吉成名高がパコーンとオープンフィンガーグローブでのエキシ!4試合で3KO決着!「Betrnk presents TWO FC Vol.4」

 11月27日(日)オープンフィンガーグローブでのムエタイルールによる立ち技格闘技イベントTachiWaza OpenFinger Championship『TWOFC Vol.4』が大阪コレガスタジオで開催された。メインは前回9月4日『TWOFC Vol.3』で肘カットによる逆転TKO敗を喫したTHE ROCK MFCが、先週11月20日ジャパンキックボクシング協会「KICK Insist14」で吉成名高にKOされたチャイチャナー・ウォーヴィセットジム(タイ)と対戦。試合はまだ様子見とも思える段階で、THE ROCK MFCの左ジャブがチャイチャナーの前に出るタイミングでカウンターになって、大の字になるダウンでのKO決着でTHE ROCK MFCが勝利した。
 TWOFCスペシャルエキシビションマッチとして、日本人初ラジャ & ルンピニー王座を獲得した吉成名高が、自身初となるオープンフィンガーグローブでのムエタイ・エキシを2000年代後半~2010年代前半タイのトップクラスで現在も高い実力を保持するパコーンと2R行った。名高は、オープンフィンガーグローブでの試合も「興味が出た」と語っており、オープンフィンガーグローブ・ムエタイのONE参戦も期待したい。
 次回大会は、来年2023年3月26日(日)大阪・コレガスタジオで予定されている。
(C)TWOFC


■「Betrnk(ベットランク) presents TWOFC Vol.4」
日時:2022年11月27日(日)14:00開場/15:00開始
会場:大阪・コレガスタジオ
公式サイト:https://twofc.net/
入場チケット
SRS:20,000円 RS:10,000円 A:6,000円
※入場時別途ドリンクチケット500円
公式Youtubeチャンネルでライブ配信された


◇ルール
3分3ラウンド延長1R
オープンフィンガーグローブ
fairtex FGV12 コンバットグローブ 使用

・ムエタイ
首相撲有り
首相撲からの攻撃制限なし
肘はプロ上級者で、お互いの合意がある時のみ有り
足をかけないでの投げ有り

・キックボクシングルール
首相撲
キャッチなし
肘なし
投げなし

☆階級
アトム級 47.7〜52.2kg
ストロー級 52.3〜56.7㎏
フライ級 56.8〜61.2㎏
バンタム級 61.3〜65.8㎏
フェザー級 65.9〜70.3㎏
ライト級 70.4〜77.1㎏
ウェルター級 77.2〜83.9㎏
ミドル級 84〜93㎏
ライトヘビー級 93.1〜102.1㎏
ヘビー級 102.2〜120.2㎏O


<メインイベント第5試合 TWOFCムエタイ ストロー級(52.3〜56.7㎏)3分 3R・延長1R>
○THE ROCK MFC(タイ/MFC京橋ジム)-125ポンド(56.7㎏)TWOFC1敗
 1RKO 1分12秒 ※左ジャブ
●チャイチャナー・ウォーヴィセットジム(元泰国ムエサイアム イサーン ミニマム&ライトフライ級王者/タイ)-当日計量

タイ選手同士の対戦は、試合前のワイクルーがあった。

1週間前KOされたチャイチャナーは、ボディへの攻撃でのKOなので、THE ROCK MFCの試合をみて“あの相手なら大丈夫だ”と語って試合を承諾したが、2週連続のKO敗けとなってしまった。


<第4試合 TWOFCムエタイ バンタム級(61.3〜65.8㎏) 3分 3R・延長1R>
●ダウサコン・BANG BANG GYM(タイ/BANG BANG GYM)-138ポンド(62.6㎏)
 判定0-3(三者29-30)
○杉山卓(team FIST)TWOFC1勝-144ポンド(65.3㎏)

お互いやや積極性に欠けていたが、攻勢点で杉山が判定勝利をおさめた


<第3試合 TWOFCムエタイ エキシビションマッチ 90秒2R>

吉成名高(エイワスポーツジム)
・初代BOMフライ級王者
・泰国ルンピニー・スタジアム認定ミニフライ級王者
・泰国ラジャダムナン・スタジアム認定ミニフライ級王者
・泰国プロムエタイ協会フライ級王者
・WBCムエタイ・ナイカノムトムスーパー・バンタム級王者
・WBCムエタイ世界ミニフライ級王者
・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者
・WMC世界ピン級王者
・WPMF世界フライ級王者
・ルンピニージャパンミニフライ級王者
・泰国スポーツ協会ナーイ・カノム・トムライトフライ級王者
vs.

パコーン・PK・センチャイムエタイジム(タイ/エイワスポーツジム)
・BOMウェルター級王者
・元泰国ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者
・元泰国ルンピニースタジアム認定バンタム級王者
・元泰国ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者
・元泰国ルンピニースタジアム認定ライト級王者
・元泰国ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者
・元泰国プロムエタイ協会ライト級王者
・WMC世界ウェルター級王者
・WPMF世界ウェルター級暫定王座
・YOKKAO -65kg級王座
・Muay Thai Warriorsウェルター級王座
・MTAA世界ライト級王座
・2018REALHERO 67kg王者
・2013タイ国スポーツ統括MVP
・元パンアジア ボクシング協会 フェザー級暫定王座

一級線同士のハイレベルな技術を披露した。吉成名高は、エキシ終了2週間後の12月11日(日)自身のホームリングBOMでRISEフライ級(51.5kg)2位の空龍(空修会館)と対戦する。


<第2試合 TWOFCムエタイ 62.5㎏契約 3分3R・延長1R>
○松崎亮磨(T.B.nation)-137ポンド(62.1㎏)
 1RTKO 1分50秒 ※レフェリーストップ・パンチによる目尻のカット
●野原心(ムエタイクラブ縁蹴会/大和muaythaiフェザー級第2代王者)TWOFC1勝2敗-132ポンド(59.9㎏)

サウスポー同士の試合は、左ストレートを有効に使った松崎のパンチでカットした野崎にストップがかかり、TKO決着となった。


<第1試合 TWOFCムエタイ フェザー級(65.9〜70.3㎏) 3分3R・延長1R>
○やす(team FIST)-125ポンド(56.7㎏)
 1RKO 1分5秒 ※パンチ連打
●OIL MFC(タイ/MFC京橋ジム)TWOFC1勝-当日計量

9月4日『TWOFC Vol.3』大会のオープニングファイトでKO勝をおさめているMMA出身の“やす”がキックボクシング転向で、5月15日「TWØFC Vol.2」メインで勝利しているOIL MFC(タイ)に1R右ストレートからのパンチ連打で殊勲のKO勝。今後の活躍が期待される。