トップ画像 George Napolitano
後から遅れてニュースの重要度に気が付いて、慌てて本誌も出すことはありうる。昨日段階でAEW傘下のROHでもFTRを下してまたROH世界タッグ王者になったブリスコ兄弟の兄ジェイ(本名ジャミン・ピュー)が交通事故で亡くなったことは知っていたんだが、なにしろ事件性があったわけではないから、なにか次のアメプロのエントリー出す際に追悼しておけばいい・・・だったのだが。
まず最初のビックリが英国BBC放送が大きく取り上げたこと。日本在住でもアメプロ通なら、深夜の時間帯にそのままリアルタイムでCSのチャンネルで見ることが出来るCNNやBBCは見ても、一方的なものの見方しかやらない日本のニュース番組なんか絶対に信用しないと思っている方は非常に多いハズだ。長く海外に住んでいた経験があり、外から日本を見る習慣がついてしまうと、これはもうMUSTの日常になってしまう。記者もその一人であり、いつものように深夜はCNNと、チャンネル上はその隣のBBCをカチャカチャやっていたら、英国でも大きく訃報やっていたのに驚いたのだ。
現地時間2018年4月7日『ROHスーパーカード・オブ・オナーXII』ニューオーリンズ大会より
そして日本時間の木曜本日、現地放送から24時間後のWWEネットワークでNXTを見たら、現時点でライバルAEW傘下のROH所属選手なのに、ジェイ・ブリスコ追悼を実況席がやっているではないか。あちゃ~! さらに、AEWのDynamiteを見たら、収録は現地水曜夜会場の3時間目(正確にはDark収録から4時間目)なんだが、「次回のRampageはジェイ・ブリスコ追悼特集になる」との予告があって、こりゃ不味いと。慌てて別エントリーで出す次第である。
他媒体を安易に写したりはしない方針に加えて、アメプロ専門家として他誌の数え方に疑問ありなのだが、少なくとも10数回はROHタッグ王者になり、ほぼROHの看板顔役にして代名詞の主要登場選手である。AEWになってからの現体制ROHでも、現地時間12月10日の『ROH Final Battle 2022』ヒューストン大会において、ダブルドッグカラーマッチという名目の大流血戦でFTRからベルトを奪回したばかりなんだから、やはり現役王者の死去は確かに大きい。
アメプロ通としては、棚橋弘至&ジェイ・リーサル組という、マニア目線で超・絶妙な組み合わせになる出来る日米職人組と、かのブリスコ兄弟が闘ったニューオーリンズ大会の攻防が忘れられない。誰だよ、こんなマッチメイク考えるのは?・・・という愛好家の楽しみなのだった。
上下photo by Scott Finkelstein
そのジェイ・リーサルと、シングル・プレイヤーとしてのジェイ・ブリスコの長き渡る王座統一を巡る抗争も特筆ものだった。また、新日本プロレスROH合同興行初日 War of the Worldから、まだWWEに行く前の中邑真輔&オカダカズチカ組がブリスコ兄弟と激突とか、涙モノの黄金カードだったものだ。ノア、新日本プロレスと日本にも何度も来てはいるのだが、現地で見るジェイ・ブリスコの輝きは別格だった記憶が残る。
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