但馬ブランドン・ミツロ2戦目で日本ヘビー級王座獲得!コロナ罹患後の力石政法KOで東洋王座防衛!クロアチア国籍の石井慧 勝利!『3150FIGHT Vol.3』

(C)3150FIGHT
 8月14日大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技で亀田興毅プロデュース、通常の国際式ボクシングよりショーアップされた『3150FIGHT Vol.3』が行われた。メインはヘビー級期待の但馬(タジマ)ブランドン・ミツロがプロ転向2戦目で日本ヘビー級王座を獲得、人材不足の階級とはいえ、ヘビー級の体で体重の乗ったスピードあるパンチを打ち、打ち分けも上手い但馬は、ブラジルの血も入っていることもあり日本人離れしている。今後本場ヘビー級外国人選手との試合も期待がもてる。
トップ写真:上段より但馬ブランドン・ミツロ、力石政法、石井慧
■『3150FIGHT vol.3 ​~最高のボクシング 再興へ~』 
日時:2022年8月14日
会場:エディオンアリーナ大阪第1競技場
主催:亀田プロモーション​
認定:日本ボクシングコミッション

<公式戦終了後エキシビション ABEMA スペシャルマッチby「3150FIGHT」63kg契約 3分3R>
皇治(33・TEAM ONE)
 vs.
ヒロキング(29・福重浩輝)

 プロキックボクシングキャリアでは50戦を超える皇治が、JBC(日本ボクシングコミッション)管轄外の為、国際式プロ2戦2勝(2KO)のヒロキングと勝敗の付かないエキシビジョンマッチ3Rを慣行、立ち振る舞いで実力以上の知名度がある皇治が競技の違いはあれど、圧倒的なキャリア差のある選手とのエキシを大会前のパフォーマンスで煽って盛り上げようとしたエンタメエキシだった。

<公式戦終了後 エンタメファイト 1分2R ヘッドギア着用>
クレイ勇輝(元キマグレン、元プロボクサー)
 vs.
長石優敬(株式会社シティコミュニケーションズ人事部長)


エンタメファイト2試合は、主催側も公式戦(本戦)とは切り分けていた。

<メインイベント 日本ヘビー級(90.7キロ以上)王座決定戦10回戦>
○但馬ブランドン・ミツロ(27・KWORLD3/日本ヘビー級1位)
 1RKO 1分9秒 ※レフェリーストップ
●イ・ソンミン(31・韓国/韓国ヘビー級王者)

 母がブラジルの日系ブラジル人でアマ5冠達成している但馬ミツロは、日本でのヘビー級人材不足ということもあり、デビュー2戦目で韓国ヘビー級王者と日本ヘビー級王座決定戦を行い、圧倒的なパンチのスピード差と上下の打ち分けで1RKO勝利。プロ2戦目で王座を獲得した。

<セミファイナル 東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>
○力石政法(28・緑/王者)
 4RKO 2分45秒 ※左アッパー
●トムジュン・マングバット(24・フィリピン/東洋太平洋スーパーフェザー級14位)
※力石が初防衛に成功

 試合前にコロナ罹患して隔離期間などでも試合出場ギリギリだった力石が左アッパーでKO勝、減量苦もあり東洋王座よりステップアップして、階級もあげて世界を目指していく意向であることをコメントした。

<ABEMA スペシャルマッチby「3150FIGHT」北京五輪柔道金メダリストがボクシングに参戦>
○サトシ・イシイ/石井慧 (クロアチア/北京オリンピック柔道男子100kg超級金メダリスト)
 判定2‐0
●高山秀峰 (スパイダー根本)

 クロアチア国籍も取得してサトシ・イシイで国際式デビュー戦を行った石井慧が、ボクシングの動きで上回る高山を前に出て2-0のマジョリティ判定で勝利、基礎体力・格闘技キャリアの地力差をみせ、国際式ボクシングデビュー戦を飾った。

<世界ランカー同士のハイレベルな戦い フライ級8回戦>
●宮崎亮(33・KWORLD3/元WBA世界ミニマム級王者・現日本フライ級12位 )
 1RTKO 2分43秒 ※レフェリーストップ
○アサエル・ビリャル(28・パナマ/WBC世界ライトフライ級8位・IBF世界ライトフライ級14位)

<37歳元世界1位大沢“世界へのラストチャンス 58キロ契約8回戦>
●大沢宏晋(37・オール/元WBO世界フェザー級1位・現日本フェザー級5位)
 5RKO 2分54秒 ※左フック
○ジョー・サンティシマ(26・フィリピン/WBO世界フェザー級15位)

<NEXT王者候補・福永が難敵に挑む 56.5キロ契約8回戦>
日本スーパーバンタム級14位
○福永宇宙(24・黒潮)
 判定3-0
●山下賢哉(25・JB SPORTS)

<新怪物候補・野口のプロ2戦目 65キロ契約4回戦>
●野口海音(23・ハラダ)
 判定
○キム・デフン(24・韓国)

1Rキムがダウンを奪い、2、3R野口は盛り返すがダウンポイントを覆せず判定敗

<ライト級5回戦>
●マジスカ小坂(27・KWORLD3)
 判定0-3
○高橋良季(26・オール)

<フェザー級4回戦>
●朝倉雅也(20・陽光アダチ) 
 判定0-3
○中原博斗(18・倉敷守安)


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼3150FIGHT前日会見~現場取材から見た『カラマーゾフの兄弟』表と裏

[ファイトクラブ]3150FIGHT前日会見~現場取材から見た『カラマーゾフの兄弟』表と裏

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’22年08月25日号石井慧3150Fight皇治 Chakuriki白鷺祭 終戦記念日G1クライマックス