生中継Rampage翌日Battle of The Belts MOX 竹下幸之助 Mレイン監督兼

■　AEW Rampage
日時：8月5日（現地時間）
会場：米ミシガン州グランドラピッズ　ヴァン・アンデル・アリーナ

　AEWはWWEがトリプルH政権になったことを極めて恐れている感がある。まして、先週のRampageが決して劣る内容ではなかったのだが視聴率が非常に悪かった。ひとつに、Dynamiteの会場3時間目を流しているだけというのが知れ渡っている。それに気づかせないようにするのも放送局の仕事なんだが、なんかお茶の間のライト層にもわかってしまうところがあって、DARKやDARK Ellevationはいわゆる「二軍」番組だが、DynamiteとRampageは同格のAショーとの建前のものの、こっちはイイと思われている節がある。まして、いつもマスコミへの公式写真が遅いだけでなく、前回のDynamiteは現地カメラマンの手配をミスったのか、ついに届かないまま。タズ軍の崩壊を解説席のタズ本人が解散を認めたニュースもあったのだが・・・。

　ということで今回のRampageは生中継、写真も先ほど届きました。もっとも、翌日の特番『Battle of The Belts 3』の収録も兼ねていて、ファンが試合結果をSNSに書いてしまっているのだが今の時代は仕方ないだろう。
　また、1時間番組のRampageはレスリングを魅せるAEWなら3試合くらいでいいと思うし、前日に配布されたpreview画像には竹下幸之助なんかなかったのだが、上記はあとから慌てて差し替えられたものである(笑)。つまり、その特番『Battle of The Belts 3』でクラウディオ･カスタニョーリのROH王座に挑戦するので、誰か名前のあるやつに勝つ試合を入れないといけないとなったのだろう。そりゃジョン・モクスリーとイイ試合やったとか評価うなぎ登りだからROH王座戦になったんだが、前出のDARKとかDARK Ellevationでは勝利しているカードがあっても、「そんなのまで見てません」と言われてしまうのがオチだからだ。なので、急に台割りに入れたから他の予定試合の尺が短く削られてしまうのであった。

　それでRampageは人気者のジョン・モクスリーを重要な第1試合に投入して、サザン・サイコ・マンス・ワーナー戦を組んだことで、ようやく『リック・フレアー引退試合』の第2試合で、ダメ、ダメの酷いバトルロイヤルに優勝したのがこのマンス・ワーナーと。なんで彼が優勝だったのか、ようやくここで点と線が繋がりました。トホホ。まして、またAEW流血戦やるんですかぁ？　

　新日参戦で覚えたのか、V1アームロックとかもやってたんですが、最後はブルドック・チョークでした。

　竹下の相手はドルフ・ジグラーの実弟ライアン･ネメスに。短い尺だったけどお客さんはTAKESHITAを応援している。トドメの一撃はハードヒットなランニング・ニーが顔面に命中。ネメスの相棒アバロンも退治してました。

　キャリア17年のマディソン・レインが女子部門のコーチ兼選手としてAEWと契約したことはリリースが回ってきたので知っていたけど、それを番組の実況で言ったのは驚き。普通はそういうウラの役割は一般視聴者には紹介しないものなのだが・・・。
　レイラ･グレイのいいところも引き出してあげた上で、くるっと回る必殺のクロスレインで仕留める本戦デビューなんだが、次回Dynamite予告としてTBS王者ジェイド･カーギルが出てくると。ムキムキ女のカーギル、そりゃルックスが超ユニークなんだがレスラーとしては新人もいいところ。なるほど、次の試合はマディソン・レインが特訓して作るんでしょう。

　番組トリはストリートファイトというお題目で、AEW世界タッグ王者のキース・リー&Swerveストリックランドに、Premier Athleteトニー・ニース（8月6日が誕生日）&ジョシュ･ウッズ、もちろん『リック・フレアー引退試合』にもImpact WrestlingとMLWの対抗試合に試合を壊す役で出てきたAEWのSmartMarkスターリングの軍団との因縁カードが組まれた。正直、期待してなかったんだが、なんとこれがベストマッチ賞になるとは・・・。

　まぁ、またこういう凶器ありの、誰かが日本のビデオを見てパクったような進行のカードAEW好きやなぁ・・・。刺激はあるからライト層にも受けるんだろうけど、おかげでWWEは「PG14」（14歳以下は不可のRating）に変えようかという議論があるのだが、AEWはもとから「子供は見なくて構わない」方針なんで、ハチャメチャにやってくれます。