TAJIRIが第12代 九州プロレス選手権王者獲得!『上京 2023』新宿FACE大会

【試合結果】
■『上京 2023』
日時:2023年1月3日
会場:新宿FACE大会
〈観衆 283名〉

▼オープニング

筑前りょう太理事長がリングに上がり開会宣言を。

筑前りょう太
「2023年、新年明けましておめでとうございます!
 2022年1月3日に、僕たちは初めて
 この東京にやってくることができました。
 だけどもまた、我々九州プロレスは、同じ1月3日
 この東京に帰ってくることができました!
 九州男児の全力投球を最後まで応援していただければと。
 九州男児の東京初詣!『上京2023』始まるばーい!」

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<九州男児東京初詣!~小さなカラダに大きな希望~[シングルマッチ] 15分1本勝負>
●一寸蒼天
(8分25秒 逆エビ固め)
○橋本和樹

昨年夏にデビューした九州生え抜きの新人・一寸の
東京初お披露目は初の対外マッチ!
相手は、九州プロレス初参戦の大日本プロレス・橋本和樹!

一寸はノーテーマで「よっしゃー!」と気合いの声で入場。
九州最小レスラーでありながら気迫十分。

ゴングが鳴ると基本に忠実なグランドの展開。
エルボー合戦にも引かず、前へ出る一寸。
強烈なサッカーボールキック、張り手、蹴りなど
武闘派の洗礼を受ける。
キャメルクラッチを粘りに粘り、なんとかロープエスケープ。

5分経過。一寸はドロップキックで起死回生。
自身のバックボーン(柔道)を生かした払い腰。
さらにトップロープからミサイルキックと畳み掛ける。

橋本のえげつない逆エビ固めは、なんとかエスケープ。
一寸はサッカーボールキックをかわすと丸め込み2連発。
エルボー連打で起死回生を狙うが、
逆に強烈なヘッドバッドで初めての流血!
さらに拷問レベルの逆エビ固めを決められ、ついに力尽きた。
一寸は、気持ちでは負けない姿勢を貫き、東京のファンの拍手を集めた。

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<九州発東京行~イッテンサン産地直送タッグマッチ~[タッグマッチ] 20分1本勝負>
桜島なおき & ●ばってん×ぶらぶら
(12分19秒 エビ固め)
○阿蘇山 & がばいじいちゃん
 ※マグマドライバー

これぞ九州!産地直送のタッグマッチ!?
福岡・鹿児島・熊本・佐賀、九州4県の強豪?東京初出荷!!

久しぶりに登場したじいちゃんは会場内を徘徊。
あまりに到着が遅すぎるため、待ちきれずゴングが鳴らされ、
阿蘇山一人で闘うハンディキャップマッチ状態へ。
餅を食べずに減量中の阿蘇山は、コンディション上々で
二人相手に、キレのある動きを見せる。

ようやくエプロンサイドにたどり着いたじいちゃんだったが、
阿蘇山のロープワークに巻き込まれ場外でダウン。
阿蘇山は再び孤軍奮闘を強いられる。

ばってん&桜島の組体操サボテンボム炸裂。
しかし阿蘇山はWラリアットで蹴散らし、遂にじいちゃんにタッチ。
早速、匠の杖さばきから、ばってんにゲートボールクラッシュ。
さらにロープ杖渡り。しかし、桜島に杖を奪われ股間を痛打。

ばってんは「これも慰問だ!」とじいちゃん虐待。
しかしそこで、じいちゃん高速化。二人まとめてドロップキック。
がばいボムは腰を痛めダウン

ばってんは阿蘇山へ「バリカタ!ハリガネ!粉落とし!」の
福岡名物エルボーを狙うも決まらず。
桜島は美しいドロップキックから串刺しエルボー。ブレーンバスター。
さらにばってんの福岡名物エルボーへつなぐもカウント2。

ばってんボンバーを軽く耐えた阿蘇山は、
ばってんを宙返りさせるほどの強烈なラリアットで倍返し。
じいちゃんは桜島の急所へ杖攻撃。
「チンチンが、、、」と悶える桜島へプランチャを放ち分断に成功。
チャンスと見た阿蘇山は、ばってんへマグマドライバーを決め
お尻丸出しの3カウント。

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<格闘原点回帰~蹴人 vs 変人~[UWFスターレーンルール・シングルバウト] 15分1本勝負>
△ 佐々木日田丸
(時間切れドロー)
△佐藤光留

日田丸の原点回帰。因縁深い“変人”との格闘技戦。
大嫌いで大嫌いで大嫌いで大好きな両雄が『U』の誇りを賭けて
10年4ヶ月ぶりに激突!

