAL vol.7」の開催を予定。メインイベントでは「3150FIGHT」初の海外専属契約選手で現役世界ランカーのホセ・ガルシア(メキシコ)が初来日し、世界戦の経験もあるベテラン・近藤明広(一力)と対戦する。

 サポート興行第一弾の「Fighting Bee 24 feat. 3150FIGHT」は翌日7月21日(金)に開催予定で、メインイベントには6月10日に試合を戦ったばかりの但馬ミツロ(KWORLD3)が出場を予定している。

■ 3150FIGHT SURVIVAL vol.7
日時:2023年7⽉20⽇(⽊) 開場 17:30 / 開始予定 17:50
会場:後楽園ホール

【決定カード】
<64㎏契約10回戦>
ホセ・ガルシア(メキシコ、現WBOユース スーパーライト級王者・WBO世界スーパーライト級7位)
vs
近藤明広(⼀⼒、⽇本スーパーライト級2位)

■ 〜あしたのジョーメモリアル〜 Fighting Bee 24 feat. 3150FIGHT
日時:2023年7⽉21⽇(⾦) 開場 17:30 / 開始予定 17:50
会場:後楽園ホール

【出場選⼿】
・ヘビー級8回戦 但⾺ミツロ出場予定
両イベントの模様はABEMAにて全試合無料⽣中継予定


 尚、本誌の独自の取材情報では、8月11日(金)には、今度はオオバコのエディオンアリーナ第1競技場でビッグマッチが予定されているらしい。


エディオンアリーナ第1競技場はバスケ!ティナ・ターナー聞きながら

 2023年6月10日(土)の大阪でのプロレス格闘技の興行は、DDT(プロレス)がすみのえ舞昆ホール、闘宝伝笑(プロレスや、西口プロレスなどバラエティなイベント)がなんばの味園で、それぞれ開催された。
 その味園から徒歩数分のエディオンアリーナの第2競技場で、ボクシング3150 FIGHT SURVIVAL VOL.5とVOL.6が、昼夜の2部構成で開催された。昼間は午後12時半試合開始。夜間は午後5時15分試合開始予定だったが、昼間VOL.5の終了予定時間が押し、開始時間が遅れた。
 VOL.5の試合開始時間が午前11時〜正午で、試合数がせめて1試合少なく、VOL.6の開始時間も午後5時15分ではなく午後6時にすれば、観客の入れ替えもスムーズにいき、夜間興行の観客も入場予定時間過ぎても、会場に入れないというストレスを感じさせず、より快適にすごさせたと思う。
 昼夜興行の時間の合間なくタイトすぎかな。次回以降の反省点だ。

 前回は4月16日(日)に東京初進出。代々木競技場第2体育館で開催されたが、前々回は4月1日(土)に、同じエディオンアリーナ第2競技場で開催された。同じ大阪市内の中央区のインテックアリーナで開催された、格闘技のビッグイベントRIZINとの興行戦争だった。
 今年の1月6日(金)や、昨年の8月15日(月)には、エディオンアリーナ同施設内のオオバコの第1競技場でも開催された。新大阪メルパルクホールでのシアター方式や、176BOXなど様々な会場で開催されている。

 今回、エディオンアリーナ第1競技場はバスケットの大会が開催されていたので、苦肉の策として第2競技場での昼夜興行/別料金での入れ替え制にしたのだろうか? 会場出入口では頻繁に、長身の黒人のバスケットボール選手が行き来している。ジャンプしたら電柱も飛び越しそうだ。
 そんな彼女達の1人が、お婆さんぐらいの年齢の、先日天国でのライブツアーに旅だったスイート・ブラウンシュガー、ティナ・ターナー(1939.11.26→2023.5.24)の音楽を聴きながら歩いていた。ペプシコーラを飲んでいたけど、ティナ・ターナーが1987年に、デビッド・ボウイとアメリカのペプシコーラのテレビコマーシャルに出ていたことなんて、知らないだろうなあ。
※CMに利用されていた曲はボウイの「モダン・ラブ」。YouTubeでその動画は見られる。

 ティナ・ターナー自身が、バスケットボールを遊びでしたことはあるだろうが、よもや、ボクシングはないだろう。

デビュー以来破竹の5連勝!猪木「炎のファイター」使用の但馬ミツロ

 ターナーさんと同じく彼女と同年代で、有色人種の憧れとなったのは、今から約半世紀前の1976年6月26日にアントニオ猪木(1943.2.20→2020.10.1)と、世紀の対決を行ったモハメド・アリ(1942.1.17→2016.6.3)だ。
 アリに対してもアントニオ猪木に対しても、強いリスペクトをしている亀田興毅ファウンダー。その亀田興毅ファウンダーのアイデアで、日本プロ格闘技のアイコンでもあるアントニオ猪木に、愛弟子である但馬ミツロを引き連れて対面の絵づくりをして、猪木のテーマソングでもある「炎のファイター(イノキボンバイエ)」の使用許可を貰ったのは、亀田興毅ファウンダーはなかなかの策士だ。
 この曲の原曲はモハメド・アリの「アリボンバイエ」なので、ボクシングファンにも、プロレスファンのハートをがっちりと鷲掴みにした。見事に飛び級なイメージ戦略である。


▼プロレス芸術とは 徹底検証! 猪木vsアリ戦の”裏”2009&2016-40周年

プロレス芸術とは 徹底検証! 猪木vsアリ戦の”裏”2009&2016-40周年

 デビュー以来破竹の5連勝で、今やJBC認可の日本ヘビー級王者だ。今大会から、5大会連続出場の試練の5番勝負の第1戦となる。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン