400年以上の時代を越え、日本の宝から世界の宝へ世界文化遺産の姫路城下で開催された『チャクリキ16』はこの夏の熱さのように熱戦の連続となった。
メインではチャクリキのリングに初めて“涙のカリスマ”こと邪道・大仁田厚が降臨。昨夜、川崎の等々力競技場で行われる予定であった川崎フロンターレvs.京都サンガF.C.の前に開催されるであった電流爆破マッチが台風の影響で中止になり、やむなく無観客での強行開催。そのストレスを吐き出すかのように、J-NETWORKの元王者・前口太尊&元シュートボクシング王者・鈴木悟組を相手に大仁田劇場を展開。
越境打撃系タッグチームは試合前から大仁田にストリートマッチを要求。受けた大仁田、佐野直組はゴングとともに場外乱闘へ。大仁田は前口の脳天を椅子で叩きつけ、さらに佐野は荒い攻撃で前口の額を流血させる。佐野のブレーンバスター、大仁田のスープレックスや急所へのヘッドバッドで一方的に前口を責めつけた。途中スリーパーで前口も反撃するが、大仁田組は余裕そのもの。交代した鈴木も得意の蹴りで対抗するがそこまで。
最後は弱った前口を二人がかりのブレーンバスターから大仁田はバックドロップを繰り出し完全フォール勝利。その後はいつものリングパフォーマンスで観客を酔わせる。そしてリングに上がったチャクリキ甘井代表に向かい、次回チャクリキに上がる時は電流爆破マッチの実現を約束させるという展開になった。
尚、ICO認定MMAウェルター級王者決定トーナメントにおいては安楽ヂエゴが新王者に。ICO認定インターコンチネンタル初代ヘビー級王座にはチーム日高の入田和樹が新王者に。そして第2代ウェルター級グラップリング王座には安楽ホドリコが勝利した。
勝利した安楽兄弟
■ 日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI16 白鷺祭
日時:8月14日(日)
会場:姫路県立武道館
<ICO認定MMAウェルター級王者決定トーナメントの準決勝第1試合、5分2R(延長1R)>
●久保慶周(和術慧舟会セイゴ道場)
判定3-0
○カタナマン(IMPACT)
<ICO認定MMAウェルター級王者決定トーナメントの準決勝第2試合 5分2R(延長1R)>
○安楽ヂエゴ(グレイシーバッハ姫路)
1R1分18秒 TKO
●三角宗(IMPACT)
<MMAマッチ 60kg契約 5分2R 第3試合>
○RYOTA(グレイシーバッハ姫路)
1R3分58秒 スリーパー・ホールド
●朋弥(STAKE)
<キックマッチ フェザー級 3分3R>
○KEN-KEN(CRAZY WOLF)
判定3-0
●庄司理玖斗(拳之会)
<キックマッチ 58kg契約 3分3R>
●竹添翔太(インスパイヤードモーション)
判定2-0
○中元優成(teamBonds)
<キックマッチ 52.5kg契約 3分3R>
●ブルドッグ茂(契明ジム)
判定3-0
○JIN(楠誠会館)
<キックマッチ 65kg契約 3分3R>
○竹市一樹(二刃会)
3R2分33秒 TKO
●yusei(グレイシーバッハ姫路)
<第2代 ウェルター級 グラップリング王者決定戦 5分3R(延長1R)>
○安楽ホドリゴ(グレイシーバッハ姫路)新王者になる。
1R1分24秒 逆十字固め
●大和ヒロシ
<ICO認定インターコンチネルタル初代ヘビー級王者決定戦 3分5R(延長1R)>
○入田和樹(チャクリキ代表)初代ヘビー級王者になる。
3R2分38秒 TKO
●大番高明(グラジエーター代表)
<ICO認定MMAウェルター級王者決定トーナメントの決勝戦>
○安楽ヂエゴ(グレイシーバッハ姫路) ※初代王者になる。
1R1分49秒 フロントスリーパー
●久保慶周(和術慧舟会セイゴ道場)
<プロレスリング タッグマッチ 30分1本勝負>
○大仁田厚 佐野直
12分24秒 バックドロップからの体固め
●前口太尊(飯伏プロレス研究所) 鈴木悟(チャクリキ)
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