正々堂々、握手をかわすも、殺伐とした空気感に静まり返る場内。
アキレスを取り合い「全然痛くねえよバカヤロー!」と舌戦。
光留、強烈な掌底で最初のダウンを奪い日田丸流血。
日田丸は残りポイント4。

日田丸は下から三角絞めも、光留はエスケープしない。
互いに足首を取り合う、光留は膝十字に移行。
意地と意地のぶつかり合いも、共にエスケープは許さず。
日田丸はガッチリ胴締めスリーパーを決め、
ようやく光留はエスケープ。ポイントは4-4へ。

10分を過ぎ、鼻血を流しながらも果敢に関節を決めに行く日田丸。
殺伐さはどんどん増し、腹固め、逆片エビ固め、アキレス腱固めも
意地でもエスケープしない光留。
残り時間がどんどん無くなる中、一進一退、
腕十字、アームロック、フロントネックロック、三角絞めで
仕留めに行くも意地の張り合いのまま、無情にも時間切れのゴング。
ドローとなった。

試合後も、リストバンドを投げつけるなど、
これまでのUWFスターレーンルールの試合では観られなかった
気持ちがぶつかり合う殺伐とした闘いとなった。

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<上京2023 新春2大タイトルマッチ① ハイテンション vs ハイフライ[九州プロレスタッグ選手権試合] 60分1本勝負>
〈王者〉めんたい☆キッド & ●梶トマト
(14分34秒 片エビ固め)
〈挑戦者〉○SUGI & RAICHO
 ※夢創

2023デビュー20周年イヤーのめんたいとSUGIが、
九州タッグ王座を賭け激突!
昨年1.3新宿から続く二人の物語がいよいよ佳境を迎える!

試合は、めんたいvsSUGIの同日デビューの二人の
ハイスピードな闘いでゴング。
トマトはハイテンションで、会場の空気を一気に変える。
王者組は、コンビ結成3戦目と思えない好連携を見せるが、
ミル・グラアシスも一糸乱れぬノータッチトペコンを決めペースを引き戻す。

めんたいは二人へバックスプリングエルボーから
RAICHOへファルコンアロー。RAICHOは雪崩式フランケンシュタイナー。
SUGIは741からメサイアDDTと次々と五次元殺法を繰り出す。

王者組も負けじと、プランチャ&092の競演。
さらに次々とダイビングボディプレス2連発!
トマトはSUGIにターガースープレックスホールド。
SUGIはトマトに雪崩式のスパニッシュフライ。
トマトのスピードはカウント2と一進一退の攻防。

トマトに照準を絞った挑戦者組は、RAICHOのロックボトムから
SUGIのスワンダイブ式ファアイヤーバードへと繋ぎ、
さらに千本桜から夢創(合体式不知火)でトマトから完全な3カウント!

めんたい&トマト組は、初防衛に失敗。
SUGI & RAICHO組が第12代 九州プロレスタッグ選手権王者となった。

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<上京2023 新春2大タイトルマッチ② 猛獣王者 vs 侵略者 [九州プロレス選手権試合] 60分1本勝負>
〈王者〉● 野崎広大
(15分04秒 片エビ固め)
〈挑戦者〉○TAJIRI
※バズソーキック

九州新時代を築く猛獣王者の初防衛戦!
12.3玄海・桜島との3WAYを制し、挑戦権を獲得したTAJIRIの
一年をかけた「九州プロレス侵略最終章」!

