[ファイトクラブ]王座戦持越NXTガラスTベイトUK勢visa更新Jマハル投入女子20

[週刊ファイト1月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼王座戦持越NXTガラスTベイトUK勢visa更新Jマハル投入女子20
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■ WWE NXT NEW YEAR’s EVIL
日時:1月10日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

 日本時間木曜だけで何本の電話やメールが来たことかであって、WWEの激震が引き続きマット界世界最大の関心事であることは変わらない。サウジアラビア投資ファンドへの売却はすでに合意している。だからビンス・マクマホンが会長に復帰して、会社を非公開企業に戻すと「解説」している米国の専門媒体が複数ある一方で、まぁ普通に考えてそんなに急には決まらないものなんだが、サウジとの交渉は半年前からという分析もある。WCW売却時なりを思い出すまでもなく、幹部らが否定する一方で、実際には売却が行われていたのだから、ゴシップ・ニュース、いやフェイク・ニュースの類だと決めつけるのもよろしくない。かといって、ステファニー・マクマホン辞任の意味は大きいのだ。それが本誌1月19日号締切り時点の情勢となる。


 『新春悪魔』とタイトルの付いた特番というか、確かに中国の問題を持ち出すまでもなく世界中でビザの発給や更新が遅れがちになってはいるのだが、ようやくNXT UK所属だったテイラー・ベイトやガラスの米国就労ビザが更新されて、晴れて出てきたのを筆頭に、しばらく姿を消していたジンダー・マハルがNXT登場と、それなりのニュースも揃えた回ではあった。
 番組自体はチェイス大学のアンドレ校長の訓辞からで、女子バトルロイヤルに出場するティア・ヘイルちゃんにハッパをかけるところからんだが、公式写真は会場内のトニー・ディアンジェロと子分スタックスが出てくる絵から。NXTに出戻ったダイジャックにフォールされるカードであり、NXT北米王者のウェス・リーが実況席という図式になる。

 出戻っての初シングル戦になるダイジャックが二人まとめて大暴れ、スタックスには手錠かけて介入出来ないようにしてハイキック勝利なのは当然でしょう。


 インダス・シアー(サンガ&ヴィア・マハーン)とクリード(ジュリアス&ブルータス)、これが怪我などで延期を繰り返しているんだが、今回もマハーンの姿がない。サンガが「俺が二人まとめてやってやる」と言うのだが、後ろから襲ってきたのは元世界チャンピオンの肩書もあるジンダー・マハルだった。このセグメントはここまでなんだが、あとでジンダーとジュリアスのシングル戦が組まれるのだ。


 本誌のプッシュ通り、プリティ・デッドリー(エルトン・プリンス&キット・ウィルソン)英国組は召集が近いらしい。キザなヒールなんだが滅茶滅茶に上手い。もはや準備完了なんだが、今回は試練のガントレット戦として、次々に刺客が出てくる。

 もっと最初のロッカーズを名乗る二人だけは単なる無名の当て馬だ。名前の通りショーン・マイケルズとマーティ・ジャネッティの真似するんだが、若い客はわかってないと思う。現場監督のHBKさん、やや内輪ジョークのマッチメイクかも。
 ただ、ここからがタッグ王座を奪ったニューデイの紹介で、まずはマリック・ブレイド&イドリス・イノフェを丸め込むのだが、予定されたカウボーイ組(ジョシュ・ブリッグス&ブルックス・ジャンセン)が通路で何者かに襲撃されて出れないという展開に。そこに出てきたのが就労ビザ更新が出来た英国のガラス(マーク・コフィ&ウルフギャング)復帰である。


 さすがに3試合目はキツく、ガラスの合体技に沈んでしまうのだが、花道でニューデイと睨み合うので『ヴェンジェンス』PPV大会のタッグ王座戦はこのカードかも。


 金持ちのお嬢様キャラ、ティファニー・ストラットンも復帰宣言。「この半年で目覚ましく向上したのはワタシだ」と。はい、あとの女子20人バトルロイヤルに出てくる、まるで向上してない数名と比べたら確かにです。はい、元器械体操の五輪強化選手なのでした。

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