新日本キックボクシング協会2021年最終大会『TITANS NEOS 29』!メインは重森陽太が完勝!勝次、斗吾は引分!リカルド・ブラボKO勝!WKBA日本王座は佐野佑馬が戴冠!

 10月17日(日)東京・後楽園ホールで新日本キックボクシング協会“TITANS NEOS 29”が開催された。COVID-19の影響により、昨年から大会の中止や延期が重なり、今大会が2021年3回目で最終大会という老舗団体としては少ない大会数となった。スペシャルメインでは重森陽太が決定打こそなかったものの危なげなく3-0の完勝。(トップ写真)トリプルメインの新日本キック王者・勝次、斗吾は分の悪い引分、リカルド・ブラボはタイ選手にKO勝。WKBA日本王座決定戦では他団体から参戦の佐野佑馬が元日本王者・泰史との激戦を制し、王座を獲得した。
 来年新日本キック第一弾大会は3月後楽園ホールが予定されている。

■『新日本キックボクシング協会:TITANS NEOS 29』
日時:2021年10月17日(日) 開場・17:00 開始・17:30
会場:東京・後楽園ホール
協 賛:ピレリジャパン株式会社、株式会社トーエル、株式会社伊原プロモーション
後 援:東京スポーツ/フィットネスショップ
HP:http://www.shinnihonkickboxing.com/

<メインイベント 第12試合 62kg契約 3分3R>
○重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者、第9代新日本フェザー級王者、第10代新日本バンタム級王者)42戦34勝(17KO)3敗5分
 判定3-0(30-27 30-28 30-29)
●REITO BRAVELY(BRAVELY GYM/KOSスーパーフェザー級王者)

ミドル、ハイだけでなく今回はロー、関節蹴りに近いくらいの腿への前蹴りも多用し、効果的にダメージを与え、自分の距離を保った重森が完勝、ホーム新日本キック協会でのメインを飾った。

<第11試合 64kg契約 3分3R>
△勝次(藤本ジム/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)49戦33勝(15KO)10敗6分
 引分0-1(二者29-29 29-30)
△NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM/BOM&KOSスーパーライト級王者)

身体の一回り大きくみえるNOBUのまわりを動きながら攻める勝次に対し、一発一発強打のミドルで前進するNOBUがやや優勢にみえたが、決定打はなく1ジャッジが支持するドローとなった。

<第10試合 74kg契約 3分3R>
△斗吾(伊原道場本部/新日本ミドル級王者)56戦38勝(27KO)11敗7分
 引分0-1(二者29-29 29-30)
△佐野克海(拳之会/NJKFスーパーウェルター級2位)

2年ぶりとなった斗吾は、昇り調子のNJKFランカー佐野と対戦、1Rからパンチの激しい打ち合いでは打ち負ける場面もあったが、決定打は奪えず佐野が勝利でもおかしくない内容のドローとなった。

<第9試合 70kg契約 3分3R>
○リカルド・ブラボ(ブラジル/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)20戦17勝(12KO)2敗1分
 3RTKO 2分11秒 ※ボディへのパンチ、膝
●チャンスック・バーテックス(タイ/VERTEX/元タイラットTVスタジアム認定ライト級王者)86戦69勝(11KO)17敗

「今年4試合をすべてKOで勝利できました、今日はアルゼンチンでは母の日。お母さん、おめでとうございます」と流暢な日本語でコメントした。

<第8試合 63.5kg契約 3分3R>
○髙橋亨汰(伊原道場本部/新日本ライト級王者)28戦23勝(10KO)3敗2分
 2RTKO 1分20秒 ※肘によるカット
●剣夜(SHINE沖縄/TENKAICHIスーパーライト級王者)11戦7勝4敗

<第7試合 WKBA日本バンタム級王者決定戦 3分5R>
●泰史(伊原道場本部/新日本バンタム級1位)28戦15勝(7KO)8敗5分
 判定0-3(二者48-49 47-48)
○佐野佑馬(創心會/WMC日本バンタム級6位)

他団体OKのオープンタイトルWKBA日本タイトル戦は激戦となり、佐野佑馬が3-0ながら各1ポイント差の接戦を制し、新王者

前に出る泰史に佐野の縦肘もよくヒットしてドクターチェックもあった。頬骨などの骨折も懸念される腫れ方だった。


第6試合が終わり、通常なら伊原信一代表の挨拶が恒例となっているが、現在入院中で不在の為、栗芝貴 伊原道場稲城支部会長が挨拶。

11月14日(日)『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』大阪・丸善インテックアリーナ大会に参戦する江幡塁も挨拶を行った。(vs.鈴木真彦/山口道場/第7代RISEバンタム級王者)

<第6試合 肘無し・膝無し 56kg契約 3分2R>
●中村哲生(伊原道場本部)2戦2敗
 1RTKO 2分16秒 ※2度目のダウンでストップ
○ケント(ツルザップ)※デビュー戦

56歳ながら肘無・膝無の特別ルールで3戦目の中村は、23歳のデビュー選手にKO敗で3試合連続の1RKO敗

<第5試合 フェザー級 3分3R>
○瀬川 琉(伊原道場稲城支部)11戦7勝(3KO)3敗
 2R反則 ※ブレイク後、肘打ちのダメージで続行不能
●松永尚恭(東京町田金子ジム/NJKFフェザー級5位)18戦9勝(8KO)7敗2分

<第4試合 59kg契約 3分3R>
△ジョニー・オリベイラ(ブラジル/トーエルジム)56戦14勝(1KO)23敗17分
 引分
△祐輝[よしき』(OU-BU GYM)30戦20勝10敗

<第3試合 64kg契約 3分3R>
●甲斐康介(伊原道場本部)7戦3勝4敗
 不戦勝
○星 裕久(ワイルドシーサー高崎)5戦3勝(2KO)2敗

<第2試合 肘無し・顔面膝無し 女子49.5kg契約 2分3R>
●オンドラム(モンゴル/伊原道場本部)4戦1勝3敗
 判定0-2(二者29-30)
○Yuka☆(SHINE沖縄)※デビュー戦

<第1試合 ウェルター級 3分2R>
●大場一翔(伊原道場本部)※デビュー戦
 2RTKO 37秒 ※コーナーに詰めてのパンチ連打
○悠YAMATO(大和ジム)2戦1勝1敗

※選手は前日計量時に抗体検査


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