重森陽太ラジャ王座獲得ならず!WKBA62㎏新王座に髙橋亨汰!ベテラン選手の交流戦はジョニー・オリベイラが勝利!~新日本キック「MAGNUM 57」

(C)和Photograph
 2月19日(日)東京・後楽園ホールで新日本キックボクシング協会「MAGNUM 57」が開催された。メインは新日本キック2階級制覇し、WKBA、KNOCK OUT-RED(肘有)王座を保持する重森陽太(伊原道場稲城支部)が、満を期してのムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王座に挑戦。王者ジョームは思ったより積極的に攻め、1Rこそ様子見な感はあったが、2Rより圧力を強めパンチ、肘、組んでは膝を振るいやや優位に立ち、3Rにはボディフックで攻勢をかける、重森も膝を返すが組み合うとやや分が悪い、ジョームは5Rも終盤まで攻め続け、流しにはいり試合終了。お互い決定打こそなかったが、3ジャッジが49-48とつけるユナニマス判定でジョームが危なげない場面もなく防衛に成功した。

     敵地での防衛に成功したジョーム・パランチャイ

公式スコアカード:タイ人ジャッジが一人いなかった為か?日本人のMr.シーナ レフェリーがはいっていた。

 また髙橋亨汰(伊原道場本部/日本ライト級王者)がと昨年10月「TITANS NEOS 31」で木下竜輔を肘で切り裂いたラット・シッムンチャイ ジム(タイ/元ルンピニースタジアム バンタム級6位)のWKBA 62kg王座決定戦は、高橋が2R肘でダウン奪い、出血したラットにストップがかかりWKBA王座戴冠に成功した。

 もうひとつのWKBA日本タイトル戦では、2021年10月17日「TITANS NEOS 29」で王者となった佐野佑馬(創心會)が返上の為、対戦相手のNJKF王者・志賀将大 (エスジム)vs.No-Ri-(前TENKAICHIバンタム級王者/ ワイルドシーサーコザ )の対戦となった。No-Ri-は、志賀将大の攻めに対応できず、KOされなかったものの大差の判定敗けを喫した。

■ 新日本キックボクシング協会「MAGNUM 57」
日時:2023年2月19日(日)開場:17:00 開始:17:30
会場:東京・後楽園ホール
主催:新日本キックボクシング協会 伊原道場
協 賛:ピレリジャパン株式会社、株式会社トーエル
後 援:東京スポーツ/フィットネスショップ
HP:http://www.shinnihonkickboxing.com/

<第12試合 ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級タイトルマッチ 3分5R>
ジョーム・パランチャイ(タイ/王者)จอม บักโจ้โคราช-Jom Parunchai
 判定3-0(三者49-48)
●重森陽太 (伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者、KNOCK OUT-REDライト級王者)
獲得タイトル
・日本フェザー級王者
・日本バンタム級王者

最近のRWSやONEの影響か?ジョームがパンチで圧力をかける場面も多かった

試合序盤で右脛が割れて出血したが、億尾にも出さず蹴りを出した重森。

試合後自身のSNSでも「相手の適応と判断力が一枚上だった」と認め、ムエタイ王座奪取によりプロ生活にも一段落がつけられると考えていたようだが、今回の敗戦で“届かない王座ではない”と感じ再起を語っている。

<第11試合 メインイベントWKBA62kg王座決定戦3分5R>
○髙橋亨汰(伊原道場本部/日本ライト級王者)
 2RTKO 39秒 ※肘によるカットによるドクターストップ
●ラット・シッムンチャイ ジム(タイ/元ルンピニースタジアム バンタム級6位)

2R縦肘の連打でダウンして出血したラットは、ドクターストップとなった。

<第10試合 WKBA日本バンタム級王座決定戦 3分5R>
○志賀将大 (エスジム/NJKFバンタム級王者)
 判定0-3(2者50-46、50-45)
●No-Ri-(前TENKAICHIバンタム級王者/ ワイルドシーサーコザ )

5回戦をフルに闘ったのは初というNo-Ri-は、キックボクシングの総合力で上回る志賀に完敗

<第9試合 57kg契約 3分3R>
●木下 竜輔 (伊原道場本部/日本フェザー級)
 2RKO 3:00 ※右ストレート
○湯本剣二郎 (Kick Life)

プロキャリア1戦の湯本がキャリア7戦の木下にKO勝利

<第8試合 58.5Kg契約3分3R>
○ジョニー・オリベイラ(日本フェザー級、元日本ライト級1位/ブラジル/トーエルジム)
 判定3-0(2者30-29、29-28)
●国崇(拳之会/WKAムエタイ世界フェザー級王者)
獲得タイトル
・ISKAムエタイ世界フェザー級王者
・WBCムエタイインターナショナル・スーパーバンタム級王者
・WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者
・NJKFフェザー級王者
・NJKFバンタム級王者
・NKB統一バンタム級王者

元ライト級1位で60戦めとなるベテランのジョニー・オリベイラは、今回が105戦めとなる古豪・国崇に強烈なフィジカルで攻勢をかけ、決定打こそなかったものの圧しきり判定勝をおさめた。

<第7試合 58.5㎏3分3R>
●仁琉丸(富山ウルブズスクワッド道場)
 1RTKO 2分18秒 ※右ストレート
小林勇人(伊原道場本部)

プロデビュー戦となる国際空手道連盟極真会館(館長/松井章奎)での実績がある小林は、キックキャリアでは数段上の仁琉丸に右ストレート一撃でKO勝利

<第6試合 78㎏契約3分3Rエキシビションマッチ>
マルコ(伊原道場本部)
 vs.
江原陸人(GOD SIDE GYM)欠場の為、昨年10月23日「TITANS NEOS 31」で引退式を行った斗吾(トウゴ)(元日本ミドル級王者/伊原道場本部)がエキシの相手を務めた。

<第5試合 スーパーライト級 3分2R(肘なし)>
●勇生(富山ウルブズスクワッド道場)
 不戦勝
○山田青空(GOD SIDE GYM)

<第4試合 女子51㎏契約 ( 顔面膝、肘なしルール)2分3R>
●オンドラム(モンゴル/伊原道場本部)
 判定0-3(2者27-30、26-30)
○青木 繭(SHINE沖縄)

<第3試合 フェザー級 3分2R>
○呉嘉浩(伊原道場本部)
 判定3-0(三者19-18)
●古山和樹(エスジム)

<第2試合 女子アマチュア34Kg契約(首相撲有り、顔面膝、肘無し)90秒2R>
△西田 永愛(伊原道場本部) 
 引分1-1(19-19、20-19、19-20)
△菊池 柚葉 (笹羅ジム)

<第1試合 52㎏契約 3分2R>
○渡邊 匠成 (伊原道場本部 )
 判定3-0(三者3-0)
●今吉勇樹 ( K-style GYM )

2023年年間スケジュール
・4月23日(日)TITANS NEOS 32 後楽園ホール
・7月9日(日)MAGNUM 58 後楽園ホール
・10月15日(日)TITANS NEOS 33 後楽園ホール


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