TAJIRIは全日本プロレス退団後の初陣。
今、現在決まっている国内ラストマッチと語るTAJIRIの
動向が注目される一戦。

ゴングが鳴っても、なかなか組み合わず、揺さぶりをかけるTAJIRI。
野崎は王者の風格を増し、落ち着きを崩さない。

野崎は身体をフルに使い串刺しボディアタック。
「お前のプロレスは俺に通用せんぞ!」と挑発。
ならばと、じわじわボディブローを浴びせるTAJIRI。

野崎は力任せにコーナーポストに打ち付け、ボディプレス。
スリーパーで着実に攻める。
TAJIRIは、強烈な蹴りを野崎のボディに。さらにしつこいボディブロー。
野崎は強烈な一本背負いから、ダイビングボディプレスを狙うも、
TAJIRIにかわされ、ボディに致命的なダメージを受けてしまう。
TAJIRIはタランチュラを狙うが、場外へ落下。
野崎のラリアットからデスバレーボムはギリギリでキックアウト。

チャンスと見た野崎は、強烈な腰ばらいを狙うが、
TAJIRIは受けながらも宙でグリーンミストを放つ暴挙に。
そして、ローキック連打から強烈なバズソーキック!
しかしカウント1でハネ返す野崎。
砲弾ボンバーからの砲弾スピアーは顔面キックで迎撃され
逆にバズソーキックを喰らうもカウント2。
TAJIRIは、さらにトドメとばかりの強烈なバズソーキックを放ち、
遂にカウント3を奪う!

野崎は初防衛に失敗し、
TAJIRIが第12代 九州プロレス選手権王者となった。

※TAJIRIのマイク
「ちょうど去年の1月3日、場所もこの新宿FACEで、
 初めて九州プロレス観たんですよ。もの凄い感動しちゃって。
 すごくピュアで古典的でプロレスの大事なものをすごく守ってる。
 こんな団体が自分の生まれ故郷の九州にあったんだと。

 その日、筑前理事長と話をして、すごくロマンがある人だなと。
 久しぶりにそんな人に会ったなって感動して。
 その時、全日本プロレスと新たな1年契約を結んだばっかりでした。
 正直、ここ(九州プロレス)に加わって、残りのプロレス人生の
 自分の持ってるものを全部、力を注がせてもらいたいなと
 そん時は思ったんですよ。だけど、しばらく動くことはできない。

 だから九州プロレスに参戦するカタチで、侵略というカタチを取らせてもらった。
 どこを突いても、最初の感動した気持ちがさらに確信が強まっていって、
 ますますこの団体いいな、筑前りょう太、夢とロマンを持ったサムライだなと。
 そんな私の気持ちを12月3日、福岡の試合後の夜、実は話をしたんですよ。二人で。
 思いの丈を全て伝えたんです。あとは理事長、あなた次第だと思うんですよ。」

ここで筑前がリングイン。

※TAJIRIのマイク
「あなたが受け入れないなら、このベルト今すぐ返上して、
 海外に行きます。
 あなたが俺の思いを受け入れるなら、俺は九州プロレスのために
 全力を注ぎたいと思います。」

筑前
「あなたは、8ヶ月前、九州プロレスに現れて、
 激励と言いながら欺き、私に毒霧を吹いた。
 それから色々翻弄され、、、憎い、それに尽きる存在。
 だけども、僕の中には、その憎しみ以上の思いがある。
 

 僕はどうしてもプロレスで、九州を元気にしたい!
 憎かろうがあなたは、世界に誇るメジャーリーガーだ!
 憎かろうがなんだろうが、その力を借りて、
 俺は九州を元気にしたい!
 だから、あなたの力を貸して欲しい!

 あの時は一緒に叫んでくれなかった。
 もしここで、『九州ば元気にするバイ!』を一緒に叫び終えたならば、
 それがイコール九州プロレスのTAJIRI誕生ってことにしようやないの!」

そして二人は共に『九州ば元気にするバイ!』を叫び、ガッチリ握手。
事実上、TAJIRIの九州プロレス入団が決定した。

その後、感情を抑え切れないめんたいが、リングに登場。
「これは絶対おかしい!」と拒絶反応を示し、TAJIRI入団に異を唱えた。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
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