稲妻柔術=キングダム柔術クラスの帯昇格T開催 立川格闘技ファスタ2022~Rookies-未来-~最終日

稲妻柔術=キングダム柔術クラスの帯昇格T開催 立川格闘技ファスタ2022~ROOKIES-未来-~最終日

 東京都多摩地区の格闘技団体の雄、キングダムエルガイツが毎年開催している立川格闘技フェスタシリーズが2022年は第8波とも言われる現在のコロナ禍の状況を鑑み、キングダムエルガイツ団体としても初の無観客大会で開催され、この日最終イベントとしてキングダムの柔術部門=稲妻柔術の帯昇格を目指したトーナメントが開催され8名がエントリーした。なお、試合時間3分間だがブラジリアン柔術の公式ルールに乗っ取り開催されている。

■ 立川格闘技ファスタ2022~ROOKIES-未来-~
日時:11月27日(日)
会場:立川コロッセオ

第一回稲妻柔術杯帯昇格トーナメント(8名参加)

<第一回稲妻柔術杯帯昇格トーナメントトーナメント決勝戦>
〇マーク(稲妻柔術立川/会社員)
 1本 2分59秒 送り襟締め
●ペリー川口(稲妻柔術立川/刑務官)

川口は、次期紫帯候補。稲妻柔術では指導員への道も開ける。

 川口は、昨年青帯を取得。キングダムエルガイツ20周年記念大会でも見事勝利し、そのテクニカルな寝技で今一番紫帯に近い存在だ。決勝までは柔術家らしくポイントを積み重ねて勝利するスタイルで上がってきた。対するマークは今年の初試合では展開を終始有利に進めながらも怪我によるトラブルで敗退。巻き返しの本トーナメントでは1回戦で、最近体調を大きく崩し本調子ではないものの、キングダム立川ジムの名物グラップラー、寝技太郎に判定勝利。続く準決勝を三角締めで切り取り決勝進出した。稲妻柔術ではキツイ元立ちを誰よりもこなした成果が出たものといえよう。

変形三角締めから、三角締めは移行。ガッチリと決め準決勝1本勝ち。

 試合開始早々、得意のレスリングテクニックでタックルから片足をとるマーク。川口はなんとかこれを凌ぐ。今度を引き込みを見せる川口。デラフィーバーからのスイープなどを仕掛ける。ラぺを取り展開を試みる川口だが、体格に勝るマークは両手を抑えてそれをさせない。展開が大きく動いたのは、セコンドの「マーク、上にいるんだからアタック!」の声から。パスを試みるマークと川口が縺れたところで、ガブリからバックを狙うマーク。

 しかし、川口はなかなかフックを許さない。また両者が縺れて川口が潜りも見せたところから、再びマークはバックポジションをキープ。最後は試合終了1秒前に送り襟締めを決めた。

二日前のルーキーTでは完全優勝を果たしていたジングナー・寝技三郎。三角締めを決めかけたが、ポイント差の判定負けとなった。疲れが見えたか。

 試合後、入江代表は「終わってみれば、王国寝技三銃士の寝技太郎。二日前のルーキートーナメント覇者、ジングナー・寝技三郎が1回戦で敗れるなど波乱の展開だったが、逆に稲妻柔術のグラップリング力が露呈した恰好となった。6日で5大会と無観客ではあるが、キングダム史上、最大ハイペースの大会スケジュールだった。これで2023年1月29日に府中市で開催される、キングダム府中支部の主催大会へバトンをつなげたと思う」とコメントを残した。

ジュニアから唯一参加の中学生、一心君。

外部リンク キングダムエルガイツ公式HP
トップ | 総合格闘技ジム|公式サイト|キングダムエルガイツ (kdegs.com)


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